2026年11月23日(月・祝)東京・後楽園ホール『K-1 REVENGE II』の追加対戦カードが、10月9日(金)都内にて行われた記者会見で発表された。
K-1スーパー・ウェルター級3分3R延長1Rで、第5代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者オウヤン・フェン(中国/Team Ouyang Feng/CFP)とKrushウェルター級王者・齋藤紘也(K-1ジム川口ブルードラゴン)が対戦。
初防衛に成功しながら、諸事情でK-1スーパー・ウェルター級王座を返上したフェンの相手に抜擢された齋藤は「バランスのいい攻撃、防御、フィジカル、スタミナ、全部の面で高水準で、凄くレベルの高い選手だと思います」とフェンを評価。
オファーを受けた時は「もう素直に嬉しかったですし、こんなビッグチャンス、怪我して(前の試合を)飛ばしたのにもらっていいんかっていう感じだったんですけれど、素直にめちゃめちゃ嬉しかったです。元々70kgでもしたいと思っていてちょっとずつK-1側に伝えてたので、それでこのオファーが来たので運がいいなっていうか、ビッグチャンスだなって感じです」と、喜びしかなかったという。
自身は9月にKrush王座の初防衛戦が予定されていたが、怪我で欠場。その回復度合いについては「10月入る前にはもう完治して、今は万全で練習できていますし、初の70kgっていうことで、フィジカル面でもスタミナ面でも、今一番強度の高い練習してるので、もう何も問題ないです」とする。
今回の試合は「自分、上手く戦うタイプじゃないですし、距離を取って戦うタイプでもないので、じりじり詰めていって自分の好きな距離で戦いますし、オウヤン・フェン選手も距離を取るタイプではないので結構バチバチ来ると思うので、判定なしでKO決着で終わると思います」と、どちらかが倒れる試合になると予想した。
大会テーマである“リベンジ”について聞かれると「自分にとってのリベンジは、過去の自分を超えることですね。プロ格闘家になって5~6年経ちますけれど、その集大成。それが正しかったのか。Krushチャンピオンになったり、負けも経験してますけれど、この格闘技人生が正しかったのかどうか、良かったのか悪かったのか。それが11月23日に分かると思うので、自分にとってのリベンジはそれです」とのテーマを掲げる。
【写真】187cmの長身を誇る齋藤(右)は70kgでどこまで行けるか ウェルター級 (-67.5kg)からスーパー・ウェルター級(-70kg)に階級を上げるのか、との質問には「本格参戦っていう感じでは自分的にはないんですけれど、67.5kgも70kgも、自分だったら75kgでも行っちゃいたいぐらいなので、オールラウンドに行きたいと思ってます。もう何階級でも行っちゃいたい」と、階級は気にしないとの発言で記者たちをどよめかせた。
70kgには同系列のジムに、9月の「-70kg世界最強決定トーナメント開幕戦」に日本代表として出場した松本和樹もいるが「お話はしました。世界トーナメントに和希さんも参戦してるので、70kgの選手はこういう選手が多いとかフィジカルが強いとか、いろいろなアドバイスを聞きながら、11月、行きたいと思います」と、助言をもらっているという。
松本が開幕戦で姿を消したように、70kgではなかなか日本人選手が勝てない状況が続いているが、そこに自分が風穴を開ける自信はあるかと問われると「めちゃめちゃあります! もう穴開けまくります! 本当に楽しみにしてください。凄いワクワクしてるんですよね。恐怖心とかもなく、めっちゃ楽しみで。どうなるんだろうっていうポジティブ思考でやってるので、勝つ想像しか、イメージがないので、それが自信になってるのかなと思います」と、自分ならできると言い放つ。
しかし、70kgの第一戦で元王者のフェンはハードルがかなり高いのでは、と言われると「ハードルが高ければ高いほど自分は成長していくタイプなのかなと思っているので、高い壁ほど越した時に最高だと思って。もう楽しみです」と、望むところだと答えた。
同系列のジムメイトとなる稲垣柊は、「もう全然70kgでも紘也は大丈夫だと思う」と太鼓判を押す。
会見に同席した須藤元気K-1プロデューサーは「日本で大会をしてる以上、やはり日本人選手のスターを作っていく必要もありますし、世界展開をしつつ国内もやはり大事にしながら、マーケットとしても考えてやっていきたいと思っています。斎藤選手は運が良かったって言ってますけれど、それをちゃんとチャンスにして、しっかりと日本に勝ってもらいたいなと。そして勢力図が変わるというか、70kgでも日本人が勝てるんだっていう空気をまず作ってもらいたいですね。どうしても重量級が日本人はもう勝てないだろうっていう諦めがある中で、そういったところを斎藤選手に期待してますので頑張ってください」と、エールを送った。
最後に斎藤は「いつも応援してくださる皆さん、ありがとうございます。今回初の70kgで、ファンの方にも『斎藤かよ』っていう人がいると思いますけれど、11月23日を見てもらって斎藤で良かった、斎藤凄いって言ってもらえる手のひら返しを見せたいと思ってるので、ぜひ期待しててください」とファンへメッセージを送った。