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【DWCS】LFA王者ヴィスコンジが元K-1ブライドをドミネートも契約ならず、元ONEムエタイ王者サンデルがポアタン妹ペレイラに首相撲ヒザで競り勝つ、ダ・ラパがTKOでブラジル対決制す、34歳のフォスターが本命アッシャーに初黒星つけて契約!「僕は低走行距離のカムリ」

2026/10/14 02:04
 2026年10月13日(日本時間14日)米国ネヴァダ州ラスベガスのMETA APEXにて、UFCとの契約を賭けた『Dana White's Contender Series 2026: Season10 Week 10』(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)が開催された。  DWCSシーズン10の最終週。ここまで42選手がUFCとの契約をかわしているが、今週はどうなるか。全試合後、ダナ・ホワイト代表による結果発表が行われた。 「(グレッグ・フォスターvs.ジェイソン・アッシャー)本当に素晴らしい夜でした。まずはグレッグから始めよう。(病院に直行した)グレッグ、バーバラさんのお誕生日おめでとうございます。一日も早いご回復をお祈りします。  今夜の君のペース、決めたパンチ、そして放った一撃。オープニングは……私がこの番組に求める通りの幕開けだった。これほど興奮したことはなかったよ。34歳の君がUFCに登場するのを見るなんて。おめでとう。グレッグ・フォスター。UFCへようこそ。もちろん、グレッグは今、病院にいる。でも間違いなく、誰かが彼にこのニュースを伝えているはずだ。 (ドゥグラス・ダ・ラパvs.ダヴィ・カブラル)よし。さあ、行くぞ。ダ・ラパ、なんて信じられないような試合だ。すごい。相手のカブラルは戦車だ。君が3ラウンドで彼をノックアウトするまでは、あいつが人間だなんて思ってもみなかったよ。だから。いつも言ってるけど、素晴らしい試合を作るには二人が必要なんだ。彼は間違いなく、今夜の君にとって最高の相手だった。そして、これを説明できる唯一の方法は、27歳の選手が二人目としてUFCに登場することだろう。UFCでの活躍が楽しみだ。おめでとう。ドゥグラス・ダ・ラパ、ようこそ、UFCへ。 (ルイス・フランシスキネリvs.ウィル・レンツ)フランシスキネリ、君の戦績は今や7勝1敗。体重は170ポンド。身長は10フィート(※実際は6.5フィート=身長197cm、リーチ203cm)。また一人、UFCで観るのが楽しみな、面白い選手だ。おめでとう。ルイス・フランシスキネリ、UFCへようこそ。 (スミラ・サンデルvs.アイネ・ペレイラ)スミラ、君の試合は素晴らしかったと思うよ。明らかに相手を圧倒していた。でも君はまだ本当に若い(21歳)。これから先、君には無限の可能性しかないと僕は思う。もっと経験を積めば、きっと……と、そう思ったよ。ただ、ミック(メイナード)が『間違いなく本物の才能だ』と真っ向から反対した。だから今夜は、俺の方が圧倒されていたよ。UFCへようこそ。 (エリック・ヴィスコンジvs.イリアス・ブライド)ヴィスコンジ、君がこの試合に燃えていたのは分かってる。ケージの外で、俺に何か叫んだりしてね。今夜は、グラップリングのマスタークラスを披露してくれたよ。でも、俺が期待していたようなことは、君はやってくれなかった。   DWCSの最終回、メインイベントでの君は、明らかに本当にタフな男だった。でも、今夜は違ったな、友よ。今後の活躍を祈るよ(※ヴィスコンジは判定勝ちも契約ならず)。 (ダナ、この番組の第10シーズン。パラマウント・プラスでの初シーズンで、計算が合っていれば、今夜は契約数の記録に並んだと思う(※46選手がUFCと契約)。今シーズン、特に新しいパートナーであるパラマウント・プラスとの連携について感想を)うん、今シーズンはみんなが言っているように最高とは言わないまでも、ベストの一つだと思われている。そしてそれは本当だ。毎週トレンド1位を記録したし、今週は番組で展開された数字が桁外れな数字を記録している。今シーズンは本当に素晴らしい才能を持つ選手たちをたくさん獲得できたと思う。そして、もちろん新しいAPEXのおかげで、ここは毎週火曜日、大盛り上がりだった。ファンの皆さんも最高でした。本当に楽しかった。だから、もう来シーズンが待ち遠しいよ」と語った。 【DWCS Week9】宮口龍鳳がブラジルのソアレスに63秒KO負け。Lemino修斗で藤田大和を下したコンセイソンが9勝無敗のチャベスに三角絞め! 【DWCS Week8】ステインズが61秒スラムKOで11勝無敗に! インカMMA王者エスクザが8戦全1Rフィニッシュ勝利。IMMAF優勝からLFA王者のベルトソが圧巻の一本勝ち 【DWCS Week7】オールフィニッシュのダスエフが初の判定勝ちで10勝無敗に。デグリがワンアームチョーク! 11勝無敗対決はグアイルポがコナーに最高有効打数で判定勝ち 【DWCS Week6】戦慄の19秒失神KO! キルギスのシェイドゥラエフの盟友アブドゥラエフが14戦無敗・全フィニッシュでUFCと契約 【DWCS Week5】『ジョン・ジョーンズの再来』か。ペイズリーが衝撃ヒジKO! 【DWCS Week4】K-1南米予選準優勝のホドリゲスが15秒TKO勝ち! 【DWCS Week3】UFC史上最大のアップセット! フランク・ミアの娘ベラ・ミア、敗れる。 【DWCS Week2】ブリトーがファジルを逆転の右フックKO! ミラーがロドリゲスをヴァンフルーで極める 【DWCS Week1】フライ級 Cage Fury王座3度防衛インドネシアのハサンが45秒TKOで勝利のムーンウォーク! 元NFLヘビー級ウィントが34秒TKO勝ち [nextpage] 『Dana White's Contender Series 2026: Season10 Week 9』速報 ▼フェザー級 5分3R〇エリック・ヴィスコンジ(ブラジル)18勝3敗[判定3-0] ※30-27×3×イリアス・ブライド(オランダ/モロッコ)9勝1敗  最終第10週のメインイベントでは、第8週で中止となっていた元K-1イリアス・ブライド(MMA9勝0敗)とLFA王者エリック・ヴィスコンジ(MMA17勝3敗)のフェザー級戦が組まれた。  ブライドは、MMA9戦(5KO・TKO、1SUB)無敗。キックではK-1にも参戦し、2016年6月の『K-1 WORLD GP』65kgトーナメント1回戦でクリス・マセーリにKO勝ち、準決勝で山崎秀晃に延長判定勝ち。決勝でゲーオ・ウィラサクレックとの再戦に臨み判定負けで準優勝。17年にはEnfusionでS-cup覇者ザカリア・ゾウガリーに判定勝ちで-67kg王座防衛。  2019年9月のBellator227でMMAデビューし、以降、UAEW、BRAVE CF等で勝利。26年4月のオランダ『Levels Fight League 22』で1R KO勝ち。MMAフェザー級王座についている。今年のDWCS第8週では大会当日にブライドが体調不良に陥り、試合は中止となっていた。31歳。  2週間遅れで仕切り直しの1戦に臨むヴィスコンジは、MMA17勝3敗。3つの黒星はいずれもバンタム級戦でのもの。フェザー級では無敗で、26年5月に当時10戦無敗のグスタボ・ピントス(アルゼンチン)にスプリット判定勝ちでLFAフェザー級のベルトを巻いている。17勝中6つのKO・TKO、6つの一本勝ち(5RNC)をマークする立って良し・寝て良しのフィニッシャーだ。29歳。  1R、サウスポー構えのヴィスコンジ。オーソのブライドの右ローに合わせてダブルレッグテイクダウン。金網使い立つブライドをシングルレッグでなおも崩しに行くが、残すブライド。しかしハイクロッチでテイクダウン!  ブライドの亀からの立ち上がりにバック、4の字のボディトライアングルに組んで引き込むが、亀に戻すブライド。ヴィスコンジはバックマウントからフェイスクランクでリアネイキドチョーク狙い。身体を伸ばそうとするが、亀に戻すブライド。  バックマウントからヒジを打つヴィスコンジ。ブライドが立とうとすると崩してリアネイキドチョーク狙い。首を防御するブライドは下から左で差して立ち上がろうとすると、右腕をヒザでピンするヴィスコンジ。  腕を外して立ち上がるブライド。右で差してヒザ。押し込みヒザでブザー。ヴィスコンジのラウンド。ピンチから抜けて立ち上がったブライドだが、どこまで削られたか。  2R、先に中央に出て左ミドルのブライド。その1発目を掴んでテイクダウンのヴィスコンジのバッククリンチに正対したブライドだが、ヒザを着いたところを寝かされる。  右足を抱えて抑え込み。亀に戻すブライドにワンフック。たすきで手首をコントロールするヴィスコンジに場内はブーイング。しかし動きたいのはブライド。左足をかけて鉄槌のヴィスコンジ。亀から仰向けになったブライド。もう一度亀に戻すと、ヴィスコンジは左右パウンド。  そのスペースで立つブライドにバッククリンチ。しかし、脇を潜るブライド。その背後のブライドの腕を巻き込み前転でトップのヴィスコンジ。みたび亀になるブライドはケージまで這い立ち上がり。  バッククリンチから正対してシングルレッグテイクダウンのヴィスコンジ。ここはあっさりと倒れたブライド。バックを奪いつつ左脇に頭を入れて肩固め。一瞬タップしそうになるブライドだが、腕をクラッチして凌ぐ。  3R、先に前に出るブライド。バックエルボーのヴィスコンジ。ブライドは左ミドルを当てるが、前に出るヴィスコンジ。そこに左ローのブライド。ローブローに。中断。  再開。このインターバルはどう影響するか。左ハイ、右後ろ蹴りのブライドはサウスポー構えで左ハイをガード上に突く。さらに左インロー。サウスポー構えになるヴィスコンジ。、オーソに戻してブライドの入りに右バックエルボー。かわしたブライド。  左ハイを突くブライドだが、蹴り足を取られたブライドが下に。立ち上がりに右ヒザを突くヴィスコンジだが、ブライドは片ヒザ立ち、頭にヒザは当たったか。  試合は続行。左インローのブライド。ヴィスコンジも左右ロー。蹴り合いでブライドもローを返す。右から左後ろ蹴りのブライドだが勢いが無い。ガスタンクは残っていないか。  レフェリーの「レッツゴー」の声にヴィスコンジが左右で前にでると後ろ廻し蹴り、ブライドのヒジをかわしてダブルレッグテイクダウン。ヴィスコンジのパウンドにブライドが頭を押さえて立ち上がりブザー。すぐにブライドはマウスガードを外した。  判定は30-27×3のフルマークでブライドをドミネートしたヴィスコンジが勝利。果たして契約なるか。  試合後、ヴィスコンジは、「ダナ、ありがとう。応援してくれたみんなに感謝します。ここまで来るのに本当に苦労しましたから。今日のパフォーマンスはベストとは言えなかったかもしれません。以前の団体(LFA)ではチャンピオンでしたが、その間に手を骨折したりもしました。それでも前に進み続けてきたんです。ケージの中ではもっとできると分かっています。でも、短期間で2度も減量するのは大変なことでした(※ブライドが体調不良で試合が2週間延期)。少し力みすぎてしまったかもしれませんが、本来の力ならもっといいパフォーマンスができるはずです。  相手が優れたストライカーであることは分かっていました。英語がうまく話せなくてすみません……。でも、チームと協力してグラウンドに持ち込み、BJJで攻めるのが自分の仕事でした。相手はタフでした。  大きな舞台で戦いたいんです。ケージでもっとやれる自信があります。今日はこうなりましたが、正直すごく悔しい。チャンスさえもらえれば、もっとできるんです。UFCで素晴らしいパフォーマンスを見せるために、死に物狂いでトレーニングします。 (多くの犠牲を払い、UFCファイターと名乗れるようになったら、あなたにとってどんな意味があるのでしょうか?)  すみません、英語がうまくなくて……。もし契約をもらえなければ、もうトレーニングを続けられません。これ以上は無理なんです。ハードにやりすぎてしまいました。UFC、チャンスをください。お願いします。約束します、最高のショーを見せますよ。過去の試合を見てください。判定決着なんてない、すべてフィニッシュで勝ってきました。もっとやれるんです。人生を変えるチャンスをください。お願いします。準備はできています」と契約を訴えた。 [nextpage] ▼女子バンタム級 5分3R〇スミラ・サンデル(スウェーデン)3勝0敗[判定3-0] ※29-28×3×アイネ・ペレイラ(ブラジル)3勝3敗  コメインでは、元UFC世界ライトヘビー&ミドル級王者アレックス・ペレイラの実妹で初代Karate Combat女子フライ級王者、GLORYコンテンダーのアリーニ・ペレイラ(MMA3勝2敗)が出場。ONE史上最年少の17歳でONEムエタイ女子ストロー級(※56.7kg)世界王者となったスミラ・サンデル(MMA2勝0敗)と女子バンタム級で戦う。  ペレイラは、2021年1月の『Glory 77』でティファニー・ヴァン・スーストと121ポンド王座を争い判定負け。22年にLFAでMMAデビューし、2勝2敗。『Karate Combat 56』で121ポンド王者に。26年5月に『MVP MMA 1』に参戦し、シャド・マッソンワンにスプリット判定勝ち。36歳。セコンドにポアタンがつく。  サンデルは、24年5月のONEでナタリア・ディアチコワに左ボディを効かせて2R TKOも計量失敗で王座剥奪に。その後、MMAに転向し、26年1月と6月のTuff-N-Uffで2連続KO勝ちで、DWCS出場を決めた。21歳。  1R、ともにオーソドックス構え。前蹴りでけん制の両者。詰めるペレイラにサンデルが左ジャブで圧力。そこに右ストレートを狙うペレイラ。かわすサンデルはオーソから左ハイ。左ロー。ペレイラも右ローを返す。詰めて、ペレイラの右に左を合わせたサンデル! 首相撲ヒザ。突き放したペレイラ。  なおも圧力をかけるサンデルは右ボディストレート。サークリングのペレイラを追って左。ペレイラは距離が足りない。下がりながら左もかわすサンデルは右から左。首相撲ヒザを連打。  被弾してはがしたペレイラを詰めてなおも首相撲ヒザ。右から左の蹴りに繋ぐ。ペレイラは左前蹴りを返すとワンツーの右で応戦。ワンツーから左ハイのサンデルは左右連打で前に出てブザー。サンデルのラウンド。  2R、中央に出るペレイラに、左の上下の蹴りのサンデル。左ジャブを突き右前蹴り。左インロー。右を振るペレイラをかわして両手を上げて前に。一転ガードを下げてジャブ。ペレイラも右を突いて押し戻し。近い距離になると間合いを外すペレイラ。  前に出るサンデルに左フックを返すペレイラだが、サンデルは左の蹴り、ジャブを突いて圧力。ペレイラも決定打は許さないものの下がる。歩いて左ハイに繋ぐサンデル。首相撲にとらえると頭をアゴに着けてヒザ。  左ジャブのカウンターを狙うペレイラ。右ストレートをかわしたサンデルは左ハイをジャブのように使う。右をかぶせたペレイラに、右のダブルで前に出るサンデル、間合いが近くなると巧みに首相撲ヒザ! ボディに突いたサンデルにペレイラは後退。  バッククリンチでも背後から蹴るサンデルのラウンド。  3R、ジャブ&左蹴りで前に出るサンデル。ペレイラもジャブをかわして右を打ち込むが遠い。圧力かけるサンデル。ともに右ロー。  スナップを効かせて左ハイを突くサンデル。ガードのペレイラは左ジャブも下がりながら。左「ミドルで前に出るサンデル。ここでペレイラはシングルレッグ&小外がけテイクダウン!  残り2分30秒。ボデイロックのペレイラに頭を押してケージ背に立つサンデル。前に出るサンデルに左フック、右ストレートのペレイラだが下がりながら。組んでヒザのサンデル! ジャブの差し合いから首相撲ヒザのサンデル。  休まず前に。ペレイラはワンツーの右をかすめる、左ジャブを返すが、前に出るサンデルが左ボディを当ててブザー。  判定は3-0(29-28×3)でサンデルが勝利。  試合後「とにかく我慢強く、冷静でいること。格闘技ですから、打撃を食らうこともあります。大事なのは、そこで落ち着きを保ち、試合を勝ち切ることだと考えていました。 (序盤、相手から強烈な打撃をいくつか受けていましたね。その時、どう考えていましたか?)とにかく冷静でいようと努めました。さっきも言った通り、相手が攻めてきたところで、こちらも強烈な一撃を打ち返しました。 (試合の立ち上がり、相手はあなたの打撃をあまり警戒していない様子でしたね。実際に大きな打撃を当ててきましたし。それを感じましたか?)ええ、感じましたよ。その気持ちも分かります。実は、私のデビュー戦はひどい内容だったんです。あの時はただ生き残ろうとするだけで精一杯でした。でも、ファイターはそうあるべきじゃありません。だからこそ、今回のキャンプでは自分の戦いをすることを徹底してきました」と語った。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇ルイス・フランシスキネリ(ブラジル)7勝1敗[1R 2分19秒 TKO] ※左フック→パウンド×ウィル・レンツ(米国)8勝3敗  1R、身長198cmのフランシスキネリはLFAデビュー戦のみミドル級で以降はウェルター級で参戦。開始早々の右ローからシングルレッグ。ボデイロックに切り替えテイクダウンのレンツ。フランシスキネリは下から足関節狙いからフルガードに戻す。  50/50から立ち上がるフランシスキネリはヒザ。そこにボデイロックテイクダウンを狙うレンツだが、右小手のフランシスキネリは突き放してボディ打ち。  レンツは右オーバーハンドで前に。下がってかわしたフランシスキネリは左フック。それがテンプルにヒットし、レンツが頭からマットに崩れる。フランシスキネリがパウンド連打し、レフェリーが間に入った。  1R 2分18秒、フランシスキネリがTKO勝ち。6度目の1Rフィニッシュ勝利をマークしたフランシスキネリは「やるべきことをやるだけです。私の人生は特別な状況にあります。ここ数日……そうですね、娘のことです。今日で生まれてまだ25日なんです。でも、私の人生で最も大切な人、彼女は今日ここにいません。私の妻です。私の妻……何彼女は分かってくれています。今日退院できるといいんですが。いろいろなことが重なっています。もちろん、これは人生最大のチャンスです。でも、今の私にとって一番大切なのは彼女なんです。金曜日からずっと病院にいますから。一週間ずっとそこにいるんです。火曜日に始まって、彼女もそこにいて……木曜日は何もなく、金曜日に彼女が来て、そこで処置というか、小さな手術を受けたんです。それで、彼女は入院し続けなければならなくなって……あと何日かかるか分かりませんが、別の手術が必要なんです。彼女は……彼女こそがすべてなんです。ここにいるべきなのは私じゃなくて、彼女なんですよ。分かりますか?今日は彼女はいませんでした。でも、彼(神)が私と一緒にいてくれることは分かっています。彼女が私の心そのものだということも。 (彼女はすべてを投げ打ち、あなたの夢を支えるためにすべてを犠牲にしてきましたね。これは長い間、あなたの夢でした。そのために懸命に努力してきました。今、ダナに伝えたいメッセージはありますか?)  新しいチャンスを一つくれ。それが私の夢だ。それから…​​…すべてを神に委ねる。神の祝福がありますように。皆さんに神の祝福がありますように」と語った。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇ドゥグラス・ダ・ラパ(ブラジル)7勝0敗[3R 0分19秒 TKO]×ダヴィ・カブラル(ブラジル)7勝1敗  ブラジル無敗対決。ダヴィ・カブラルは7勝(4KO・TKO/2SUB)0敗。ドウグラス・ダ・ラパは6勝(5KO・TKO)0敗。  1R、ともにオーソドックス構え。左の蹴り、左フック、右の蹴りと対角に突くダ・ラパに、カブラルはパンチで詰めると、左ボディを効かせたダ・ラパが左右で押し戻し。  左から右のダ・ラパ。左ジャブ、左ボディを届かせると、右カーフも! 右オーバーハンドのカブラルに左ボディを突くダ・ラパ。右を効かせたカブラルはダ・ラパを崩すと、ローシングルからギロチンチョークで後方に回すが、立つダ・ラパ。  右から左フックのダ・ラパ。右カーフのダブル。しかし左フックを効かせたカブラル! 身体が泳いだダ・ラパだが立て直す。  2R、先に詰めるカブラル。しかしダ・ラパは右から左ボディを突いて押し戻し。さらに左ボディ、左ハイ。ガードしたカブラルも右ミドルを返すと右カーフ。  左前蹴りを腹に突くダ・ラパ。さらに右カーフ。そこに右オーバーハンドのカブラル。ダ・ラパは自身のターンに右から左ボディ、左ミドルを2発。効いてないと右で前に出るカブラルは左ジャブのダブル。右ロー。  互いに左フックの相打ち。左ハイ、右ローのダ・ラパ。詰めるカブラルにサークリング。右カーフを当てるダ・ラパ。長い左ジャブ。右から左ボディを届かせるもタフなカブラルは打ち返し。  ここでダブルレッグテイクダウンのカブラル。しかし立ち上がったダ・ラパの左ボディ、右の打ち下しにカブラルはケージに詰まる。右ローを突いて顔面、ボディと散らしが巧みなダ・ラパは残り10秒をカブラルをケージにくぎ付けにして上下にラッシュ! ブザーにカブラルは生還する。  3R、詰めるダ・ラパ。カブラルとの左の打ち合いから右フックをヒット! ダウンしたカブラルにパウンドでフランク・トリッグレフェリーが間に入った。  勝利にジャンプして着地し十字を切ったダ・ラパ。ケージサイドのダナ・ホワイト代表に「You Like?」と問うた。  試合後、ダ・ラパは「公務員としての激務をこなしながらの挑戦でした。私は戦いの中で生きてきた人間であり、戦いそのものが私なのです。二人の子供たち、そして家族全員が見守る中での勝利でした。しかも、たった1ラウンドで決着をつけられたのです。ただ勝つだけでは、これほどの満足感は得られなかったでしょう。素晴らしい戦いをしてくれたダヴィに感謝します。彼は真のファイターでした。だからこそ、私の熱意と実力を証明できたのです。そして、自分がどこから来た人間なのかを皆に示したかった。  今の私があるのは、故郷のおかげです。常に支えてくれたマクゲット氏にも感謝を伝えたいです。ミクド教授も初めてコーナーについてくれましたし、カイルのことも忘れてはいけません。彼はインスタグラムで私に連絡をくれて、『自分を諦めるな、自分を信じろ』と言ってくれたんです。『いつか必ず、目指す場所にたどり着ける』と。こうして家族全員とここにいられること、そして故郷のプエルト・ミゲルやブグの近所の人たちが、誰も寝ずに祝ってくれていることを思うと……。 (第3ラウンドに向かう時――つまり、第1、第2ラウンドで互いに激しい死闘を繰り広げた後ですが――あの右のパンチでノックアウトできると、分かっていたんですか?)  ……本当に、大変な戦いでした……。第1ラウンドの時点で、分かっています。ダウンも奪えましたし。相手が素晴らしい柔術の使い手であることも理解していました。彼は輝かしい実績の持ち主ですから。コーチには、僕が全身全霊で戦っている姿が見えていたはずです。厳しい状況だと分かっていましたが、僕は冷静さを保ち、テイクダウンへの防御も続けられました。それは非常に重要なことでした。僕がそうしたことを、コーチは誇りに思ってくれているはずです。いつも言っていることですが、僕の最大の武器はスタミナと、何事にも屈しない意欲なんです。僕は止まらない。常に攻め続ける。第2ラウンドの終盤、あと数秒あれば試合を終わらせられたかもしれません。でも第3ラウンドでは、“誰にもこの勝利は奪わせない、今夜必ず決着をつける”と心に決めました。さあ、お祝いの時間ですね。“カルロス・ブラテス・モード”全開といきましょうか。『ベガスでの出来事はベガスに置いていく』と言いますからね」と語り、最後に「本当に……僕にはこれだけのことを成し遂げる資格があると思います。コーチたちに感謝を。そしてどうか契約を」と語った。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇グレッグ・フォスター(米国)9勝1敗[判定3-0] ※29-28×3×ジェイソン・アッシャー(米国)5勝1敗  フォスターは、ジョン・クラウチ&ベンソン・ヘンダーソン率いるMMA LAB所属の34歳。2012年にアマチュアMMAデビュー後、14年には当時連勝中のショーン・オマリーに判定負け。21年8月にプロデビューし、5年間でプロMMA8勝(2KO・3SUB)1敗。  対するアッシャーは、2022年からアマチュアMMAで6勝1敗。25年6月にプロMMAデビューすると5勝0敗、全試合をKO・TKOでフィニッシュしている26歳。  試合前に無敗のアッシャーは、「俺は噛ませ犬になるためにここにいるんじゃない。俺自身が有望株なんだ。単にUFCファイターだ、と言いたいだけじゃない。世界王者になるつもりだ。俺の名はジェイソン・“オール・スモーク”・アッシャー。Mid City MMA所属で、26歳。MMAの戦績は5戦全勝、すべてノックアウト勝ちだ。2ラウンドまで行ったのは一度きり。つまり、素早く決着をつけるタイプだ。自分のファイトスタイルは、アグレッシブかつ戦術的だと言える。相手の隙を見つけたら、即座にそこを突く。前回の試合では、試合開始30分前に相手が変更になったんだ。元二階級王者が相手だったが、1ラウンドで仕留めてやった。つまり、いつでもどこでも戦う準備ができているってことだ。相手が誰であろうと関係ない。ニューオーリンズ出身のファイターであるということは、困難を乗り越える気質を持っているということだ。わかるだろ? ハリケーンや貧困といった試練を乗り越えてきたんだ。それに、俺たちの文化には自己表現を重んじる気風がある。あの街の人間は、世界の他の場所や国内の他の地域の人間に比べて、少しばかりタフなんだ。そういう環境が、今の最高のファイターとしての俺を形作ったんだと思う。人生で散々打ちのめされてきた俺にとって、ケージの中でやられることなんて何でもない。だからこそ、今が俺の出番なんだ。ずっとイメージしてきたし、これまでの努力を無駄にはしない。UFCとの契約を手にせずにラスベガスを去るつもりはない。それが俺たちのやり方だ」と、契約獲得に自信満々のコメント。  対する34歳のベテラン・フォースターは「これこそが私たちが進むべき道であり、私たちがやってきたことです。私ほど多くを犠牲にし、今夜の試合に出場するために16年間ものトレーニングに時間を費やしてきた人間は、ほかにほとんどいないと思います。私の名前はグレッグ・“パンチフォード”・フォスター。アリゾナ州フェニックスから、MMAラボを拠点に戦っています。私はここへ、極上のパフォーマンスを、ダナ・ホワイトが気に入り、ショーン・シェルビーが気に入り、ファンが間違いなく気に入るような、アクション満載のパフォーマンスを見せるためにやって来ました。  プロとしての戦績は現在8勝1敗、うち1ラウンドでのフィニッシュが5回です。つまり、私たちには何でもできるということです。ご存知の通り、私はこの世界に16年身を置いてきました。この競技の探究者であり、研究を重ね、テクニシャンです。戦術的であり、そして何より心を持っています。いいですか、リングに上がった私を倒すには、殺すしかないでしょう。  北カリフォルニアで生まれましたが、ドラッグやアルコールなどの問題が約6歳の頃に我が家をめちゃくちゃにし、その結果私たちはホームレスになってしまいました。やがてカリフォルニアを離れざるを得なくなり、最終的にアリゾナ州ツーソンに落ち着きました。ツーソンへの引っ越しです。多くの子供たちが私をいじめ、からかってきました。だから……何人かの子供を叩きのめすと、その後で友達ができました。私の親友がボクシングなどをやっていて、彼がMMAジムを始めたんです。それで2010年頃にMMAの世界に入り、そして今、こうしてここにいます。  辛い時期というのは長続きしないものですが、それは強い人間を育てます。だから私は時間をかけ、努力を重ねてきました。この世界に長く身を置いていますが、これまでにフィニッシュされたことも、ダウンさせられたことも一度もありません。今夜もそんなことは起こりません」と身の上を語っていた。  1R、サウスポー構えのアッシャー、オーソのフォスターの右の蹴りを掴んで組んで右で差して押し込みも、離れるアッシャー。追うフォスターは左右連打で詰める。  右で差し返して崩すアッシャー。シングルレッグも残すフォスターは右目尻から出血はヘッドバット。しかし体を入れ替え右でダウンを奪う!  詰めるフォスターに、アッシャーは右バックエルボーでダウンを奪い返すが、組みを切って立つフォスターは再び右を当てて右ハイで前に。さらに左右連打に、アッシャーは左ハイ。肩口で受けて倒したフォスターに亀から立つアッシャーは左回転ヒジ。受けながらも前に出るフォスター。  左で差して押し込み。右ロー。体を入れ替えたアッシャー。右で差して押し込みヒザ。離れて左ハイ2発。ブロッキングのフォスター。ノンストップアクションの初回。  2R、右で詰めるフォスターにヒザ突くアッシャー。しかし圧力かけるフォスターの右に後退。アッシャーは組んで左ヒジで離れる。  右バックヒジのフォスターに、左右前蹴りのアッシャー。その狩りの打ち終わりにパンチで攻めるフォスターは右の蹴りも。左テンカオを返すアッシャー。フォスターは右ストレートで押し込みヒザ。右ヒジ。左右連打。歩きながらボラートで振ってシングルレッグ。  差し上げるアッシャー。右のダブルから右ハイ&ローのフォスター。軸ハブルるようになると、アッシャーは左テンカオをダブルで腹に突く。しかし疲弊しながらも前に出るフォスターは左ジャブ。  3R、いきなり左の前蹴りで入るアッシャーに、右で詰めるフォスターはアッシャーのニータップを切って右バックエルボーから左右連打。さらに首相撲ヒザ。剥がしてバックエルボーのアッシャー! 左で差して押しこみも突き放すフォスターはワンツー、右縦ヒジも。ダブルレッグに入るアッシャーを差し上げる。  左ハイ、ミドルのアッシャーに右を合わせるフォスターだが、右ハイを掴んでテイクダウンしたアッシャーがテイクダウン! ハーフで上に。残り2分弱。右で差して左パウンドのアッシャー。  上体を立ててきたフォスターにダースチョークも狙う。仰向けにディフェンスしたフォスターに押さえ込んでパウンド。亀になったフォスターだが、すぐに立ち上がれず。ブザー。  判定は29-28×3でアンダードッグのフォスターが1、2Rを取って勝利。MMA9勝1敗とした。これまで5戦全勝、5試合すべてがノックアウト勝利だったアッシャーは初黒星。  試合後、フォスターは「(これで4連勝だが?)超嬉しいよ。自分自身をとても誇りに思うし、チームも本当に誇りに思う。ここに来て、とんでもないショーを繰り広げるつもりだったんだ。今、母は病院のベッドに横たわっている。3週間前、母は危うく死にかけたんだ。ひどい交通事故に遭った。だから今、母は病院のベッドに横たわりながら、僕の試合を見ている。今日は母の誕生日だよね? そう、今日が母の誕生日なんだ。だから、絶対に、僕をリングから降ろすことなんてできなかった。そして、正直なところ、『あのリングで死ぬ覚悟はできている』って言ったけど、本当にそうなんだ。そして今夜、それを証明できたと思う。 (ゴングが鳴るとすぐに、とてつもない勢いとプレッシャーで攻めてきた。スコアカードでリードしていると感じていたかもしれない時でさえ、3ラウンドになっても決して手を緩めなかった。3ラウンドに臨む際の心構えはどうだった?)  ジェイソンは非常にクリーンなストライカーで、パワーもすごい。彼には大きな敬意を抱いていた。でも、俺はただ彼の背後に張り付いて、ずっとプレッシャーをかけ続けるつもりだったんだ。そして、休憩のたびに、彼に食らいついていくつもりだった。  彼が俺をダウンさせようが、カットさせようが、どうでもいいと思っていた。彼は実際にそうした。それでも俺はプレッシャーをかけ続け、前に出ていくつもりだった。そして、今夜、それを証明したんだ。 (10年を経て……。まさに、ダナ・ホワイトが好むタイプのパフォーマンスでしたね。ただ、彼はよく「34歳のプロスペクト(有望新人)は求めていない」と言っていますが。今、ダナ・ホワイトに伝えたいメッセージはありますか?)そうだね……2025年式のトヨタ・カムリに例えるなら、同じ車種でも走行距離には差があるよね。僕は“低走行距離”の車なんだ。この世界での経験は豊富だけど、身体はまだ消耗しきっていない。21歳や22歳の頃よりも、今のほうが調子がいいくらいだ。  成功のタイミングは人それぞれだ。早い時期に成功する人もいれば、中盤になってから成功する人もいる。僕は自分の歩んできた道のり――どれほど長くトレーニングを積み、この世界に身を置いてきたか――をみんなに見せられるのが楽しみだ。まだ余力は十分だし、素晴らしいパフォーマンスをいくつも見せられるはず。だから、僕の年齢に惑わされないでほしい。今は科学やリカバリー技術も進化しているから、僕らのようなベテラン選手もまだまだ大いに活躍できるはずだ。それを証明する準備はできているよ。誰もが低走行距離のカムリなら大歓迎でしょう? 」と、34歳のオールドルーキーは語った。
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