でっけえ(堀口)恭司から刺激を

【写真】変われるきっかけを得たという前回のギョンピョ戦
――『ゴング格闘技』のインタビューで、我慢してあと一歩前にと、雑にならずにということでしたけど、それはできそうですか?
「そうですね。それが本当に最近ずっと課題で。痩せ我慢したり、強気でしっかり前に出て戦うっていう。僕は私生活から戦いまで本当そのまま。自分で言うのもなんですけど、素直すぎたので。それが人生においてはそれでいいのかもしれないけど、格闘技において競技においては、当たり前のこと言ってるんですけど、それってよくなくて。やっぱり無理して歯を食いしばって耐えて、乗り越えなきゃいけない時間だったりもある。
そこで今まで自分に素直になりすぎてたので、この攻防苦手だからちょっと避けて他の攻防に行こうとか、そういうふうになってしまってた。そこに改めて気づいて。我慢して前出るとか、嫌な攻防だけど強気に出るとか。当たり前にできてる人がほとんどだと思うんですけど、僕はそういうところが現状できてないって感じなので、そこをしっかり念頭に置きながら自分との戦いですね」
――その心境に至ったのは、敗戦を経てのギョンピョ戦だったんでしょうか。
「抽象的にというか、ぼんやりと前に出て戦わなきゃいけないとか、そういう風に思ってたんですけど、それがよりクリアになったというか。こうだからこうしなきゃいけないとか、こうだからこうやって無理してでも相手を自分のペースに飲み込んでいかなきゃいけないんだとか、そういうのがこの前の戦いの中でクリアになっていったんじゃないかな」
――それが明日の試合で見られそうですね。
「はい」
――今回の試合、榊原代表から負けたら出禁という条件を出されて、本人的にはどう受け止めてらっしゃいますか?
「ちょっと前ですけどその発言があったって聞いて、“えー”と思いましたけど。社長がそう言うならそうなんでしょうし、もちろん本当にそうならないように必死こいて戦うだけです。かといって固くならずに試合を楽しみたいと思ってます」
――先月の神戸大会では同じライト級のタイトルマッチがあったじゃないですか。グスタボとも戦われてる矢地選手に、試合の感想を。
「グスタボの気持ちが上回ったなって僕は見て取りました。気持ちの差が出たなと」
――ご自身としてはベルトがグスタボに移ったことは、何か影響あります? 近づいたなとか。
「近づいたなとかはないですけど、サトシ選手が負けて、ノジモフ選手が獲って、また負けてグスタボになってみたいな感じで。動きがライト級にも出てきたので、そういう意味では自分も明後日勝って、もう一回チャンピオン戦線に交じわれるような戦況、本当にぐちゃぐちゃになってきたので、そういう意味では僕としては嬉しいかなと思います」
――野村駿太選手と一緒に練習されているそうですが、いつ頃から?
「いつだろう。もう2~3年くらいかな」
――どういったことに刺激を受けたりとか、技術の交換をされてるとか、そういうところも教えてください。
「伝統派空手特有のというか、本当にでっけえ(堀口)恭司みたいな感じなので、僕としても。恭司とずっと昔練習してましたけど、あの頃の感覚というか、本当に恭司みたいだなと思って。いろんな刺激をもらってますね」


