ONE Friday Fights 174&The Inner Circle 342026年10月9日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信
▼第6試合 ONEフェザー級(-70.3kg)キックボクシング 3分3R×オマール・エル・モラペット(モロッコ)判定0-3〇森田奈男樹(エイワスポーツジム)
森田はフルコンタクト空手出身で第4回JFKO全日本選手権軽重量級優勝など数々の実績を持つ。2021年6月のKrushでプロデビューすると5連勝4連続KO勝ちをマークしたが、2022年4月にK-1初出場でジョムトーンにKO負けで初黒星。2023年3月、ベテランの山崎陽一に判定勝ちして再起したのもつかの間、7月に璃久にKO負けを喫した。12月にアリヤン・モハマディを左フックでKOして再起を飾るも、2024年5月のKrushで小田尋久にKO負け。
小田戦後、自身のSNSにて引退することを発表したが、12月に空手のワンマッチに出場。第2代BreakingDownバンタム級王者・大野篤貴に勝利した。その後、ONEで活躍するエイワスポーツ勢に刺激を受けたか、今回が復帰戦となる。戦績は6勝(4KO)3敗。
モラペットも今回がONE初出場。スペインとタイを活動拠点とし、ニックネームは“タフな男”。WSFCムエタイ世界王者で、欧州ムエタイ中量級の注目選手だという。ハイガードで前へ出てのワンツー、左右フックを得意とする。森田を9cm上回る長身。
空手の蹴り技で連勝するも、顔面パンチへの対応がまだ足りなかった森田だが、約2年ぶりの復帰戦で進化を見せることが出来るか。
1R、森田は前足の蹴りを使ってけん制するが、モラペットは長い右ストレートを伸ばしてくる。前に出た森田は左足を上げてフェイントをかけると、左ストレートをガードの隙間に打ち込み先制のダウンを奪う。森田は無理に倒しに行かず、左ミドルと左ロー、右カーフ。モラペットのワンツーはバックステップでかわす。
どんどん前に出てくるモラペットに左インローと右カーフ。組んでのヒザが入ると、モラペットはヒザを狙い始める。
2R、右カーフを蹴る森田にモラペットはワンツーを出しながら前へ出る。右ストレートにアゴが上がる森田。モラペットは左フックを狙い撃ちにし、森田を下がらせる。森田はブロックを固めて右ロー、左奥足ロー。前に出るモラペットに森田は左右ローと左ボディ、モラペットはワンツーからヒザ。モラペットが盛り返した。
3R、口から流血する森田が左ミドル、左前蹴りで前に来るモラペットを迎え撃つ。ワンツーの連打で前に出るモラペットは組んでのヒザ。しかし、これは反則のため注意を受ける。森田は後ろ蹴りを決めたが、ローブローに。再開後、左右の連打とヒザで前に出るモラペットに、森田は前蹴りと右インロー、与座キックで応戦。
モラペットのアッパーにアゴが上がるモラペットだが、森田は左の三日月から後ろ蹴り。さらに左フックでモラペットをグラつかせる。すかさず左右フックとボディを連打する森田。モラペットも最後は打ち返して打ち合いとなった。
判定3-0でダウンを奪った森田の勝利に。2年5カ月ぶりの復帰戦を白星で飾った。
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▼第5試合 ONEフライ級(-61.2kg)ムエタイ 3分3R×スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ/Tor Sangtiennoi)判定0-3〇ルスタム・ユヌソフ(ロシア/Sinbi Muaythai/Tomahawk Kamilov Team)
スリヤンレックはラジャダムナンとルンピニーの2大殿堂でランキングに名を連ねたほか、タイのテレビマッチである『ワンソンチャイ』フェザー級王者の肩書を持つ。パンチを得意とするハードパンチャーで、激闘派ファイターとして名を馳せ、2019年12月のK-1名古屋大会に初来日。当時K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹と対戦。合計3度のダウンを奪われて判定で敗れるも、そのたびに立ち上がって武居に反撃。3R終盤には猛反撃に出て武居をヒヤリとさせた。
2020年2月にも再来日したが、軍司泰斗に判定負け。ONEには2023年7月の『ONE Friday Fights 25』から参戦し、ONE戦績は11勝(7KO)7敗。2025年3月の日本大会で龍聖に敗れた後は、2連勝して2連敗、また2連勝したが2026年5月にラマダン・オンダッシュに敗れた。11回のパフォーマンスボーナス最多獲得記録を持つ。戦績は86勝32敗。 ユヌソフは2024年3月からONE FFに参戦。初戦で日本の羅向に勝利すると、2026年5月までに無傷の8連勝(2KO)を飾った。通算戦績も17戦無敗。スリヤンレックにとっては厳しい相手が用意された。
スリヤンレックは前日計量で1.7kgの体重超過。ユヌソフに賠償金を支払うことで両選手は試合をすることに同意した。
1R、身長でかなり優っているユヌソフはサウスポーで左ロー、左ミドルからのワンツー。スリヤンレックは潜り込むようにして左右フックを打つが、ユヌソフは上から組んでのヒザ蹴り。スリヤンレックが頭を下げて左フックを打とうとすると、左ヒザを突き上げる。
左ハイも蹴るユヌソフは、軽々とスリヤンレックの顔面へ左ヒザを届かせる。さらに左ストレート。スリヤンレックはフルスイングで空振りし、転倒する場面が目立つ。潜り込むスリヤンレックだがユヌソフが顔面ヒザ、左ミドル。スリヤンレックの被弾が目立った。
2R、ユヌソフが左ハイ、組んでのヒザ。前に出てくるスリヤンレックに後ろ廻し蹴りも。ユヌソフがワンツーを打つと頭を下げるスリヤンレックにまたもヒザを突き上げる。ジャブを突いて右へ回り込むユヌソフを追いかけるスリヤンレックに、ユヌソフの左ストレートが決まる。
前に出て左右フックをフルスイングするスリヤンレック。ユヌソフは左ミドルを蹴るが、スリヤンレックは前に出て思い切り左フックを放つ。左ストレート、前蹴り、左三日月を打つユヌソフが左ボディストレートを突き刺すとスリヤンレックはダウン。
3R、ユヌソフは前蹴り、ヒザ、左ミドルでスリヤンレックのボディを攻める。それでもスリヤンレックは前に出て右ボディと左フックを打ち、前へ出る。しかしユヌソフの右フックをもらって後退、ヒジと左右フックでダウンを奪う。
ユヌソフがヒザとヒジで仕留めに行くが、スリヤンレックは右インカーフ。ユヌソフはヒジとテンカオ。ユヌソフが左ミドルで前進し、首相撲からのヒザ。ユヌソフが後ろ蹴り、横蹴りでボディを攻めていったところで試合終了。
判定は2度のダウンを奪った19歳のユヌソフが判定3-0でスリヤンレックを破った。
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▼第3試合 ONEバンタム級(-65.8kg)ムエタイ 3分3R〇コンスック(タイ/Sitsarawatseur)判定2-1×ルスラン・トゥクタロフ(ロシア/Tiger Muay Thai)
コンスックは元ルンピニースタジアム&プロムエタイ協会2階級制覇王者で、ONEでも3連勝中。トゥクタロフは2度目の出場で初勝利を狙う。
1R、体格で上回るトゥクタロフは前へ出て強い左ローと右インロー、右ミドルを蹴る。サウスポーのコンスックの左ミドルをキャッチすると左ボディを叩き込む。自分の左ストレートは当てて、トゥクタロフの右ストレートをかわす。
左ストレートを当てて前に出るコンスック。左右ローを蹴り、近い距離で左右フックを打つトゥクタロフ。距離を詰めて連打を放つトゥクタロフに、コンスックは左ボディストレートを打つ。
2R、トゥクタロフが右インローと左ロー、コンスックの左ストレートに右ミドルを合わせに行く。前に出るコンスックはトゥクタロフのパンチをかわして組み付くとヒザ。トゥクタロフは後ろ蹴り、コンスックがすぐに首相撲に持ち込んでのヒザを連打。
前に出ていくコンスックが左ボディストレート、左ミドルを空振りするとすかさずバックハンドブローを放つ。トゥクタロフの左右フックを空振りさせ、左ハイを蹴るコンスック。ボディ、顔面とパンチを当てていくコンスックに対し、トゥクタロフは空振りさせられる。
3R、コンスックが首相撲からのヒザ、トゥクタロフは左ヒジを見舞って離れる。トゥクタロフの左右フックには左ミドルを返すコンスック。下がるトゥクタロフに左ボディストレートの2連打を見舞う。コンスックの左ミドルをキャッチしてボディを打ちに行くトゥクタロフには、コンスックがバックハンドブロー。
トゥクタロフのワンツーをかわして首相撲に持ち込むコンスック。左ミドル、隙があれば左ハイを蹴るコンスック。トゥクタロフは蹴り足をキャッチしての足払いを連発してコンスックを2度転倒させた。
判定2-1でコンスックが4連勝をマークした。
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▼第1試合 ONEストロー級(-56.7kg)キックボクシング 3分3R〇アタッチャイ・ルークスアン(タイ)判定3-0×芝宏二郎(Striker GYM)
KOUJIROこと芝は空手出身で那須川天心に憧れてキックボクシングを始め、ジュニア・アマチュアで実績を重ねて現在は『HOOST CUP』を主戦場にするサウスポー。2022年2月に3戦目でRKSキック フライ級王者となり、5月に5戦目でジャパンカップキックボクシング同級王者となった。RISE』では2022年3月に松本天志、12月には那須川龍心に敗れている。
2024年11月『ONE Friday Fights』に初参戦するとジャマーク・クーパーを鮮やかな左ハイキックでKO。2025年3月のHOOST CUPでKING剛を大差の判定で破り、第3代HOOST CUP日本スーパーフライ級王者に。8月にONE FF再出撃でモン・ヨッタサイにTKO勝ちして2連勝。9月のHOOST CUPではジョン・ヒョヌからパンチの連打でTKO勝ち、11月のONE FFではシラチャイを1RでボディブローでKOして3連続KO勝ちをマーク、ボーナスも獲得した。さらに2026年4月のK-1で第9代Krushバンタム級王者・黒川瑛斗を左ストレートでKO、7月のRIZIN広島大会で遥心に判定勝ちと12連勝中。
アタッチャイはこれまで2度ONE FFに出場し、2026年3月にブルースリーに判定負け、スーパーチャンプにTKO負けと同じタイ人選手に連敗している。芝がONEで無傷の4連続KO勝ちをマーク出来るか、注目される。
1R、両者サウスポー。左カーフを蹴る芝に左ローを蹴り返すアタッチャイ。芝は右足を上げてのフェイントから左フック、続けて右ボディ。芝は右ボディストレートを打って右インロー、スイッチしてのミドルも蹴る。アタッチャイは左ミドル、左ロー。アタッチャイが芝を左ローで転倒させると場内が沸く。
両者危険なタイミングで左ストレートを打ち合う。芝が右インローと左カーフ、アタッチャイは右ローと左ミドル。
2R、芝がワンツー、アタッチャイもワンツーを打ち返す。芝は左右ボディの連打、さらにワンツー。アタッチャイも前に出て左右ローを蹴る。芝がワンツーから右ボディを打つと、アタッチャイもワンツーを返す。アタッチャイが右ローを蹴ると芝がワンツーを合わせる。
その後もアタッチャイが蹴ってくると同時に前へ出てワンツー、左右フックを打つ芝。最後は右カーフで締める。左右ミドルを蹴り、芝のワンツーをブロックしてまた蹴るアタッチャイ。芝は左右フックから左アッパー。1Rよりアタッチャイの蹴りのヒットが目立ったか。
3R、芝のワンツーに左ローを合わせるアタッチャイ。前に出て左ローからのワンツー。芝はジャブを突くが、蹴るとアタッチャイがすかさず蹴り返す。左ローを蹴り続けるアタッチャイに芝はスイッチも見せる。オーソドックスになるとアタッチャイは左ミドル。
芝がワンツーで攻めても左ローを蹴るアタッチャイ。攻撃がアタッチャイで終わる場面が目立つ。右フックは相打ち。芝は連打で前へ出ていくが、アタッチャイがテンカオで迎え撃つ。試合が終了すると、アタッチャイは笑顔で観客に手を挙げて勝利をアピール。
判定は芝のパンチに対してのディフェンスの上手さも見せたアタッチャイの勝利となった。