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レポート

【BOUT】RISEランカーの拓也が国際戦で勝利、匠朗が安斎宙を破り、大倉萌はKO勝ちデビュー

2020/01/24 22:01
【BOUT】RISEランカーの拓也が国際戦で勝利、匠朗が安斎宙を破り、大倉萌はKO勝ちデビュー

拓也(右)が国際戦で勝利し、RISEでの活躍を誓った

「ノースエリア格闘技イベントBOUT39」
2020年1月19日(日)北海道・コンカリーニョ

▼第5試合 RISE公式戦 バンタム級 3分3R+延長1R
〇拓也(蹴空ジム/RISEバンタム級4位)
判定2-0
×イ・スンヒョン(エキスパートジム/DEEP☆KICK-55Kg級4位)


 昨年11月、RISE NORTHで行なわれた津田鉄平(新宿レフティージム)との再戦では津田にリベンジを果たした拓也がホームリングであるBOUTに帰還。新春第一戦でイ・スンヒョンを迎え撃った。

スンヒョンはDEEP☆KICKの常連で、一昨年7月には鷹介から勝利を収めている。母国・韓国ではプロボクサーとしてのキャリアもあるという24歳だ。

 1R、先手をとったのはスンヒョンの方だった。ワンツーからの左ハイで拓也の足を止める。さらに右ストレートを被弾した拓也は右目下をカットしてしまう。「1R、左のハイキックを効かされてしまった。右目下のカットは切られた瞬間、痛かったですね」(拓也)


 しかし、地元のリングでこのまま大人しく引き下がるわけにはいかない。2Rになると左フックで反撃を開始。さらに左ボディフックからの右のヒザ蹴りでスンヒョンを追い込む。「1R後のインターバルで相手が疲れていることがわかったし、自分の攻撃を嫌がっていることもわかったので、思い切って詰めていきました」

 続く3Rも拓也はプレスを弱めず、スンヒョンを追い込んでいく。2R同様、ボディフックやカウンターのヒザ蹴りをスマッシュヒットさせていく。判定は2-0で拓也。これで2連勝。通算戦績を17戦14勝(2KO)3敗とした蹴空ジムのエースは「3Rが終わった時点で勝利の確信はなかった」と振り返った。「3Rはとったと思ったけど、2Rは見方によっては微妙だったかと」


 さらに試合前から右の拳を負傷していたことを明かした。「そのせいで今回は右のパンチをあまり打てる状況ではなかった。まだ自分から誰と闘いたいといえる立場ではないけど、ドクターと相談しながら(昨年7月に敗北を喫した)結城選手にはリベンジしたい」

 現在はRISEバンタム級4位。今回の勝利によって、拓也はさらに上位を狙う。なお、BOUT次回大会は4月19日、今回と同じコンカリーニョで行なわれることが発表された。

▼第4試合 RISE公式戦 バンタム級 3分3R
×安斎 宙(Kickboxing Academy Sapporo)
判定3-0
〇匠朗(KSS健生館/2018全日本新空手K-2グランプリ軽量級第三位)


 昨年11月、那須川天心とのエキシビションマッチで名前を売った安斎がセミファイナルに登場し、京都を拠点に活動する新空手の匠朗を迎え撃った。

 この一戦をステップにRISEバンタム級のランキング入りに王手をかけたかった安斎だが、以前BOUTでプロ初勝利をあげた匠朗のサウスポー対策は万全。左右に肩を大きく揺らしながら動き続け、安斎に的を絞らせない。焦る安斎が大振りし始めると、冷静に左ローや右のインローを打って試合の主導権をたぐり寄せる。安斎が得意のミドルキックを打っていても、蹴り足をキャッチしてストレートを打ち返す。

 2Rになると、ローからワンツースリーと軽快な連打を打ち込んで安斎を後退させ、安斎の応援団をどよめかせた。3R、もうあとがない安斎は接近戦に挑み、膝蹴りを効かせこのラウンドはポイントを奪うがダウンを取るまでは至らず1、2Rを取った匠朗が勝利を飾った。


「勝因は練習してきたサウスポー対策をしっかりとできたこと。足を止めてしまうと相手のミドルでやられてしまう可能性が高かったし、僕の方がリーチは短かったので、しっかりと体を振りながらパンチで行こうと思っていました。とりあえず勝てたのでホッとしています」(匠朗)

これで匠朗はプロ2勝目。奇しくもいずれも白星もBOUTであげている。今後は体重をベストの53kgに落とし、フライ級戦線で活動するつもりだ。

▼第3試合 RISE公式戦 49kg契約 3分3R
〇大倉 萌(三鷹ムエタイクラブ※帯広出身)
TKO 2R 2分48秒
×渡邊奈央(キングムエ)


 空道で活躍中の大倉萌が地元・北海道でキックボクサーとしてデビュー。初陣を飾った。拳を交わしたのはキングムエ所属の渡邉奈央。これがプロ2戦目となる名古屋期待の女子キックボクサーだ。

 第1R、大倉はガードを高く上げながら、タイミングよくカウンターのヒザ蹴りや前蹴りを当てていく。とりわけ渡邉のアゴを何度も上げた前蹴りの破壊力は抜群。そのタイミングと軌道は同じ大道塾吉祥寺支部の兄弟子で、キックボクサーとしても何度かタイトルマッチに出場した末廣智明のそれと重なり合った。

 とはいえ、タイで活躍中の福田海斗を育て上げた佐藤孝也会長のもとで練習を積む渡邉の根性は天下一品。前蹴りで大量の鼻血を出しながら、果敢に打ち合いに挑んでいく。打ち合いでは何度か大倉を追い込む場面もあったほどだ。


 しかしながら2R以降も、大倉はデビュー戦とは思えぬ前蹴りで渡邉を追い込み、最後はスタンディングダウンを一度奪ったあと、出血多量によるレフェリーストップ勝ちを収めた。デビュー戦を飾った大倉はキックボクサーとしても魅力十分。今後は空道と並行してリングに上がる青写真を描く。

▼第2試合 BOUTキックボクシングルール 57kg契約 3分3R(肘・首相撲有効)
〇谷村愛翔(Kickboxing Academy Sapporo/P's Lab札幌)
KO 1R 37秒
×平田 修(チームシャムエボルヴ)

 北海道では現役高校生キックボクサーとして注目を集める谷村愛翔が第2試合に登場し、同じく北海道を拠点に活動する平田修と激突した。年齢は平田が25歳上という一戦となったが、谷村は右ストレートで先制のダウンを奪う。これで勢いに乗ったのか、粘る平田のアゴを再び右で打ち抜き、失神KOに追い込んだ。

▼第1試合 BOUTキックボクシングルール 55kg契約 3分3R
〇梅田将成(KFG URAWA※函館出身)
KO 1R 2分08秒
×金岡岳斗(BLITZジム)

 BOUTは北海道在住、あるいは出身の選手起用にこだわる。第1試合には函館出身で現在は埼玉を拠点に活動する梅田将成(KFG URAWA)がリングイン。静岡県から飛来した金岡岳斗(BLITZジム)と激突した。ふたりとも、これがプロデビュー戦だ。金岡はデビュー戦ながら、キックボクシングを始める前はブラジルでサッカー選手としてプレイしていたという異色のキャリアを持っていただけに注目されていた。

 それでも、第1R、梅田はパンチの連打でダウンを奪ったあと、右フックで金岡に引導を渡した。

文=布施鋼治

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