2026年10月25日(日)東京・テレビ東京天王洲スタジオ『キックボクシングフェス.3 GOAT』にて、ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する王者・龍聖(BRAID/TEAM SUERTE)と挑戦者ロドリゴ・ボガド(アルゼンチン)のインタビューが主催者を通じて届いた。
龍聖「世間への挑戦だと思っている」
――龍聖選手にとっては2度目のGOAT参戦となります。GOATというイベントにはどんな印象を持ちましたか?
「本当に自分が求めていた大会という印象ですね。地上波の放送があって、クリーンで正しい格闘技のあり方というか。そこにすごく可能性を感じているし、そこの第一人者でありたいという気持ちは、初めて(GOATに)出た時から思っていたことですね。GOATがスタートした時に、僕の考えていることとGOATが描いている理念が合致したというか、僕のための大会だなと思いました」
――前回のGOAT参戦時に龍聖選手は“カリスマ継承”という言葉を使っていましたが、その想いは今も変わっていないですか?
「変わらず、ですね。去年10月にGOATに出てから1年、自分が主戦場にしているKNOCK OUTでも“カリスマ継承”という想いを持って戦ってきました」
――龍聖選手が考える「キックボクシングを正しく広める」ためには何が必要だと思いますか?
「僕は強さが最低条件だと思いますね。あとは強さはもちろん、弱さも含めて、その上で存在価値のある選手になっていくことが大事だと思います」
――さて龍聖選手は今大会でISKA世界スーパーフェザー級王座の防衛戦となります。挑戦者のロドリゴ・ボガドにはどんな印象を持っていますか?
「南米の選手特有というか、体が頑丈だなというところが一番の印象です。ファイトスタイル的にはムエタイスタイルの選手で、蹴りから試合を組み立てるイメージです。あと今回K-1ルールなので組みからの攻撃はないですけど、ぶつかった時や近距離になった時には、体のバランスや芯はしっかりしているのかなと思いました」
――龍聖選手は理想の試合展開として、どのような試合を想定していますか?
「いつもの自分の展開というか、上中下を全部散らして、相手に攻撃を読ませないようにして、どこかで倒す。それが自分の一番の理想の展開ですね」
――龍聖選手が追及するカリスマという意味では、どんな試合が必要だと思いますか?
「美しい試合はもちろんですけど、気持ちの面でも試合が始まってから最後まで倒しに行く・倒したい。その気持ちを出して戦うことが一番大事かなと思います」
――今回は世界王座の防衛戦ですが、ベルトを守るという意味ではどんな心境ですか?
「世界王者として挑戦者を迎え撃つ立場なんですけど、僕は防衛戦としてベルトを守るという意識はないです。今回16年ぶりにキックボクシングの大会が地上波で生中継されるということで、ただ試合をして勝つだけでは何にもならないですし、世間への挑戦じゃないけど、今回はそこを自分の中でも意識しているので、みんなの記憶に残るような、そんな試合をしたいなと思います」
――今お話にも出ましたが、今大会の模様はテレビ東京系全国6局ネットで生中継されます。それを聞いた時はどんな心境でしたか?
「本当にすごく嬉しかったですね。テンションもモチベーションも上がりましたし、今まで色んな試合やビッグマッチに出てきましたが、今回も自分にとって本当に大きなチャンスだと思っているので、この日に全てをかけて挑みたいと思います」
――またテレ東系ではレギュラー番組「Let'sキックGOAT」がスタートしました。龍聖選手は第1回放送回に出演していますが、番組の感想を聞かせてもらえますか?
「『ちびまる子ちゃん』だったり、そういった番組と同じ時間帯に放送されるということで、僕も子供の頃にご飯を待っている間に『どの番組が面白いかな?』と思ってチャンネルを変えながらテレビを見ていたので、そういう人たちにキックボクシングを見てもらえる大きなチャンスだと思います」
――大会の生中継やレギュラー番組を通して、自分のどんなところをアピールしたいですか?
「僕は子供の頃に地上波でキックボクシングを見て育ってきて、そこに夢をもらってプロになって、今は自分が夢を与える立場になりました。地上波での僕の試合を通して、子供たちや色んな人たちに勇気や希望、何か力を与えたいと思っています。そして何よりキックボクシングの素晴らしさを僕のカリスマ性を通じて皆さんに見てほしいなと思います。今、キックボクシングや格闘技には色んなイメージがあると思うんですけど、僕はキックボクシングをサッカーや野球といったスポーツと同じところまで持って行って、同じジャンルとして確立したいと思っているので、地上波を通してキックボクシングが素晴らしいものだと思ってもらいたいです」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをいただけますか?
「10月25日、僕が持っているISKAの世界タイトルの防衛戦を戦います。世界王者として挑戦者を迎え撃つ立場ですが、僕は地上波での生中継ということで、世間への挑戦だと思っているので、僕も挑戦者の気持ちでガンガンに熱い試合をしていきたいと思っています」
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ボガド「ニックネームは“サイコ”」
――今回の試合が決まった時の心境を聞かせてください。
「この試合は、自分のキャリアの中でも最も重要な一戦だ」
――ボガド選手の格闘技のバックボーンを教えてください。
「もともと自分は8歳から12歳までテコンドーをやっていたんだけど、怪我が原因で辞めてしまったんだ。その後はスポーツから離れていたんだけど、17歳の時に体重が90kg近くまで増えてしまった。それで痩せたいと思って、アルゼンチンのビジャ・アデリナにある『クラブSUVA』のデモニオス・チーム・アルゼンチンでムエタイを始めた」
――ボガド選手がISKAのタイトル(ムエタイルールのアルゼンチン王座)を獲った試合がどんな試合だったか教えてください。
「あのタイトルマッチは本当に素晴らしい経験になった。対戦相手はドージョ・セルピエンテ所属のダミアン・ゴドイという選手で、3Rに相手の攻撃でカットして流血してしまったんだけど、逆にそこからより攻撃的になって試合のぺースを上げた。最終的には相手を徹底的に追い詰め、首相撲からヒジ打ちやヒザ蹴りを何度も繰り出して試合を支配できた。あの試合は、自分自身に打ち勝ち、限界を超えなければならなかったという意味で、とても大きな価値があったと思うし、何が何でもタイトルが欲しいという想いが実現した試合だったと思う」
――ボガド選手が得意にしている技やテクニックはなんですか?
「自分はとても攻撃的なファイターだ。常に相手にプレッシャーをかけ、打ち合いを仕掛け、真っ向勝負をするのが好きだ。自分自身、タフでパワーのある選手だと思っている。一番の得意技はヒザ蹴りと蹴りだけど、自分のタフさとパンチ力には大きな自信があるし、最近はものすごく成長していると感じている」
――現地で呼ばれているニックネームやキャッチコピーはありますか?
「自分のニックネームは“サイコ(Psycho)”だ。英語の“サイコパス(Psychopath)”から来ている。自分には2つの顔があって、1つはリングに上がると自分は対戦相手を徹底的にボコボコにするまで気が済まなくなる。もう1つは普段の生活では平和主義で穏やかな人間だということだ。リングに上がると別の人格が出てしまうんだよ」
――龍聖選手相手にどんな試合をして勝ちたいですか?
「今回はK-1ルールの試合で、K-1ルールは龍聖が得意にしているルールだと思う。相手の得意なルールで、しかも相手の母国である日本で、真っ向勝負して勝ちたいと思っている」
――今後の格闘家としての目標はなんですか?
「格闘家としての一番の目標は、これからも国際的な舞台で戦い続け、海外でできるだけ多くの経験を積み、さらに多くのタイトルを獲得して、最高峰のレベルを目指すことだ」