永澤に“恐竜の子”というキャラ設定をし、サルエルザウルスを連れてきた皇治
2026年12月29日(火)神奈川・横浜BUNTAI『K-1 WORLD MAX 2026』の第一弾対戦カード発表記者会見が、10月27日(火)都内にて行われた。
K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rとして、王者・永澤サムエル聖光(B Make)に皇治(TEAM ONE)が挑戦する。

会見でついに皇治と顔を合わせた永澤は「本当に来てくれたんだね。まずはありがとうございます。皇治くんおびき寄せ作戦成功したと思うので、あとは12月29日、初めてのKO負けを見せてあげようかなと思ってるので。決まったからには、みんなそれを楽しみにしててください。しっかりぶっ飛ばそうかなって思ってます」と、オファーを受けた皇治に感謝しつつ、KO負けを味わわせると宣言。
皇治は「皇治劇場の始まりでしょう。皆さんご存じだと思いますけれど、プロの打ち合わせ師ですからね。長い間打ち合わせを重ねてここに来ましたよ」と挨拶すると、「もうね、K-1終わってるからね。皆さんご存知やけど、魔裟斗さんが作ったK-1、(須藤)元気ちゃんが作ったK-1、武尊くんが張り切ったK-1、もうそのK-1は終わって、今はもうアマチュア団体以下になってると思うんでね。僕が復活させようかなと思って来ましたよ。僕は本当に、K-1ナメんなと思ってるんで。僕らが張り切ってきたK-1はこんなんじゃないし、超満員の会場でやるのがK-1です」と、今のK-1はK-1ではないと否定し、自分が復活させると言い放つ。

続けて「でもね、今のK-1ファイターにいいお知らせがあって。僕がここに座ってるっていうことは、それだけのお金をK-1が出してくれたんですよね。だから、どういうことかというと意味のある選手、価値のある選手にはお金を出すんですよ。K-1ファイターが最近言っとったでしょう、ファイトマネーが安いとかどうだこうだ。それだけの価値っていうことなんですよね。だから価値のある選手になれば、こうしてお金を積んで呼んでくれるっていうことなので、K-1ファイターにはいい報告なんじゃないかなと。現K-1ファイターたちの価値がそれやから、稼げないわけで。僕みたいになったら稼げるということなので、賛否両論あっても会場に客を呼ぶのがプロなんでね、頑張ってくれと思っております」と、ファイトマネーが安いのならそれは自分たちの責任だとする。

同席した須藤元気K-1プロデューサーは「皇治はね、やっぱり、凄い上手いなって思った。盛り上げ方とか。皇治選手は価値って言いましたけれども、それは一つの真理であって。やはり選手はいかに一人一人付加価値をつけていくか。強さを求めるのはもちろんなんですけれども、それ以外に、どうやって、盛り上げていくかってところでは選手一人一人が意識して、皇治選手がやってきたような煽ったりとか、ファンもアンチもいろいろ巻き込んだ渦を作る、振り子を振らしていくっていうのは僕は必要な要素だと思う」と、皇治の煽りに感心を示す。

永澤も「今の俺らに足りないのはそこだと思うので、そこは認めて。だからこそ皇治くんの知名度に俺があやかって今回タイトルマッチが組めたので」と認めながらも、「でも試合になったら俺は試合で魅せられるので、KOをしっかり見せる。そこが俺の仕事だと思ってるので、そこをしっかり見せたいと思います。どこで倒せるか分からないですけれど、必ずどこかでKO出来たらいいなと思っています」と、皇治をKOするのが自分の仕事だと話した。
皇治は約7年ぶりのK-1参戦について「僕、MMAも含めて公式戦は2年半ぐらい離れてるんですね。僕のことガチャガチャ言いますけれど、2年半公式戦しなかったら普通の選手だったら全員忘れられるからね、でも俺はこれだけガヤガヤ言われる、このカリスマ性。ほんまにみんなに分けてやりたいなということでね。例えばこの子(永澤)が2年半試合しなかったと思って。もうね、誰も知らへんと思う。あ、ごめん、元から知られてないか」と、これだけ話題になるのは自分のカリスマ性のおかげだと誇る。

「僕ね、RIZINの大晦日にも凄くいいオファーをいただいて、めっちゃ考えたんですよでもやっぱり、僕はK-1があったからRIZINにも行けたし、僕がやってきた立ち技で自分のファンにもアンチにも見せたいと思ったので、帰ってきたんですけれど、それを身近なヤツに報告したわけですよ。K-1のチャンピオンとやろうと思ってると。ほんならね、K-1ってあんの? K-1チャンピオンって誰? ってみんな言うわけですよ。RIZINの社長に聞いても、この子の名前すら知らんわけですよ。こんな寂しいことあります? これは寂しい、これはどないかせなあかんと思った」と、年末はRIZINよりもK-1を選んだが、永澤の知名度がないと指摘。
そこで「この子にもキャラをつけたい。K-1王者vs.皇治じゃおもろないんですよね。サルエル(※本当はサムエル)vs.皇治にしないと盛り上がらないんですよ。試合っていうのは2人で盛り上げるもんですから。ということで、この子はまだ全然しゃべれないので、母親を連れてきました。この子は恐竜の赤ちゃんなので」と、永澤が恐竜に似ているとのことで、なんとここで恐竜が会見に登場した。

恐竜は「サルエルザウルスっていうね、この子のお母さん」だとし、「この子、山本KIDさんが好きらしいんですよ。KIDさんがよく言うでしょう、俺は神の子って。その人に憧れてるっていうことなので、(永澤は)これから『俺は恐竜の子』って言うことで覚えてほしい。これからお母さんを横にしときなさい」と、“神の子”ならぬ“恐竜の子”というキャラでいけと皇治。
この皇治の演出に戸惑う永澤だが、須藤Pは「恐竜の子、悪くないです。意外と秀逸だな」と評価した。

皇治は「格闘技人生、このままでは後悔すると思うので、生きるか死ぬかでこのあと残り数試合バチバチに戦う」とSNSで宣言した意図を聞かれると、「やっぱりK-1で真剣に戦ってきたからこその今だと思っていて。K-1を卒業してRIZINに行って、僕にしか出来ないことをやってきたと思っています。体重の枠を超えてエキシビションをさせてもらったり、それは誰にでも出来ることじゃない。それは自分の誇りに思っていますが、やっぱり真剣勝負っていうところではないと思う。
そういった中でラスト、もう僕も37であと数戦しか出来ないと思うので、命を懸けてK-1で名前を上げようと張り切ってた頃のように、さらにそれを超える試合を見せたい。もうひとつは、僕は武尊とやった時にK-1のチャンピオンになるっていうことをファンのみんなに誓ってやりましたが、勝てなくて。その約束が守れていなかったので、やっぱりそれは心のどこかにあったので、嘘偽りなく真剣に。終わったと言われてるK-1ですが、俺がチャンピオンになったらまた変わると思うので、そこを目指してやろうかなと思っています」と、公式戦でいい試合を見せたい、K-1王者になるとファンに誓った約束を果たしたいとの理由を語った。

しかし、これに永澤は「彼はベルトが欲しいだけなんです。ファンなんです、K-1ファンでしょう。俺の踏み台になってくれてありがたいな」と、ただK-1のベルトが欲しいだけだろうと反発。
ここで永澤と皇治は「お前は誰に勝ったんだよ」と言い合いを始めたが、収拾がつかない状態に。司会者が永澤に締めのコメントを求め、永澤は「里見(柚己)くんと朝久(裕貴)くんが今回やるけれど、次の試合はかなりキツくなりそうなので、今回はイージーファイトで。ポジティブにしっかりKOしたいと思います」と、皇治戦の次は里見vs.朝久の勝者と防衛戦をやることになりそうなので、今回はイージーファイトだと言ってのけた。





