ONE Friday Fights157&The Inner Circle2026年6月5日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信
▼メインイベント ONEフライ級(-61.2kg)ムエタイ 3分3R〇ヨードレックペット・オー・アトチャリア(タイ)判定3-0×ソー・ミン・ミン(ミャンマー)
“ザ・デストロイヤー”ことヨードレックペットはラジャダムナンスタジアムでライト級(2015年と2017年)とスーパーライト級(2021年)の2階級制覇、ルンピニースタジアムでも2017年にライト級王者となり、2大スタジアム王座を同時に保持した。2015年12月にラジャで梅野源治と対戦してTKO勝ちしたが、2016年10月の日本での再戦では判定で敗れラジャ王座を奪われた。2018年4月のKNOCK OUTでは初代王者・森井洋介にTKO勝ちしてKNOCK OUTライト級王座を奪取。同年にはタイのスポーツ界で権威のあるサイアムスポーツ社認定のタイ・スポーツ大賞のムエタイ部門でMVPを獲得している。
ONEには2023年7月の『ONE Friday Fights 2』から参戦し、4連勝(3KO)するもムアンタイ、タギール・カリロフに連敗。2024年6月のコムアウット戦で連敗を脱出したのも束の間、8月にコンスックに敗れた。11月のプンルアン戦ではダウンを奪われるも3Rに逆転KO勝ち。2025年は1月にジャオスアヤイに2RでKO負け、3月のONE日本大会で吉成士門に判定負けれ連敗を喫したが、6月にONE4戦全勝だったドンキングを1RでKO。8月にはポンペットに判定2-1で辛勝するも、9月のリマッチでは判定2-1で敗れた。11月にはアナル・マンマドフに判定勝ち、2026年3月はギンサンレックをKOして連勝を飾った。戦績は94勝39敗3分。 ミンミンはONEミャンマー大会でMMAを3戦行って2勝1敗。2025年6月のONE FFにムエタイで出場するとオーストラリア人選手にKO勝ち、2026年2月にはデッチャワリットもKOして2連続KO勝ち中。ラウェイ出身。
1R、サウスポーのヨードレックペットが左インロー、さっそくミンは右ストレートを合わせに来る。前に来るヨードレックペットをジャブ、前蹴り、右インローで止めにいくミン。ヨードレックペットは左インロー。ヒザから左右フックのミンにヨードレックペットはブロックして左フックを返す。
ヨードレックペットの左ボディにワンツーを返すミン。ヨードレックペットの左インローにバランスを崩しながらも左右フックを打つミン。荒々しい左右の連打を放つミンは左ヒジも。ヨードレックペットは左ボディ、ミンはヒザ蹴りやワンツーを返す。パンチを当てていくのはミン。
2R、ミンのジャブ、右インローにヨードレックペットが左インローを返すと、ミンの左足が大きく流れる。左ストレートで前に出てくるヨードレックペットにミンはヒジで応戦、ヨードレックペットも左ヒジを返す。ミンの左右フックがヨードレックペットを捉えるが、ヨードレックペットは下がらない。ミンの頭部が当たって一時中断。
再開後も前へ出ていくヨードレックペットに、ミンは左右フックとヒジで応戦。もらいながらも前へ出るヨードレックペットが左ヒジ、左右のボディと左インロー。左ボディストレートをもらったミンはワンツーからの左ハイ。ヨードレックペットのパンチに左右のヒジを打つミン。
3R、ヨードレックペットが右フックと左ストレートで前へ出る。このラウンドは左を打ってブロック、すぐに左右ボディを打つヨードレックペット。ミンも左右フックとヒジ。しつこくボディを攻めるヨードレックペットに後退を続けるミンだが、左ヒジを出す。ボディへの飛びヒザを連発するミンにヨードレックペットはワンツー。
カモンゼスチャーから打ち合いを仕掛けるミンだが、ヨードレックペットの前進に下がる。左右ボディをもらっても左右フックを返すミン。
判定3-0でタフファイトを制し、ヨードレックペットが3連勝を飾った。
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▼第7試合 ONEフライ級(-61.2kg)ムエタイ 3分3R〇ジェイコブ・トンプソン(米国/Team Jai Dee)判定3-0×大田拓真(新興ムエタイジム)
大田は2023年9月にONE FF初出場。従来のイメージを一新するハードな戦いを見せ、乱打戦の末に勝利した。2024年2月にNJKFフェザー級王座に就くと、4月のONE FF2戦目ではコプターをロープに詰めての右ヒジ打ちで2R KO。8月にブラジルに判定2-1で惜敗してONE初黒星を喫したが、11月にウェイ・ズーチンから勝利を収めている。
2025年6月、アントニオ・オルデンに3RでKO勝ち、WBCムエタイ世界フェザー級王座を奪取したが、12月のONE FF 5度目の出場ではイズラエル・ドス・サントスに判定負け。2026年2月、スペインでオルデンとの再戦で初防衛戦を行うも判定で敗れて世界王座を失った。今回はサントス戦以来の約半年ぶりのONE FF出場となる。
トンプソンはロード・トゥ・ONE:ユナイテッド・キングダム優勝者。これまでONE FFに3度出場し、タイ人選手を相手に1勝2敗。
1R、トンプソンが右ストレートで襲い掛かり、大田をヒヤリとさせる。前に出るトンプソンのジャブでもバランスを崩す大田は右ローを蹴る。左へ回り込みながらジャブを突く大田にトンプソンは前蹴り、右ロー。トンプソンのワンツーをかわして大田は右ボディストレート、左へ回り込んでの左インロー、ジャブ。トンプソンは右ローを蹴って来る。
大田の左ミドルをキャッチしたトンプソンが右フックを叩き込み、大田からダウンを奪う。距離を詰めるトンプソンは右ストレート、左フック、ワンツー。大田は首相撲に持ち込むが、トンプソンもヒザを蹴る。
2Rが始まった直後、大田がジャブに右フックのカウンターをクリーンヒット。右ローを蹴って立て直そうとするトンプソンに大田はジャブ。大田が右ストレートから左フック、ワンツー。トンプソンもジャブからワンツーを放って右ロー。前に出るトンプソンにジャブ、右ストレートを合わせる大田。
右ボディストレートから右ミドルを蹴る大田は、左ハイキックも軽くだがヒットさせる。右ミドルを蹴る大田に距離を詰めて連打を放つトンプソン。大田は下がりながらも右フックを打つが、トンプソンの前進は止まらない。大田の右ローに反応を見せるトンプソン。
3R、さらに前に出てくるトンプソンに大田は首相撲からのヒザ。大田の蹴り足をキャッチしての右も打つ。トンプソンの右ストレートにアゴが上がる大田。トンプソンが首相撲でロックしてのヒザ、大田は投げる。ジャブで前に出るトンプソンに大田は鼻血。大田は逆転を狙って右ストレートを打つが、かわされる。
大田の左三日月に右を返したトンプソンはボディも打つ。ワンツーと右ミドルで前へ出るトンプソンに、大田はワンツーで反撃するが劣勢のまま試合終了のゴングを聞いた。
判定は3-0でトンプソンが勝利。大田はONEで初の連敗となった。
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▼第4試合 フライ級(-61.2kg)キックボクシング 3分3R×ジャオスアヤイ・モー・クルンテープトンブリー(タイ/Sor Dechapan)判定0-3〇エン・ペンジェー(中国/仏山温拿拳館) K-1でも活躍したジャオスアヤイはプンルアンにKO勝ち、スリヤンレックに判定勝ち、ヨードレックペットにKO勝ち、デニス・ピューリックとナックロップにもKO勝ちしたが、直近の2試合はアキフ・グルザダ、サムエー、ポンペットに敗れて3連敗。正念場を迎える。ONEでの戦績は8勝5敗。キックボクシングルールはONEでは初となる。
ペンジェーは39戦無敗の戦績を引っ提げて2024年9月のRISE横浜大会に参戦し、中村寛を苦しめるも判定負けを喫し初黒星。2025年1月には常陸飛雄馬に判定で敗れたが、試合内容が評価されて「RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament」出場権を獲得。
3月の1回戦でレダ・ベラーセンに判定勝ち、6月の準決勝で常陸飛雄馬にリベンジして決勝へ進出したが、中村寛に延長戦で惜敗した。その後、2026年3月にONE FF初参戦を果たすと2021年ムエタイMVPのラムナムムーンレックから判定勝ち。“マジックスタイル”というトリッキーなスタイルの持ち主。戦績は42勝3敗。
K-1で活躍したジャオスアヤイと、RISEで活躍したペンジェーというマッチアップとなった。
1R、両者サウスポー。広いスタンスで前後にステップを踏むペンジェーは左ストレート、ジャブ、左フックで先制。ジャオスアヤイは左ミドルを蹴っていくが、ペンジェーはステップで下がってかわしていく。強引に走って距離を詰めるジャオスアヤイが連打で仕掛け、ペンジェーはステップで離れる。ジャオスアヤイの右ハイがヒット。
ジャブと顔面前蹴りのペンジェーにジャオスアヤイは左ミドル、軽快に動きながらジャブを繰り出すペンジェーはヒザも突き刺す。
2Rも動き回るペンジェーに、ジャオスアヤイはパンチを出しながら距離を潰しに行く。前に出てくるジャオスアヤイにペンジェーがジャブ、すぐに前へ出て左ストレート、ヒザ。出入りの速いペンジェーは左ストレートと右フック。
突進してくるジャオスアヤイを右フックで回すペンジェー。下がりながらもジャブを突きまくるペンジェーを追っていくジャオスアヤイを、ペンジェーはヒザで迎え撃つ。ジャオスアヤイの左フックはステップで回り込んでかわすペンジェー。ジャブ、テンカオのカウンターを入れるペンジェーにジャオスアヤイが下がる。ペンジェーのラウンドか。
3R、パンチで追っていくジャオスアヤイに、ペンジェーは回り込みながらのジャブ。右フックを大きく振るジャオスアヤイ。ペンジェーはジャブを連打。ジャブで前へ出るペンジェーにジャオスアヤイも右フックを打つが空振り。ペンジェーはスーパーマンパンチも繰り出す。
ジャオスアヤイが前に出ようとしたところにペンジェーがワンツーを合わせ、下がるジャオスアヤイ。ペンジェーがワンツー、ヒザで攻めると再び前に出るジャオスアヤイだが、動き回るペンジェーをなかなかつかまえることが出来ない。逆にペンジェーは左右フックをヒットさせる。ペンジェーがジャブと左ミドル。気合いの声を発しながら、左右のミドルを蹴るペンジェーは優勢を印象付ける。試合終了のゴングが鳴ると、ジャオスアヤイはうつむく。
判定は3-0でペンジェーの完封勝利に。ペンジェーはこれでONEで2連勝となった。勝利者インタビューでは「作戦通りにはいきませんでした。自分はKOがしたかったです。自分の戦い方をもっと見せたかったので、次は見せたいです」と答えた。