MMA
ニュース

【RIZIN】「犬に噛まれて負傷」したララミーが状況を説明「抗生物質を服用しながら試合に臨むのは初めてだし、あのような怪我の後での準備も初めてだ」それでも「どんな局面でも元谷を凌駕できる」

2026/06/04 16:06
 2026年6月6日(土)宮城・ゼビオアリーナ仙台『RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI』に出場する選手の個別インタビューが、4日(木)仙台市内にて行われた。  59kg契約5分3Rで元谷友貴(ATT)と対戦する、トニー・ララミー(カナダ/Maximum training centre)が試合への意気込みを語った。  当初、この試合はRIZINフライ級(57.0kg)で行われる予定だったが、ララミーが愛犬の散歩中に愛犬が大型犬に襲われ、助けに入ったララミーは噛まれて怪我を負い、治療のための抗生物質の服用により体重調整が難しい状況に。元谷陣営と協議を行った結果、両陣営合意のもと、59.0kg契約(キャッチウェイト)にて実施されることとなった。 私はあらゆる面で突出して優れている ――試合まであと2日ですね。今の心境はいかがですか? 「これ以上ないくらい調子はいいよ。もちろん、今回のキャンプ中にはいくつかのトラブルもあったが。こうしてここに来られて嬉しいし、ベストを尽くすつもりだ。土曜日の試合が本当に楽しみだね」 ――トレーニングキャンプ中にいくつかのトラブルがあったとおっしゃっていましたが、もう少し詳しく教えていただけますか?犬に噛まれたという話は聞いていますが、もし可能ならもう少し詳しい経緯を教えていただけるとありがたいです。 「犬を連れて散歩に出かけたら2匹の犬が喧嘩し始めたので、私が仲裁に入った。そうしたら、もう1匹の犬が…結構大きな犬で、犬に詳しいわけじゃないから正確な犬種は分からないけれど。腕時計の上から噛まれて、かなり深い傷が残ってしまったんだ。最初はそれほど酷くはなかったんだけれど、翌朝起きたら手首が凄く腫れ上がって、手も動かせなくなってしまって。それで医者に行ったら、『かなり重度の感染症も併発してるね』と言われて。“マジかよ”と思ったよ。  だから抗生物質の注射と破傷風の予防接種を打たなきゃいけなかった。それから2週間分の抗生物質も処方された。本当に悪化する一方だった。今の時点では、手首はまだ痛むけれど、かなり良くはなってはきている。普段は回復が早い方だから、そこが私の強みなんだけれど。でも、キャンプの終盤に抗生物質の影響がかなり出てしまって。キャンプの終盤って、怪我を治してコンディションを整える最も重要な時期なのに、そこでかなりキツい症状が出て、それに合わせて調整しなきゃいけなかった。だからその影響で、ファイトキャンプ終盤の本当に大切な時に思うようなプランを組めなかったのも一つ要素があるのかなと思う」 ――では、対戦相手の元谷選手についてはどう思いますか? 「試合数も多く、経験も豊富で、強豪ともたくさん戦ってきた。そういう相手と戦うのは初めてだから楽しみだよ。彼は本当にバランスの取れた選手だと思う。特定の分野で突出して優れているわけではないけれど、あらゆる面で高いレベルにあるオールラウンダーだ。一方、私は『全部そこそこできる』タイプじゃない。『全部そこそこ』でもない。『あらゆる面で突出して優れている』んだ。だから、土曜日の試合がどんな展開になっても、どんな局面でも彼を凌駕できると思うよ」 ――この試合はどんな展開になると思いますか? 「正直、征矢貴戦と似たような感じになると思うよ。相手が私に打撃を仕掛けてくるのを防ぐのではなく、私が動き回って相手の攻撃を受け流していくつもりだ。相手はテイクダウンを狙ってくると思うけれど、私はレスリングがかなり得意なんだ。だから、グラウンドに持ち込まれることは全くないと思う。仮にそうなっても、私はすぐに立ち上がるのが得意だから。まあ、そんな感じになるんじゃないかな。私が打撃を繰り出し、相手がそれをかわそうとするけれど、結局はできない、みたいな展開になると思う」 ――大事な試合前にアクシデントがあったことで、メンタルの切り替えはすんなり出来た? 「自分のトレーニングキャンプで一緒に練習している仲間に聞けば分かると思うけれど、私は普段からすでに神経が張り詰めている状態なんだ。今回の件はそれに追い打ちをかける形になった。いつも神経質になって何かを心配しているような状態には、ある意味慣れている。もちろん、今回は少し大きな問題だった。ただ、そういう状況には慣れているんだよ。私にとっては、試合に向けて100年トレーニングしても、いざ試合の時間になると、何かしらの不安を感じてしまう性格なんだ。だから、これはパズルの小さな一片に過ぎないし、それに順応しているところだ。抗生物質を服用しながら試合に臨むのは初めてだし、あのような怪我の後での準備も初めてだ。もちろん初めての経験だけど、試合本番になれば、調整さえできれば、いつも通りのパフォーマンスは発揮できると思う」 ――縫合はしなかった? 「抗生物質だけだよ。感染した部分からじわじわと膿みが出ているから、縫合はできないって言われたんだ。僕は医者じゃないからよく分からないけれど、縫合すると傷口から膿が出られなくなるから、感染が長引く可能性が高くなるって言ってたよ。それに、膿が大量に出てたしね。だから、たぶん本当なんだろうね。よく分からないけれど」 ――対戦相手の元谷は昨年のフライ級グランプリで準優勝した選手。そんな選手に勝てば、次はタイトル挑戦権が回ってくるという自信はありますか? 「少なくともそうあるべきですよね。自分の試合内容はすべて圧倒的だったと思いますし、特に直近の2試合はそうでした。今回も圧倒するつもりです。今回はハンデを背負って臨むことになりますが、もし圧倒的な勝利を収められれば、たとえ今回の試合で本調子ではないとしても、次は間違いなくタイトル挑戦権を得られると自信を持っています」 ――前回の征矢戦の後、多くのファンから「試合内容やファイターとしての成長が著しい」という声が寄せられています。ファンはそう感じているようですが、あなた自身はどう思いますか? 「正直なところ、自分の実力は対戦相手次第だと思っている。私はカナダのローカル大会で長い時間を過ごしてきた。そこでトップクラスになっても、次のレベルへステップアップするためのモチベーションや競争相手がなかなか現れなかった。だから戦う舞台を変えて、次のステージに来た。僕は環境に適応するのが得意なんだ。つまり、ハイレベルなトレーニング環境で長く過ごせば、確実に飛躍的に上達する。試合でも同じだ。レベルの高い相手とトレーニングや試合を重ねれば、飛躍的に上達する。私は学習が早いんだ。それに、これが私にできる唯一のことだからね。これに懸けているので上手くならなければいけないと思っている」 ――RIZINで戦って以来、あなたは日本各地、香川や名古屋といった様々な都市で試合をしてきましたね。そして今回は仙台での試合となります。そうやって日本のあちこちを見て回って、日本という国についてどう思いますか? 「最高だね。この場所が大好きだよ。実は以前から、子供の頃からずっとそうだった。8歳の時に初めてアニメを見始めて『NARUTO』を見たんだ。それで格闘技を本格的に始める前から、ずっと『日本に行きたい』と思っていた。今こうしてここで戦い、いろんな場所を見られるようになって、そのたびにますます素晴らしいと感じているよ。それに今回は、試合の後も少し滞在する予定なんだ。彼女も飛んできてくれるから。だから彼女と時間を過ごしたり、日本中を回ったりできるんだ。実はNARUTOの村を見に行きたいと思ってる。行けたら最高だよね。それから他にもいくつか予定があるし、今週こそ日本を存分に味わえる気がする。 だって、ここに来る時はいつも、ほぼ仕事のためだけだったから。わかるだろ? 戦いに来て、すぐ帰る。世界中のどこに行っても同じだ。戦っている時は、それしか頭になくて。それだけなんだ。旅行のことなんて考えないし、楽しみもないんだ。ここに来る時はただ戦うためだけだから。戦争の準備をしている時に、自分が今どこにいるかさえ分からない状態で、楽しめる人なんて誰もいないだろ? 今まで見た場所はどこもすごく気に入ってるよ。どの場所もそれぞれにユニークで、すごく気に入ってるんだ。それにさっきも言ったけど、この試合の後も少し滞在するから、日本をじっくり味わえると思う。今回は全部詰め込めるといいな。たくさん歩くことになるから、足が痛くなりそうだよ。足を怪我しないようにしないとね」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.344
2026年5月22日発売
日本人初のUFC世界王座獲得を目指した平良の挑戦を追う。ロッタン撃破で引退の武尊特集、悲願のRIZIN王座戴冠のグスタボ、扇久保博正、鶴屋怜も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント