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【UFC】ここがフェザー級頂点の戦い! 20戦無敗の挑戦者モフサル・イヴロイエフ「ここ数年頭の中ではずっとヴォルカノフスキーと戦い、何千回も勝っている。精神的にも肉体的にも準備はできている」

2026/10/22 19:10
【UFC】ここがフェザー級頂点の戦い! 20戦無敗の挑戦者モフサル・イヴロイエフ「ここ数年頭の中ではずっとヴォルカノフスキーと戦い、何千回も勝っている。精神的にも肉体的にも準備はできている」

(C)Zuffa LLC/UFC

 2026年10月24日(日本時間24日23時から)アラブ首長国連邦・アブダビのエティハド・アリーナにて『UFC 333: Volkanovski vs. Evloev』(U-NEXT配信/ UFC Fight Pass)が開催される。

 メインイベントは「UFC世界フェザー級タイトルマッチ」(5分5R)で、38歳の王者アレクサンダー・ヴォルカノフスキー(豪州)に、MMA20勝0敗・UFC10連勝中の32歳モフサル・イヴロイエフ(ロシア)が挑戦。

 コメインは「UFC世界バンタム級級タイトルマッチ」(5分R)で、王者ピョートル・ヤン(ロシア)に前王者メラブ・ドバリシビリ(ジョージア)が挑戦する。

 また、注目のフライ級では、6位のロニー・カヴァナ(英国)と、10位(Meta7位)のラマザン・テミロフ(ウズベキスタン)が対戦する。

▼UFC世界フェザー級選手権試合 5分5R
アレクサンダー・ヴォルカノフスキー(豪州)王者 28勝4敗(UFC 15勝3敗)
モフサル・イヴロイエフ(ロシア)挑戦者 20勝0敗(UFC 10勝0敗)※UFC10連勝中

 ヴォルカノフスキーは、UFC15勝3敗。オクタゴンでの3つの黒星は、23年2月と10月のライト級でのイスラム・マハチェフ戦、24年2月のフェザー級でのイリア・トプリア戦。

 そのトプリアのライト級転向に伴い、25年4月にディエゴ・ロペスとのフェザー級王座決定戦で判定勝ちで再戴冠。26年1月にロペスと再戦し、判定勝ちで防衛に成功している。9月29日に38歳になった。

 イヴロイエフは、MMA20勝無敗でUFC10連勝中。20勝の内訳は3つのKO・TKOと4つの一本勝ち、13の判定勝ちで、UFCの10勝はすべて判定勝ち。

  26年3月の前戦は、ストライカーのレローン・マーフィーとのアウェーの5R戦で、ローブローの減点1がありながらも組みに上下の打撃を織り交ぜて判定2-0で勝利。これまでニック・レンツのギロチン、ロペスに右を浴びてキムラからのヒザ十字などに苦戦したものの、いずれも冷静に対処し、終盤でも落ちないスタミナで上回るなど、相手にフィニッシュさせない上手さと強さがある。32歳。

 身長170cm、リーチが184cmのイヴロイエフは、ヴォルカノフスキーの身長168cm、リーチ182cmを上回る。被弾が少なくオーソからの左の打撃は蹴りもあるが、スイッチを使うヴォルカノフスキーの卓越した距離の支配力をいかに崩して組むか。15分の平均テイクダウンは4.78回とヴォルカノフスキーの1.63回を上回り、4つの一本勝ちはいずれもリアネイキドチョークでバックからのもの。しかし、ヴォルカノフスキーのテイクダウンディフェンスは69%と高く、テイクダウンの精度でもイヴロイエフを上回る。

 アブダビというイヴロイエフにとって地の利がある環境で、ATTのバックアップも受けるイヴロイエフエフは、ようやくつかんだチャンスをモノにできるか。対するヴォルカノフスキーは、35歳以上でフェザー級以下の階級でタイトルマッチに勝利した初のUFCファイター。今回のイヴロイエフ戦を「相性がいい」と言い、「たとえテイクダウンされても立ち上がるだけ」と自信を見せる。38歳、33戦目の経験豊富な王者としてこれまでの定説を覆す動きを見せるか。

  メインイベントに向けた、メディアデーでのイヴロイエフのインタビューを紹介する(※ヴォルカノフスキーのインタビューはこちら)。

ヴォルカノフスキーのスタミナが優れていることは分かる。でも、俺のようなプレッシャーを与えられた者はいない

──史上最高のファイターの一人を相手に、UFC世界王座を争う日まで、あと数日となりました。待ち続けた試合がいよいよ近づいてきた今、どんな気持ちですか?

「UFCと契約してから7年間、ずっと待っていた瞬間が、ついに来た。俺にとっても、故郷のイングーシ共和国(※ロシア連邦の北カフカース連邦管区にある共和国。北カフカースに位置し、東はチェチェン、西は北オセチア、南はジョージア)にとっても歴史的な瞬間まで、あと3日だ。この瞬間を迎えられること、この機会を与えられたことに感謝している。待ちきれないよ」

──今回の試合では、あなたの技術が高く評価される一方で「アレクサンダー・ヴォルカノフスキー(現UFC世界フェザー級王者)は、勝つには歳を取りすぎているのではないか」という話も多く出ています。全盛期を過ぎたという見方について、あなたはどう思いますか? 今の彼を、ファイターとしてどう評価していますか?

「彼が話していることは、全部本当だと思っている。今の彼は、むしろさらに危険な相手だと思うよ。歳を取りすぎているとは思わない。今が全盛期と言える年齢なんじゃないかな」

──あなたとヴォルカノフスキーが話している姿を見ると、いつも友好的ですよね。あなた自身、彼のファンでもあるように見えますが、そうなのでしょうか?

「そうだよ。そうであってもいいだろ? オクタゴンに入るまでは、俺たちの間に争う理由はない。ケージの扉が閉まれば、そこで初めて争うものがある。それだけだ。彼は賢い人だし、相手への敬意も持っている。そんな彼のことを、どうして悪く言う必要がある? 彼にふさわしい敬意を払わない理由なんてないよ」

──一方、あなたにあまり敬意を示していないように見えるのが、ジョゼ・アルドです。あなたの発言の一部に腹を立てていたようですが、彼のコメントは見ましたか? どう受け止めていますか?

「俺が『自分にとっては、アレックスがフェザー級で一番だ』と言ったのが、気に入らなかったのかもしれない。それが理由なのかもね。あるいは、単に俺のスタイルが好きじゃないのかもしれない。俺自身のことが嫌いなのかもしれないし、分からないよ。理由はいろいろ考えられるけど、気にしていない」

──アルドは、「UFCはスポーツであるだけでなく、エンターテインメントでもある。自分が決める立場なら、あなたとは再契約しない」と話しています。その意見については、どう思いますか?

「彼の言う通りだよ。でも、俺は今もここにいる。そして、王座を懸けて戦うんだろ? UFCが俺にタイトルマッチをさせたくないとか、UFCにいてほしくないと思っているなら、俺はここにはいないはずだ」

──ムハンマド・モカエフは、UFCが多くのレスラーに対して、打撃中心の戦い方に変えるよう圧力をかけていると感じる、と話しています。あなたも団体からそうしたプレッシャーを感じますか? それとも、どんなスタイルで戦っても受け入れてもらえていると思いますか?

「UFCは、自分たちの仕事をきちんとやっていると思う。長年、格闘技ビジネスを続けながら、これだけの水準を保って、人々をワクワクさせ続けるわけだからね。人はいつも、新しいものや楽しめるものを求める。昔はラウンドも制限時間もなかっただろ。でも、それでは退屈だとなって、30分、20分、10分というラウンドが作られた。今は5分だ。そして今、また別のことをしようとしている。それは彼らの仕事であって、俺の仕事じゃない。俺はそれに従うだけだ」

──世界王者になることは、あなたにとってどんな意味がありますか?

「胸の中にはいろいろな思いがあるけど、言葉で説明するのは難しい。ベルトを取る前じゃなく、取ってから話したいと思っているよ」

──ヴォルカノフスキーは非常に経験豊富で、特にタイトルマッチの経験が豊富です。そういう相手に、どのように挑みますか? あなたにとっては初めてのUFC王座挑戦ですが、この大舞台をどう受け止めていますか?

「俺にも十分な試合経験がある。5Rの試合も何度か経験しているし、UFCに来る前にもやっている。それに、20歳の頃からずっと、毎週2回はスパーリングを重ねてきた。5Rを戦うための経験は、十分にあるよ。ここ数年、彼が王者だった頃から、頭の中ではずっとヴォルカノフスキーとの試合に向けて準備してきた。俺が最終的に目指しているのは王者になること、そして自分の階級で最高の王者になることだからね。だから、彼が王者だった頃から、倒すべき相手として考えていたんだ。頭の中では、この試合に何千回も勝っている。精神的な準備はできているし、肉体的にも準備を整えるために、十分すぎるほどのことをやってきた。試合でそれを見せるよ」

──先ほど、5Rを戦う経験があると話していました。ヴォルカノフスキーも同様です。お互い、最後まで戦い抜く消耗戦を経験してきたと思いますが、スタミナでは自分が上回り、彼よりも長く力を発揮し続けられると思いますか?

「彼のスタミナが優れていることは、これまでの試合を見れば分かる。でも、それは誰と戦うかにもよるんだ。俺が今回かけるようなプレッシャーを、これまで彼の対戦相手で与えられた者はいないと、本気で思っている。どちらのスタミナが上なのかは、実際に戦えば分かるよ」

──あなたのレスリングに注目が集まっていますが、レローン・マーフィー(フェザー級3位)戦のように、ヴォルカノフスキーを相手に打撃で戦う可能性やプランはありますか(※マーフィー戦=2026年3月『UFCファイトナイト・ロンドン』で判定勝ち)。

「ゲームプランを一つに決めているわけじゃない。いくつも用意しているからね。マーフィー戦でもそうだったけど、どれが一番上手くいくかは、実際に戦ってみるまで分からない。今回も同じだ。ケージに入って相手を見て、どのプランが一番有効かを判断する。もちろん、彼と打撃で戦う準備もできている。身を守るために、最初からすぐレスリングに持ち込まなければいけないほど、彼が危険な相手だとは思っていないからね」

冷静さを保てるのは、自分だけの家のような、落ち着いた場所が存在しているから

(※U-NEXTの日本向けインタビュー)

──ATTで堀口恭司選手と好きな漫画の話をされているのを見ました。『刃牙』が好きとのことですが、自分もこんなファイトスタイルで闘ってみたいと思うキャラはいますか?

「いや、彼らの方がずっと優れてるからな。でも、範馬刃牙が好きなんだ、彼は常に成長している。一生懸命トレーニングしてるし、いつも自分に言い聞かせているだろう、より良く、より強くなるために。もちろんそれ(モノローグ)ってアニメ的な演出ではあるけれど自分にとっては、親近感のあることなんだ」

──試合では大きな困難に直面することもあると思いますが、いつも冷静で落ち着いている印象があります。試合中だけでなく、プレッシャーのかかる状況でも落ち着いていられるのは、どうしてですか?

「自分だけの家のような、落ち着いた場所が存在している、よくわからないけどずっとこうやって生きてきて。(プレッシャーを落ち着けようとすることに)エネルギーを使わない。だから簡単なこと。落ち着いている時ひいては冷血である時というのは、より何かを正しい方法で行いやすくなる。だからパニックを起こさない」

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