KORAKUEN JUNBLEKORAKUEN JUNBLE
修斗修斗
キックボクシング
インタビュー

【KNOCK OUT】木村“フィリップ”ミノルが連続KO宣言「俺のパンチに耐えてみろよ」「みんなが目を背けたくなるような試合をやりたい」vs.宮原穣「迫力もありつつ、少し過激な戦い方もある」

2026/09/03 12:09
 2026年9月5日(土)神奈川・横浜武道館『REMY presents KNOCK OUT.68 ~KNOCKIN' on the WORLD~』(U-NEXT配信)にて、KNOCK OUT-UNLIMITED -75.0kg契約3分3Rで対戦する木村“フィリップ”ミノル(Battle-Box)と宮原穣(MIYAHARA DOJO)のインタビューが主催者を通じて届いた。 木村「フルスイングで相手の顎を打ち砕いて…」  木村はUNLIMITEDルール初挑戦となった4月のスパイク・カーライル戦ではKO負けを喫したものの、6月の代々木大会では草MAXを左フック一発でなぎ倒す豪快なKO勝ちを収めた。今回は空手出身の宮原と対戦することになり、木村は「いくら顎にパンチを入れても倒れない。そういうタフなやつを仕留めに行くイメージ」と草MAX戦とは違う形での破壊を宣言した。 ――練習後のインタビューありがとうございます。木村選手はスパイク・カーライルとも練習しているそうですね。 「週に2回ぐらいジムに来てくれて、スパーリングさせてもらっています。KNOCK OUT的には打倒カーライルでみんなやっているので、そういう意味では流れとは違うと思うんですけど、今は自分のファイターとしての成長を優先して、練習している感じです」 ――カーライルのようにMMAの実績も豊富な選手と練習することで得るものも大きいのではないですか? 「ホントにそうですね。自分のジム(Battle-Box)は柔術、レスリング…各ジャンルのスペシャリストはたくさんいるんですよ。でもMMAでミックスした時のことを考えると、微妙に違うところがあるわけです。打撃に関しても、MMA軸の動きの中での打撃になると、僕もずっとMMAが好きでMMAの試合を見てきたから少し分かるところはあるんですけど、実際にやってみると『こういう意識で動いてるんだ』と気付くことが多い。そういうところを(カーライルに)教えてもらいながらやると、すごく得られるものが多いですね」 ――MMA的なつなぎの技術が入ってくることで今までバラバラだった技術がつながっていきそうですね。 「だから今めっちゃ楽しいんですよ。今まで練習してきたことが色々とつながってくるんで。今はUNLIMITEDに集中してやっていますけど、しっかり時間をかけて慎重にMMAの練習もやって、またMMAで復活する時があったら、みんなを驚かせたいなと思って頑張っています」 ――木村選手も4月、6月、9月と試合が続くことでコンディションも上がっているのではないですか? 「以前、K-1で1年間で7試合くらいやった年があって、精神的にらちょっときつかったんですけど、体的にはめちゃめちゃ調子良かったんですよ。1年を通して継続してトレーニングをやるので。今年も4月から試合が続いていて、めちゃくちゃ体の動きが良くて、自分の中で納得がいく感覚に近づいている感じがあります。このキレとかスピード感とか、自分の感覚のところがすごい切れてる、冴えてきてるなっていう感覚がありますね」 ――前回の草MAX戦は短い試合時間でしたが、木村選手の動きのキレや反応の良さが目立った試合だったと思います。実際にそういった手応えはありましたか? 「試合そのものは早かったんですけど、試合に行くまでにすごくたくさん体を作ってきたからこそ、ああやって試合を仕留められたと思うので、それを今もっともっと継続してやっている感じです。草MAX戦は、相手が自分よりも背が大きくて、言い方が悪くなっちゃうけど動きが遅い選手。だから相手のペースに巻き込まれると大変だけど、スピードでパッ!と仕留めることをテーマにやって、ああいう終わり方になったんですよ。で、今回の宮原戦は、どちらかというと相手は頑丈で、いくら顎にパンチを入れても倒れない。そういうタフなやつを仕留めに行くイメージですね。宮原選手は空手出身で、周りも『ボディも打たれ強いよ』と言ってくるんですけど、そういうこと関係なくボディも殴るし、顔面も殴る。そうやって打ち砕いていきたいですね。だから草MAX戦とは少し違って、もっともっと気持ち的には戦闘モードというか、『俺のパンチに耐えてみろよ?』という感じで準備しています」 ――まさに頑丈で岩のような宮原選手を削り倒すというイメージですね。 「やっぱりこういう時になると、K-1でやってきたことが自信になるんですよね。例えば初めて和島(大海)選手とやった時、自分の方が分が悪いと思ってやったんですよ。でもちゃんと一発いいのが入って倒せたりしたんで、そういう時の自信を思い出したり。K-1時代は自分よりも大きくて強い相手とたくさんやって倒してきたんで(宮原は)何てことないなって。ある意味、過去の経験が自信にはつながっています」 ――そういった意味ではこれまでのUNLIMITEDとは違う自分の姿を見せられそうですか? 「相手は前回の試合でテイクダウンを試みたり、色々とやっていたので、そこも含めての勝負になると思います。自分の変わった姿を見せるチャンスかなと思うし、これを機会にいいアピールになるかなと思いますね。UNLIMITEDでやるからには、キックの良さだけじゃなくて、MMAの良さや迫力を見せなきゃ意味がないと思います。UNLIMITEDにはクリンチもあってブレイクも早いですけど、それは逃げのためのルールじゃなくて、もっと攻める・アグレッシブに戦うためのルールだと思うんですよ。見方によってはUNLIMITEDは中途半端なルールだと思われるかもしれませんが、逆に言えばUNLIMITEDって激しくしようとすればめちゃくちゃ激しいルールになると思うんですよ。自分はそこを突き詰めていますね。あくまで今回はキックボクシングの強さを見せるためにやりますけど、そういう(組みの)展開になったらなったで、その強さも見せられるようにしたいなと思います」 ――こうして話を聞いていても、過剰にルールのことを意識せず、自然にUNLIMITEDルール仕様の木村選手が出るのではないですか? 「今そこがすごく自分のスタイルとよくリンクしています。UNLIMITEDは自分が今目指しているファイターの理想像にとって、すごくいいルールだと思うし、このルールで無双できないと自分の描いてるスタイルには近づけないと思うんで。今はMMAが主流で、そこにも向けて頑張っている中で(MMAをやるのは)ただの思い出作りじゃなくて、ちゃんと結果を残したいと思っています。今はUNLIMITEDで自分をいかに表現するかという課題を持ってやっていますね」 ――今大会はバリエーション豊かなマッチメイクと選手が出る大会ですけど、どんな自分をアピールしたいですか? 「自分のパンチの迫力、ノックアウトするところを最終的には見せたいですね。フルスイングで相手の顎を打ち砕いて、最後は相手が倒れる結果にしたいし、そこに思いっきり追撃のパウンドを打ち込んで、みんなが目を背けたくなるような試合をやりたいと思っています」 [nextpage] 宮原「僕が勝った方が盛り上がる」  UNLIMITEDルール2戦目となった6月の神保克哉戦では、グラウンドでのヒジで神保を流血させてTKO勝利を収めた。木村との一戦は自他ともに認める注目カードであり、KO決着が期待される一戦。宮原は「僕が予想外のところで木村選手に勝った方が盛り上がると思う」と語った。 ――前回6月の神保戦は宮原選手がグラウンドでのヒジでカットし、TKO勝利という結果でした。あの試合を振り返っていただけますか? 「組みは自分の方が経験値があると思っていたのですが、組みで勝負することはリング上で決めた感じですね。もっと打撃戦になるのかなとか色々と考えていたんですけど、リングで神保選手の体を見た時、普段練習している人の方が体がでかいなと思ったんですよね。それで組みでもいけると思って決めた感じです」 ――宮原選手は普段の試合でもリングに上がった段階で作戦や戦い方を考えるのですか? 「そうですね。いつも絶対にこれをやろうと前々から決めている作戦というのものはなくて。その場の自分を信じてというか、自分の感覚に頼って戦っていますね」 ――UNLIMITEDをやる上で組みの練習にはかなり力を入れているのですか? 「そうですね。KNOCK OUT参戦にしてからは、そっちに時間を使うようにしています」 ――いざ組みの攻防になって、自分の方が組みでは強いという手応えはありましたか? 「(組みが)神保選手の土俵じゃないことは、やりながら分かりました。ただそこを突いて勝ちに徹する戦い方になっちゃったかなというのはあります」 ――フィニッシュにつながったヒジも含めて、グラウンドでの打撃が違和感なく出ていたと思うのですが、自分でも自然に出せていたという感覚はありますか? 「組みを混ぜながらの打撃というのが、UNLIMITEDルールの一つのポイントになると思っていて。ただの組みだけではなく、組みからの打撃、打撃からの組み。そこをスムーズに移行できる選手がUNLIMITEDでは強いのかなと思います」 ――UNLIMITEDはMMAと違ってトップキープやコントロールすることに時間を使うより、いかに一発打撃を入れておくかが求められると思います。 「そうですね。MMAではちゃんと時間を使って相手をコントロールして、いいポジションを取ってから打撃を入れることが多いと思うんですけど、UNLIMITEDはそこでの時間の勝負かなと思います。それはカーライル戦で自分がやられたことで、カーライル選手は組みが強い選手というイメージだったんですけど。組みから打撃に行くまでがめちゃくちゃ早かったんですよね。カーライル選手もルールをかなり研究して、ルールに合わせた戦い方をしているんだなということに試合をやってみて気づきました」 ――そういった意味では昨年末のカーライル戦でUNLIMITEDを1試合経験したことが大きかったようですね。 「めちゃめちゃ大きかったですし、UNLIMITEDは初参戦の選手には分からないことが多いルールだと思います。ちょっと話がそれますけど、最近キックの選手で『UNLIMITEDは面白そうなルールだから興味がある』や『自分はUNLIMITEDルールが向いている』と言って、UNLIMITEDを喧嘩みたいなルールだと思って挑戦する選手もいるじゃないですか。僕はそれは全く違うと思うんですよ。それは僕がカーライル選手に負けて、このルールに向き合えたからこそ分かったことなんですけど。UNLIMITEDルール=過激なルールみたいな印象があると思いますが、そのくらいの考えでルールのことを研究しないでやると(UNLIMITEDでは)勝てないと思います」 ――今回は木村選手と対戦することになりました。お互い立ち技をバックボーンに持つ選手同士、どんな試合をイメージしていますか? 「逆にどんな試合をイメージしています?」 ――あくまで私見ですが…木村選手は一発の破壊力やスピード、宮原選手はタフさや削る攻撃に長けているというイメージです。 「もし僕が勝つとしたら、そういうところを活かした展開、後半勝負というか、自分が木村選手の攻撃をしっかり凌いで…という形になると思います。木村選手のパンチは一級品で、どこかでパンチをもらうことにはなると思うので、どれだけ自分のタフさでそれに耐えて、自分の時間に持っていけるか。そこが自分が勝つパターンというか、自分が勝つイメージですね」 ――あとは宮原選手がどう空手技をUNLIMITEDに適応させるかもポイントかなと思います。 「僕も自分にしかできない技を研究したいし、それこそUNLIMITEDをやってみて、盲点になっているところというか、こういう攻撃が当たる・効かせられるというところが幾つかあるんですよ。UNLIMITEDはあらゆるポジションからの打撃が可能なので、そこを活かしたズルさみたいなものは自分にはあると思います」 ――多くの人がこの試合にはKO決着を求めていると思いますが、ずばりKO決着になると思いますか? 「自分の試合だからということではなく、お客さん目線でもこの試合を面白いカードだと思ってもらえていると思います。僕がKOを見たいファンもいれば、木村選手のKOを見たいファンもいるだろうし、色々な結末を見たい人がいるなかで、僕が予想外のところで木村選手に勝った方が盛り上がると思うので、それを試合で見せたいですね。勝負は必ずKO決着になると思います」 ――今大会はバリエーション豊かなマッチメイクと選手が出る大会ですけど、どんな自分をアピールしたいですか? 「すごく綺麗な戦いではなく、自分と木村選手にしかできないような迫力もありつつ、少し過激な戦い方もある。周りの期待に相応しい試合をしたいなと思っていますね。もちろん勝ちたいのは勝ちたいですし、僕と木村選手が75㎏でUNLIMITEDルールで戦うからこそ見せたいものもあるので、それを見て欲しいです」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.345
2026年7月23日発売
9.10『超RIZIN.5』でRIZIN&PFLダブル王座戦のシェイドゥラエフ&AJ・マッキー独占インタビュー。榊原CEO、野村駿太、クレベルも。K-1 朝久泰央×大久保琉唯×木村萌那
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント