堀井(右)ののけ反りメンチ切り“フラッシュバック”を今回は無視した山崎
2020年1月25日(土)東京・後楽園ホール『Krush.110』の前日計量&記者会見が、24日(金)都内にて13:00より行われた。
セミファイナル(第7試合)のスーパー・ライト級3分3R・延長1Rで対戦する、第4代Krushスーパー・ライト級&第3代ライト級王者・山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)はリミットちょうどの65.0kgでパス。
対する堀井翼(ネクサスジム)は“股間王”と書かれたチャンピオンベルトを巻いた自分のパネルを持参し、一緒に秤の上に乗ったが67.0kgでオーバー。そこでパネルを置いて64.8kgでパスするという奇妙なパフォーマンスを行った。
その後の会見で堀井は「どうも、股間王の堀井です。明日はやるだけです。これは喧嘩なので男としてガッツリとスイッチが入っているので、明日は男として喧嘩をして勝ちます」、山崎は「自分でもしっかりいいトレーニングを積んでこれたので、堀井選手もいい感じで僕のスイッチ入れてくれるので明日はいい試合ができると思います。注目お願いします」と、両者ピリピリとしたムードを漂わす。
これが4年2カ月ぶりのKrush参戦となる山崎は「ワクワクしています。後楽園ホールも久しぶりなので。対戦相手を募集してアツい気持ちを持った堀井選手と戦えるのは非常に楽しみ。いい作品が生まれると思っています」と、古巣への帰還にやる気十分。3月の『K'FESTA』で王者・安保瑠輝也vs挑戦者・不可思のタイトルマッチが決定したことで山崎のタイトル挑戦はなくなり「悲しいですね」と言うが、「それは関係ないです」と今回の試合に集中している。
一方、堀井は計量での奇妙なパフォーマンスについて聞かれると「あれはもう一人の俺。一緒に来たいと言うので連れてきました。2人で戦おうと思っています。2vs1みたいな感じで。もう一人の俺はすげぇ…とりあえず2vs1って感じですね」と、しどろもどろになりながらも説明。"喧嘩"という言葉を使ったのは今までの試合とは違う心境なのかと聞かれると「違いますね。まあ、やってやろうと思います」と答えた。
堀井の様子につい表情を崩してしまった山崎だが、「ガチンコファイトクラブでもこんな絵に描いたようなチンピラはいなかったと思います。そういう気持ちで挑んで来てくれるのは僕も受け応えがある。でも僕は喧嘩ではなくKrushとして競技としてバッチリ倒しにいきます。それがアグレッシブファイトでも、喧嘩ファイトでも見ている人にそう映るなら、それで盛り上がるならいいこと。会場に来てくれたファン、見てくれる人に山崎vs堀井でよかったと思うような勝負にしたいと思います」と、好勝負を誓った。
最後には堀井が「明日は最高なことが起きる」と予告、山崎も「見に来てよかったと思うような試合をするので化学反応をお楽しみに。注目してください」と、堀井と一味違う試合をすると話した。