2026年10月17日(土)都内にて『DELiGHT WORKS presents RIZIN甲子園2026 準決勝トーナメント』が行われた(※準決勝トーナメントまでの選考試合はこちら。試合詳報&写真追加あり)
RIZIN甲子園2026 準決勝トーナメント速報
準決勝トーナメントから「ヘッドガード無し、パウンドあり(※ヒジ打ち無し)」の「3分2R(インターバル1分)」ルールとなる。
RIZIN甲子園バンタム級 準々決勝
▼RIZIN甲子園バンタム級(65.0kg ※当日計量)準々決勝 3分2R ※ヘッドガード無し、パウンドあり、ヒジ打ち無し×山口 雷(team KIZUNA)[1R 0分50秒 アナコンダチョーク]〇金子蒼空(FIGHTER'S FLOW)
1R、左ハイの金子に山口は組みに、がぶりの金子はすぐにアナコンダチョークに。足はからめさせなかった山口だが、金子の絞めは深く、タップした。
山口 雷(team KIZUNA)
山 口は、柔道11年、柔術5年。禅道会で小学生時代から全日本ジュニアの舞台で活躍。2023年『RF武道空手道 中国地区大会』中学生男子のエキスパートBブロック優勝。23年の『全日本ジュニア修斗』60kg以下級準優勝。アマチュアGLADIATORでも勝利。柴田“MONKEY”有哉代表に学び、トーナメント1回戦で腕十字、2回戦でリアネイキドチョークでいずれも一本で勝ち上がり。合宿でも柴田代表ゆずりのグラップリングで鹿島海成、内田翔馬に腕十字を極めており、MMAルールでの準決勝トーナメント初戦は金子蒼空(FIGHTER'S FLOW)とのグラップラー対決となった。
金子蒼空(FIGHTER'S FLOW)
金子は16歳。アマチュア経験豊富でキック、柔術、レスリング、サンボをキッズ時代に経験。全日本キッズ・ジュニア修斗大会2018年&2020年キッズ6の36kg以下級優勝。USユースナショナル2019&2022優勝、AMMAC2025フライ級優勝。25年の『RIZIN甲子園』では優勝のエンゾに敗れ涙をのんだ。DEEPアマチュアで1勝1敗の戦績を残している柔術ベースのグラップラーで、今回のトーナメントでは1回戦、2回戦ともにリアネイキドチョークで一本勝ち。合宿ではラントレに苦しみ、模擬試合では、阿部湊介の腕十字に一本負けも、内田翔馬にRNC一本勝ち。立ちも組みもソツなくこなす分、勝ち切る力をいかにつけるか。MMAルールでの準決勝トーナメント初戦は山口雷(team KIZUNA)との対戦となった。
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▼RIZIN甲子園バンタム級(65.0kg ※当日計量)準々決勝 3分2R ※ヘッドガード無し、パウンドあり、ヒジ打ち無し×鹿島海成(パンクラス大阪 稲垣組)[1R 1分04秒 ニンジャチョーク]〇阿部湊介(OOTA DOJO)
1R、鹿島はジャブ、右ストレートで足を取りにきた阿部を切る。さらにシャープな右アッパーから左を突く。
阿部は鹿島の右ストレートを潜って組んでボデイロック&小外がけでテイクダウンも、すぐに立つ鹿島。
右で差す阿部。鹿島は左手首を持ってクラッチさせないが、手を掴んだ阿部は右は差して回してテイクダウン!
すぐに立とうとする鹿島の頭を抱えた阿部はジャンピングでクローズドに入れてニンジャチョークを極めた。
鹿島海成(パンクラス大阪 稲垣組)
鹿島は、極真館黒帯、ジュニアキックで2023年JAPAN CUPジュニア57.5kg王者に。稲垣組で北方大地に学び、2026年『第6回 夏のMMA甲子園 全国大会』バンタム級優勝『RIZIN甲子園』では1回戦を判定勝ち、2回戦で大友彪真と激しい打ち合いを繰り広げ、テイクダウンでトップを奪い判定勝ち。合宿の模擬試合では、山口雷の極め力に敗れたが、スタンドでは攻勢に立っている。内田翔馬のキックの相手に指名され、負傷もあるなか出場を即答。インファイトで最後は右ハイを当てての勝利に、勝負強さも見せた。MMAルールでの準決勝トーナメントは阿部湊介(OOTA DOJO)との打撃vs.組みの初戦となった。
阿部湊介(OOTA DOJO)
阿部は、元シューターにしてパンクラシストの阿部右京を父に持つ16歳最年少の高校1年生。先輩の田嶋椋(第6代PANCRASEバンタム級王者)が『ROAD TO UFC』決勝進出中の名門ジム所属で、2025年アマチュアPANCRASEマーシャルワールドカップ・フライ級優勝。柔術青帯。今回の『RIZIN甲子園』トーナメント1回戦ではキムラロックで一本勝ち、2回戦で腕十字を極めている。合宿の模擬試合では金子蒼空に腕十字で一本勝ちの極めの強さを見せたが、スタンドでは金子の上手さにコントロールされた。「自分の出来ない部分が分かった」という合宿からの成長を見せるか。MMAルールでの準決勝トーナメント初戦は、ストライカー鹿島海成(パンクラス大阪 稲垣組)との対戦となった。
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▼RIZIN甲子園バンタム級(65.0kg ※当日計量)準々決勝 3分2R ※ヘッドガード無し、パウンドあり、ヒジ打ち無し×相原琉唯斗(フリー)[判定0-3] ※19-19マスト横溝, 18-20〇横溝太也(VICTORY GYM)
1R、インローの横溝に、相原は右ストレート。横溝のアッパーに組んで相原。右で差して四つに組んで押し込み。突き放した横溝。相原は左で差して組み。小外も崩れない横溝。
ヒザで突き放し。相原はワンツー。相原のインローの打ち終わりに右ストレートを当てた横溝。相原の蹴りがローブローとなり中断。
相原に「注意」で再開。右を振る相原に右ストレートを突く横溝。右の打ち合いから相原が組み。四つで互いにヒザを突きゴング。
2R、近い距離で右ストレートの横溝。相原は左フック。右で差した相原に体を入れ替えた横溝。深く差してボデイロックテイクダウンを狙う相原を浴びせ倒した横溝。パウンド。
コーナー背に上体立てる相原は立ち上がりヒザを突く。スイッチする相原は首相撲ヒザ。横溝はこかして首投げ。右で差して立とうとする相原、パウンドを浴びながらも立つと、横溝はバッククリンチ。背後からパンチでゴング。
判定3-0(19-19マスト横溝×2, 20-18)で横溝が勝利。
相原琉唯斗(フリー)
相原は、昨年の『RIZIN甲子園』ベスト4。AMMAC RDX CUP 2026 バンタム級優勝。2025年の『第3回空道ワールドカップ』U19男子-240クラスで優勝を果たしているストライカーだが、空道を止めてMMAに専念。トーナメントでは1回戦で判定勝ち後、2回戦でテイクダウンを切ってのヒザ蹴り、右ストレートでKO勝ち。合宿ではグラップリング&スタンドのバランスの良さを見せている。準決勝トーナメントからは「パウンドあり、ヘッドガード着用無し」ルールになるため、MMAでの経験値が活きるか。甲子園ラストイヤーにかける。初戦は優勝候補の一角、横溝太也(VICTORY GYM)との打撃対決となるか。
横溝太也(VICTORY GYM)
(C)daiya_yokomizo
横溝は、アマチュアキック8冠。2026年6月の『K-1甲子園』西日本予選トーナメント-65kg優勝のストライカー。柔術青帯でWARDOGでは防具無しアマチュア戦で腕十字、シャープなワンツーでKO勝ちして2連勝をマーク(アマMMA7戦7勝)。第1回トーナメントでは、RNC、腕十字と極めで勝ち上がった。キック&MMAの「二刀流」も狙えるか。合宿のラントレは兄弟で鍛えてきた階段ダッシュの成果もあり5本連続トップ。最終日の模擬試合では、グラップリングの1Rで松尾の仕掛けを防御。キックの2Rで圧倒した。これらが混ざるMMAでどうなるか。準決勝トーナメント初戦は相原琉唯斗とのMMAストライカー対決となった。
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▼RIZIN甲子園バンタム級(65.0kg ※当日計量)準々決勝 3分2R ※ヘッドガード無し、パウンドあり、ヒジ打ち無し〇松尾クリスチャン・アキラ(Carlos Toyota bjj)[判定2-1] ※20-18×2, 19-19マスト吉田×吉田 剛(パラエストラ天満)
1R、ゴングと同時に松尾がダブルレッグテイクダウンからコーナー際でパウンド、左で差して立つ吉田に左手を後方に送って三角狙い。
さらに中腰の吉田の足をすくいに。腰を切って腕十字の松尾に、ヒジ抜く吉田はトップからパウンド。
松尾は足を手繰ると立つ吉田に50/50から足をすくって前方に送り出して立ち上がり。バック狙いから立ってダブルレッグテイクダウン、クローズドに入れた吉田。吉田は下から手首を掴むと、松尾はトップからパウンド狙いでゴング。
2R、スイッチする吉田に松尾はダブルレッグテイクダウン。コーナー背に座る吉田は左手首を持つ。右で差している松尾は引き出し、ダブルレッグテイクダウン。
中央側に頭の吉田。背中をつけて下から腕十字狙いも足をさばきにいく松尾。吉田のヒザ十字狙いを潰してバック。両足をフック、吉田が前に落とそうとしてゴング。両者手を挙げる。
判定2-1(松尾20-18×2, 19-19マスト吉田)で松尾が勝利。
松尾クリスチャン・アキラ(Carlos Toyota bjj)
松尾は、IBJJFパン2026アダルト紫帯ルースター級3位。「SJJIF WORLD 2026」ノーギでは山本空良に勝利するなど柔術の実力者。
カルロス・トヨタ門下生。昨年の『RIZIN甲子園』優勝のヤマザト・エンゾ・マサミのチームメイトで、決勝でエンゾが須田雄律に極めたのと同じノーギの抱え十字で29秒一本勝ち、続く8月のトーナメントも腕十字で勝ち上がっている。合宿ではラントレの長距離で苦戦も、短距離で挽回の瞬発力の強さを見せた。模擬試合ではひざ立ちのグラップリングで極め切れず、スタンドで横溝に攻め込まれたが、準決勝トーナメントまでに課題を修正できるか。MMAルールになったときに、立ちから始まるレスリング力、パウンドが極めにも影響をしてくるだけに注目の「合宿後」の進化だ。準決勝トーナメント初戦は同じチームパープルの吉田剛(パラエストラ天満)との対決に。
吉田 剛(パラエストラ天満)
吉田は、トライアウトでヘッドギアありのスパーリングでKO勝ち。トーナメントでもニーオンからの腕十字で一本勝ちするなど柔術青帯でオールラウンダーぶりを発揮している。『MMA甲子園』で悔しい思いを味わった努力家にして26年のフェザー級優勝者だ。合宿では、3kmマラソンでゴール位置を間違えた同チームの横溝を待って同時ゴールインした人の良さを見せた。模擬試合では「当落線上」にありながらも菊地翔空を相手に自身の強みを活かした戦いで上回っている。MMAルールで穴の少なさを発揮し、両甲子園制覇なるか。準決勝トーナメント初戦は同じチームパープルの松尾クリスチャン・アキラ(Carlos Toyota bjj)となった。合宿を通じて優勝候補の一人・松尾の強さと穴をどうとらえたか。
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RIZIN甲子園バンタム級 準決勝
▼RIZIN甲子園バンタム級(65.0kg ※当日計量)準決勝 3分2R ※ヘッドガード無し、パウンドあり、ヒジ打ち無し〇金子蒼空(FIGHTER'S FLOW)[判定3-0] ※20-18×3×阿部湊介(OOTA DOJO)
合宿の査定試合では、1Rのグラップリングを阿部が一本勝ち、2Rのキックを金子が優勢だったが、2カ月を経て「MMAルール」ではどうなるか?
1R、圧力かける阿部に、右回りの金子は右ストレートからダブルレッグテイクダウン。ハーフからスクランブルで立とうとする阿部のバックに回った金子は背中に乗って4の字でリアネイキドチョークへ。
後ろ手を剥がした阿部。中腰で前に落とそうとする。絞めさせない阿部に、金子はバックから崩してパウンド。ゴング。
2R、先に圧力かける阿部にダブルレッグテイクダウンの金子。阿部が背中をロープに立てると、横に寝かせる金子がマウントも両足で金子の足を束ねた阿部はクレベルばりのダブルレッグスイープした阿部がトップに。マウントから腕十字、三角狙い。
外した金子が立ち上がり。右から左フックでダブルレッグテイクダウン。サイド、トップからパウンド、亀になり立とうとする阿部にアナコンダチョークへ。外した阿部が立ち上がり、ゴング。
熱闘の判定は3-0(20-18×3)で16歳の金子が勝利。
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▼RIZIN甲子園バンタム級(65.0kg ※当日計量)準決勝 3分2R ※ヘッドガード無し、パウンドあり、ヒジ打ち無し×横溝太也(VICTORY GYM)[1R 1分57秒 腕十字]〇松尾クリスチャン・アキラ(Carlos Toyota bjj)※大晦日決勝で松尾と金子が対戦に
合宿では同チームで対戦した両者。1Rのグラップリングで松尾が極めきれず、2Rのキックルールで横溝がTKO勝ちしている。
1R、開始早々に松雄はダブルレッグへ、切る横溝。すぐに2度目の組みに行く松尾を切った横溝。3度目の組みでいい形で引き込めた松尾。
手首を掴む松尾に胸を張る横溝はパウンド、徐々に足を深く組んだ松尾は腕十字へ! いったんは凌ぎかけた横溝に再び腰を切って足をかけて腕十字、最後はうつ伏せになって極めた。
◆金子「決勝の松尾戦はMMAルールで自分の土俵で戦う」
「FIGHTER'S FLOWの金子蒼空です。まずは、急遽だったのにも関わらず、50人近くの方が会場に来てくださいました。そして配信でもたくさんの方が見てくださっています。ありがとうございます。合宿では、8番目で名前が呼ばれて、合宿が終わってから2カ月間、作り上げてきたものが今日、出し切れて良かったです。そして去年RIZIN甲子園で……(※時間の都合でコメント中断とのアナウンス)あっ、 ありがとうございました(笑)。
(決勝の相手が松尾になったことについて)実は、トライアウトで1回グラップリングスパーして、そこではブッ飛ばされたんで、しっかり大晦日、MMAルールで自分の土俵で、KOをして勝ちたいと思います」
◆松尾「誰が相手だろうと、僕は勝つのは変わりないんでブッ飛ばす」
「もう最高っスね。仲間たちもめっちゃ近くで見てもらって、めっちゃ自信湧いたんで勝ててよかったです。(決勝の相手が金子になり)誰が相手だろうと、僕は勝つのは変わりないんでブッ飛ばします」
準決勝トーナメントからヘッドガード無し、パウンドありに
試合は今回の準決勝トーナメントから、下記の通り「ヘッドガード無し、パウンドあり(※ヒジ打ち無し)」の「3分2R(インターバル1分)」となる。合宿セレクション試合でのグラップリングやキックボクシングと異なり、オープンフィンガーグローブで、テイクダウンの圧力のなかの打撃、パウンド打撃ありのグラウンドはパスガードや、サブミッションを潰すことにも影響する。MMAとしていかに戦い、勝つか。RIZIN甲子園の準々決勝・準決勝を勝ち上がり、大晦日名古屋バンテリンドームに駒を進める2人は誰になるか。
◆準決勝トーナメントルール(※10月17日)アマチュアMMAコンペティション(AMMAC)公式ルール・カテゴリーA(※2026年4月1日改定版)を基本ルールとして適用。試合時間は「3分2R(インターバル1分)」※試合時間内に決着がつかない場合はジャッジ3名による判定。※ AMMAC公式ルール・カテゴリーA(アマチュアMMA国際基準)・グラウンドでの頭部顔面へのパンチ(パウンド)有効・大会公式レッグサポーター着用・ヘッドガードは着用無し。・ニーガードは任意。【禁止】※主な禁止事項・ポジションを問わず頭部顔面への膝打撃・肘および前腕によるあらゆる打撃行為・相手を腰より上に持ち上げて床面部に叩きつける行為を禁止・相手の首や脊椎(背骨)に著しくストレスを与える行為・ヒールフック
◆第1回トーナメントルール(※8月16日)アマチュアMMAコンペティション(AMMAC)公式ルール「カテゴリーB」を基本ルールとして適用。なお、試合時間は「5分1R」の特別ルールとする。※試合時間内に決着がつかない場合はジャッジ3名による判定。※AMMAC公式ルール・カテゴリーB・パウンド禁止・大会公式ヘッドガード着用・大会公式レッグサポーター着用・大会公式ニーガード着用
【禁止】※主な禁止事項・どちらか一方の選手がグラウンドポジションの状態になった時点より、両方の選手共に頭部顔面へのあらゆる打撃行為(パウンド禁止)・ポジションを問わず頭部顔面への膝打撃・肘および前腕によるあらゆる打撃行為・相手を腰より上に持ち上げて床面部に叩きつける行為を禁止・相手の首や脊椎(背骨)に著しくストレスを与える行為・ヒールフック