ムエタイ
レポート

【ONE FF】初出場のブラックシーサー颯太朗が2度のダウンを奪う圧勝、指田烈が意表を突かれたヒザ蹴りでKO負け、大田一航が鮮やかな最終ラウンドKO勝ち

2026/04/03 23:04
ONE Friday Fights 1492026年4月3日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信中 ▼第8試合 ONEアトム級(-52.2kg)キックボクシング 3分3R×デルファン・ドゥイ・サトリオ(インドネシア)判定0-3〇ブラックシーサー颯太朗(TEAM TEPPEN)  沖縄出身の颯太朗は2022年6月にBigbangでプロデビューし、2023年7月からRISEへ。2025年1月に山元剣心KO勝ちを収めると、8月には『Bigbang』で元太郎に判定勝ち、12月に空龍に判定勝ちして初代Bigbangフライ級王座に就いた。これまで5勝(1KO)3敗の戦績。インファイトを得意とし、前に出て左右ボディとヒザで勢いのある戦いを見せる。  サトリオもONE初出場。ムエタイでキャリアを積んできた選手のようだが、右ストレートを得意とする。  1R、前に出る颯太朗が右ボディから左フック、左右ミドル。サトリオはワンツーを打つが、颯太朗が攻めてくるとガードを固める。後ろ廻し蹴りも放つ颯太朗。ロープを背負うサトリオに左右ボディを打つ颯太朗だが、サトリオは飛びヒザ蹴りからワンツー。颯太朗はノーガードで“効いてないよ”と笑顔。  どんどん前へ出る颯太朗は左右ボディの連打から左右フック、そして左右ボディの連打。サトリオはクリンチ。どんどん追いかける颯太朗にすぐコーナーへ詰まるサトリオに再び颯太朗が左右ボディの連打、そして右フックでダウンを奪う。  2Rが始まってすぐ、颯太朗が左ボディからの右ハイキックでダウンを奪う颯太朗。前へ出る颯太朗が左三日月、サトリオはワンツーを打つが颯太朗は後ろ蹴りを合わせる。颯太朗が右カーフ、ロープ際へ追い込んでの左右ボディと左ミドル。下がるサトリオには右ハイだ。  追いかけまくる颯太朗に右のカウンターを狙うサトリオだが、颯太朗はヒザと左右ボディ。左ミドルからの右カーフにはサトリオがフラつく。左ボディを打つサトリオ。  3R、颯太朗は右カーフ、ジャブ。サトリオはコーナーを背負いながら右ストレートを打つ。右フックから左ロー、左フックから左ローでロープを背負わせると左右ボディ。颯太朗の左右ボディに抱き着くサトリオ。息つく暇もないほどの左右ボディ連打を繰り出す颯太朗。サトリオは身体を丸めて耐え、時折右ストレートを返す。  最後まで前に出て攻めた颯太朗だったが、終盤はサトリオのクリンチが増えてKOを逃した颯太朗。判定3-0でONE初陣を勝利で飾った。 [nextpage] ▼第7試合 ONEフライ級(-61.2kg)キックボクシング 3分3R〇イザヤ・バダト(オーストラリア)KO 1R 1分14秒 ※右ヒザ蹴り×指田 烈(TEAM TEPPEN)  指田は2022年4月にデビューし、2022年10月からRISEに参戦。2025年12月、寺山遼冴に判定で敗れたが、2026年1月にONE FFに初参戦するとロシアのダニラ・バシリヒンに右カーフキックでKO勝ち。35万バーツのボーナスも獲得した。戦績は9勝(3KO)4敗。  バダトはONE初出場。ISKAなどのナショナルタイトルを3度獲得している。左右ローキックを主体に左フック、左ボディへつなげ、後ろ蹴りや胴廻し回転蹴りといった大技も繰り出す。  1R、指田はジャブ、入り込んでの右ボディストレート、左ボディから右ロー。スピードのある出入りで打って行く指田にバダトは後手に回る。  テンポよく攻めていた指田だったが、左ボディからの左フック、そして右ストレートを打って左に頭が傾いたところにバダトがヒザを突き上げ、これが頭部を直撃。吹っ飛ぶようにダウンした指田にレフェリーが即座にストップした。  バダトは35万バーツのボーナスを獲得。「自信を持って臨んだ試合でした。ONEの舞台で実績を積んでいきたいです。もっと強くなっていきます」と勝利者インタビューに答えた。 [nextpage] ▼第6試合 ONEストロー級(-56.7kg)ムエタイ 3分3R×パヤクルト・スアチャンタックムエタイ(タイ)KO 3R 2分33秒 ※右ストレート〇大田一航(新興ムエタイジム)  大田は「一航」のリングネームでNJKFをホームリングに、様々な団体に出場。兄の大田拓真とともに、NJKFをけん引する存在だ。2023年は1月と12月にBigbangスーパーバンタム級王座を防衛。2024年初戦のNJKF2月大会では真琴に判定で敗れ、NJKFスーパーバンタム級王座を逃した。  兄の拓真に続いて4月にONE FF初参戦を果たしたが、ペットナムコンに飛びヒザ蹴りでダウンを奪われての黒星デビュー。7月の2戦目ではBM・フェアテックスから2Rに右ストレートでKO勝ちを奪った。2025年3月のONE FFでペットパタヤに判定負け。2026年2月にNJKFでヌアシラーをローキックでKOした。戦績は20勝10敗2分。  パヤクルトはこれまでONE FFで4戦して2勝2敗。前回は2026年2月にペットナムコンに判定負けしている。戦績は32勝11敗。  1R、いきなり飛び込みの右ストレートを見舞うパヤクルト。早いテンポでの打ち合いとなり、一航も左ミドル、右ストレートを返す。パヤクルトの右ストレートをかわして左右のローと右ストレート。パヤクルトの右ストレートをかわしての右を当てていく一航。ヒジを仕掛けてくるパヤクルトには右アッパーを打つ。  右ローを集中的に蹴るパヤクルトはいきなりの右ストレート、ヒジを打つが一航はかわす。縦ヒジ、飛び込みのヒジで前に出るパヤクルトが左ヒジをヒットさせ、一航を流血に追い込む。  2R、右ローから右ストレートに来るパヤクルトに一航はワンツー。右ミドルをキャッチされると左ヒジを見舞う一航。パヤクルトが左フックをオープンハンドで振り、これがアイポークになったため一時中断。再開後、前に出るパヤクルトに一航は左ヒジ、ワンツー、右ストレートからの左フック。  パヤクルトは左ミドルを蹴るが、一航が左ヒジをクリーンヒットさせ、パヤクルトを大きく下がらせる。パヤクルトも右ストレート、左ミドルで反撃。一航は前蹴りを出しつつ、ワンツーを打つがパヤクルトは前蹴りで防ぐ。  3R、一航が左右の連打で前へ出るとパヤクルトは組み付く。左フックから左右ミドルのパヤクルトに一航は右ストレートを3発連続でヒットさせ、首相撲からコカす。さらに右フックで畳みかける一航にパヤクルトは組み付く。  首相撲で組む際に一航の親指がアイポークになり、試合は中断。再開後、パヤクルトもワンツー、右で迎え撃つ一航がパヤクルトの右を空振りさせての左フックをヒットさせ、さらに右ストレート。パヤクルトがバッタリと倒れ、一航のKO勝ちとなった。リングに倒れ込み、大喜びする一航。 「これはずっと作戦で攻め続けるというのをずっと練習してきて。でもむっちゃ強くて途中心が折れそうになったんですけれど、兄貴(大田拓真)がセコンドに就いてくれて気持ちで負けるなと言ってくれたので、最後までやり切ることが出来ました」と勝利者インタビューに答える一航。35万バーツのボーナスもゲットした。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.343
2026年3月23日発売
4.29『ONE SAMURAI』でロッタン相手に引退試合に臨む「最強最後の武尊」。現役18年の軌跡に迫る永久保存版。日本人初UFC世界王者へ「平良達郎vs.ヴァン」徹底解説、秋元強真の強さとは何か?
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント