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【ONE】与座勇貴を破ったナビル・アナンがムエタイ世界フェザー級王者ニコ・カリロに挑戦、プラジャンチャイとアリーフがストロー級ムエタイ世界王座統一戦=12・18ONE FF

2026/10/29 22:10
 2026年12月18日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 183&The Inner Circle 43』(U-NEXT配信)にて、ONEフェザー級(-70.3kg)ムエタイ世界タイトルマッチ3分5Rが決定。王者ニコ・カリロ(スコットランド/Deachkalek Muay Thai Academy)にナビル・アナン(アルジェリア・タイ/Team Mehdi Zatout)が挑戦する。  王者カリロはWMOウェルター&スーパーウェルター級王座、ISKAムエタイ世界65㎏級王座などを獲得。2023年4月にONEに初参戦すると、ムアンタイやノンオー、セーマペッチらを相手に4連続KO勝ち。ONE参戦前から合わせると15連勝を飾っていたが、2025年1月のONEバンタム級暫定ムエタイ世界王者決定戦でナビル・アナンに初回TKO負けを喫した。  4月にフェザー級に上げるとシッティチャイを左ボディでKOし、11月にルーク・リッシもTKO。2026年2月にシャドウに判定勝ちでONEフェザー級暫定ムエタイ世界王者となり、7月に正規王者タワンチャイが王座返上したことにより、正規王者に昇格した。8月にはキックボクシングに初挑戦でジョウ・ジアチャンを2RでKOした。戦績は30勝(7KO)4敗1分。  挑戦者アナンは、ONEバンタム級で195㎝という規格外の長身を誇る。テコンドー、空手(いずれも黒帯)を経てムエタイを始め、パタヤの地方スタジアムで経験を積んで2017年からルンピニーとラジャダムナンのメジャースタジアムに進出。2022年5月にはWBCムエタイ世界フェザー級王座に就いた。『RWS』出場を経て、2023年6月にONE初出場にしてスーパーレックと対戦したが初回KOで敗れている。  その後はナックロップ、ムアンタイ、クラップダムなど強敵を相手に5連勝を飾り、2025年1月にはニコ・カリロに初回TKO勝ちでバンタム級ムエタイ暫定王座を獲得。3月の日本大会で王座統一戦を行うはずだったが、正規王者スーパーレックが体重超過で王座はく奪、ノンタイトル戦でアナンがリベンジを果たした(その後、アナンが正規王者に昇格)。キックボクシングルールでイリアス・エナッシ、和島大海に勝利も、2026年3月にランボーレックに敗れ王座陥落。8月にもスアキムに惜敗したが、10月にキックボクシングで与座優貴に勝利した。戦績は40勝7敗1分1無効試合。  前述の通り、両者は2025年1月にバンタム級ムエタイ暫定王座決定戦で対戦。アナンが徹底してジャブを突き、ジャブから槍のような右ストレートを打ち抜いてダウンを奪うと、右ハイ、右フックでダウンを追加して1R2分35秒、TKO勝ちで暫定王座に就いた。  両者がフェザー級に上げての再戦。階級を上げてボクシング仕込みのハンドコンビネーション、ローキック、ヒジ打ちのパワーが上がったカリロだが、離れてジャブと前蹴り、近付けば軽々と顔に届くヒザ蹴りがあるアナンを相手にノックアウトショットを叩き込むことが出来るか。  今大会では、ONEストロー級(-56.7kg)ムエタイ世界王座統一戦として、正規王者プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ/P.K. Saenchai Muay Thai Gym)vs.暫定王者アリーフ・ソー・デチャパン(マレーシア/Sor Dechapan)も決定。  プラジャンチャイは元ラジャダムナンスタジアム認定フライ級王者、元ルンピニースタジアム認定バンタム級&スーパーバンタム級王者。ボクシングでもWBAサウスアジア・バンタム級&フェザー級王座に就いている。スピードがあり、ハイレベルなテクニシャンタイプのムエタイトップファイターの一人。  2021年7月のONE初参戦で、いきなりサムエーに挑戦して判定勝ちでストロー級ムエタイ世界王座に就いたが、2022年5月の初防衛戦でジョセフ・ラシリにTKO負けで陥落。2023年6月にサムエーをKOして暫定王座に就くと、12月にラシリとの王座統一戦を初回KOでリベンジに成功し、王座返り咲きを果たした。  さらに2024年6月には“人生無敗の男”ジョナサン・ディベラに挑戦し、判定勝ちでストロー級キックボクシング世界王座も奪取したが、10月はディベラとの再戦で敗れキックボクシング王座を失った。2026年10月、キックボクシングでワン・ジュングァンに判定負けし、2連敗中。戦績は340勝53敗3分。ONEでは7勝2敗。また、プロボクシングでも3戦3勝。  アリーフは2023年4月のONE Friday Fightsから参戦し、4連勝(2KO)を飾ったが2024年4月にジャン・ペイメンに判定負け。続く7月のエリス・バルボーサ戦も判定2-1で敗れたが、8月にザカリア・ジャマリをKOして再起。その後は破竹の6連勝で、2026年7月にサムエーを右ストレートでKOしてONEストロー級ムエタイ暫定王座に就いた。177cmの長身の22歳。ONE戦績は10勝(6KO)2敗。  当初、アリーフは2025年12月にラマダン・オンダッシュを破り、プラジャンチャイへの王座挑戦権を得ていた。しかし、プラジャンチャイが負傷のため長期離脱。対戦は見送られ、アリーフが暫定王者となって今回の統一戦で実現することとなった。  カギを握るのは、アリーフのパンチとプラジャンチャイの首相撲からのヒザか。アリーフが早い段階で首相撲に捕まれば、後半へ向けて確実に削られるだろう。アリーフとしては前半のラウンドでダウンまたはKOを奪いたいところだ。
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