65kgで世界最強の座に君臨し続けるペットパノムルン。パウンド・フォー・パウンド最強の評価も(C)RISE
2026年6月6日(土)東京・EBARA WAVE ARENAおおた(大田区総合体育館)『OURO presents RISE WORLD SERIES 2026 TOKYO』にて、「GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT STANDING TOURNAMENT」のファイナルラウンドに臨むペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/Kiatmoo9)のインタビューが、主催者を通じて届いた。
ペットパノムルンは2018年7月にGLORY世界フェザー級王座(最初は暫定王座)に就くと、9度の防衛に成功して現在まで8年間保持。2022年8月には初代RISE世界スーパーライト級王者にもなった。2024年のGLORY RISE世界フェザー級グランプリで優勝し、世界最強王者を証明。今回のLFSトーナメントでも優勝候補の筆頭と目されている。
引き続き成長を続けて負けないようにしていきたい

――つい先日の5月26日に31歳を迎えたそうですね。お誕生日おめでとうございます。
「ありがとうございます」
――30歳を超えても素晴らしいコンディションを保つ秘訣は何かありますか?
「いつも通り変わらずに練習を続けることです」
――30歳を超えても肉体的な衰えを感じることはないですか?
「具体的に30歳以降というわけではないかもしれないですけど、例えば最近は試合などで怪我をしたりとか、試合の後の痛みが昔よりも続くのかなという感覚はあります。だけど基本的に体力や体調の面で衰えを感じている部分は今のところないです」
――今回はいつもより早めに来日(5月26日)していますが、何か理由があるんですか?
「元々カナダにいたのですが、カナダで日本のビザを申請した時にスムーズにいかなかったので、一度タイに戻ってからタイで日本のビザを申請して、そのまま日本に来る流れになりました。早く来たかった理由としては、日本の天候や気候に合わせて体を整えたいと思ったからです」
――調整の場所としてはカナダをメインにやられているんですか?
「今はカナダが中心です」

――カナダを活動の拠点とする最大のメリットはどこにあるのでしょうか?
「もちろんタイでの練習も効果的なんですけど、カナダにいるメリットとしては体の大きい人とスパーリングができるのが良い点かなと思っています」
――母国のタイが恋しくなる事はないですか?
「もちろん恋しくなります」
――カナダでも食事は主にタイ料理を食べていますか?
「そうですね。普段はタイ料理が多いです。あとは日本食を食べたり他の料理も食べたりしますが、やっぱりアジアの料理が中心ですね」
――現状で-65kgを主戦場にしている選手は、“誰がペッチの快進撃を止めるのか”というのが合言葉になっていると思うんですけど、そういった風に自分が見られているというのはどんな感じですか?
「それはもちろん非常に嬉しく光栄な事です。自分が積み上げてきたものをこのように評価していただけているという事で大変嬉しく思いますし、その功績を持ってこれからも自分の成長を続けたいと思いますし、可能な限りしっかりと続けて責任を全うしたいなと思います」
――悲観的な意見としては「ペッチが衰えるのを待つしかない」という声も耳にしますが、そういった意見に関してはどう思いますか?
「皆さんどこの国の選手も成長して発展をしているところだと思います。なので僕も引き続き成長を続けて、そういった皆さんの発展に負けないようにしていきたいなと思います」
――前回の準々決勝をいつもの試合と比べると、そんなにコンディションが良さそうには見えなかったのですが、何か原因があったのでしょうか?
「前回の試合も僕の中ではいつも通りのコンディションでベストな状態でした」
――今回優勝するには1日に2試合をこなさなければなりませんが、トーナメントを勝ち抜く秘訣というのは“ペッチ流”の何かがあるのでしょうか?
「特別な戦略ではないんですけど、1R目にできる限りダメージを少なくするために、相手の攻撃に対してしっかりと防御していく事です。ただやはり今回の試合で1番大切な事は、3度目になるミゲールをもう1度倒すというところになります。なのでそこに集中してしっかりと勝ち抜き、決勝に行ければと思います」

――今お話があったように、ミゲール選手とは過去に2度対戦していますが、今回の3度目の戦いはどんな試合になると思いますか?
「ミゲールは2回とも僕に負けているので、おそらく何か新しいことをしてくるのではないかと思っています。今まで見せていない新しいテクニックを持ってきて僕に勝とうとしてくると思うので、僕もそれに対してしっかり受けながら勝ち進みたいと思います」
――色々な選手が新しいテクニックを駆使してペッチ選手に挑んでくると思うのですが、そういったことに関して特別な心構えはありますか?
「それはリングの上で実際に相手の攻撃を受けてみないと分からないことかなと思います」
――準決勝を順当に勝ち抜けば、決勝戦は原口選手かYURA選手のどちらかと対戦することになります。現時点ではこの反対ブロックはどちらが勝ち上がってくると予想していますか?
「どちらも準備をしてきているので、激しい戦いになるとは思うのですが、僕の考えでは原口選手の経験値というものが非常に高いので、原口選手が勝ち抜いて決勝に上がってくるのではないかと考えています」
――原口選手とは過去3度対戦していますけど、最近の原口選手の試合はどのように評価していますか?
「原口選手の最近の試合を見て、何か変わった事があるとするならパンチのスピードが上がったかなと思います。それ以外の点では特別変わった点はないですね」
――もし4度目の対戦が実現したら、過去3回の試合とは全く別の流れになると思いますか? それとも同じような流れになると思いますか?
「原口選手ともし対戦する事になったとしたら、原口選手は受けも得意で素早い武器も持っているので、前回と同じように僕が前に出てゲームを展開していく流れを今回もしたいなと思っています」

――YURA選手が勝ち上がってきた場合ペッチ選手とは初対決になりますが、このYURA選手に対してはどのような評価をしていますか?
「YURA選手はパンチがとても強くてとても強靭な体を持っているので、もし初対面する事になればとても楽しい試合になると思います。前にも言っていますが、試合をしたことのない選手と試合をするのがすごく楽しみなので、もしYURA選手と試合ができるのであれば僕にとっても非常に楽しみな試合になります」
――今言ったような、パンチが強く肉体が強いタイプの選手とは戦いやすいんですか?
「僕自身は体の状態もコンディションも非常に整っているので、どのようなスタイルの選手でも誰でも戦える自信はあります」
――優勝したら日本でしたいことはありますか?
「もし優勝する事ができれば、また日本に来て試合をしたいです」
――最後にペッチ選手の活躍を期待するファンにメッセージを。
「いつも応援してくれている日本と世界のファンの皆さん、応援ありがとうございます。今回も応援してくれている皆さんが楽しめるような試合を届けられるように、ムエタイとキックボクシングの技術を使った美しい試合をお見せできるように、僕は全力で試合に挑みますので楽しみにしていてください」



