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【UFC】ホワイトハウス大会近隣公園で8万5千人規模の「無料」パブリックビューイングを実施。6カード発表で「ジョン・ジョーンズは引退したと言っていい」

2026/03/19 17:03
 2026年6月14日(日本時間15日)、米国ワシントンD.C.のホワイトハウスで開催される『UFC Freedom 250』の6カードが決定。その詳細について、ダナ・ホワイト代表がラスベガスのMeta Apex内にあるスタジオ番組で明らかにした。  司会から、「そして、全ての道は6月14日のワシントンDCへと続きます。ホワイトハウスから生中継となる『UFC Freedom 250』です。豪華な顔ぶれ、至る所にスーパースター。ホワイトハウスのサウスローン(南庭)から2つの巨大なタイトルマッチが行われます。  メインは『UFC世界ライト級王座統一戦』イリア・トプリア対ジャスティン・ゲイジー。そしてアレックス・ペレイラは三階級制覇を狙いヘビー級へ。前暫定王者シリル・ガヌと対戦。バンタム級で“シュガー”ショーン・オマリー、ライト級でマウリシオ・ルフィ対マイケル・チャンドラー、ミドル級のボー・ニッカルも出場。カードの幕開けは素晴らしいフェザー級マッチのディエゴ・ロペス対スティーヴ・ガルシアです」とアナウンスがあり、あらためて下記カードが発表された。 ▼UFC世界ライト級王座統一戦 5分5R ※選手名から前戦 イリア・トプリア(ジョージア/スペイン)ジャスティン・ゲイジー(米国) ▼UFC世界ヘビー級暫定王座決定戦 5分5Rアレックス・ペレイラ(ブラジル)シリル・ガヌ(フランス) ▼バンタム級 5分3Rショーン・オマリー(米国)エイマン・ザハビ(カナダ) ▼ライト級 5分3Rマウリシオ・ルフィ(ブラジル)マイケル・チャンドラー(米国) ▼ミドル級 5分3Rボー・ニッカル(米国)カイル・ドーカス(米国) ▼フェザー級 5分3Rディエゴ・ロペス(ブラジル)スティーヴ・ガルシア(米国)  ジョン・ジョーンズやコナー・マクレガーら“レジェンド”の名前がなかった『UFC Freedom 250』について、ダナ・ホワイト代表は会見で「ジョン・ジョーンズは股関節に問題を抱えているようだ。私が彼を試合に出さない理由に加えて、物理的にも無理なんだ。ジョン・ジョーンズは引退したと言っていい」と語り、番組では「このカードを作る時にやりたかったのは、階級において本当に意味のある試合を組むことだった。シリル・ガヌ対アレックス・ペレイラについて、どう思う?」と、同席した元UFC世界ミドル級王者マイケル・ビスピンに問うた。  ビスピンは、「正直、ペレイラ対ジョン・ジョーンズよりも良い試合だと思う。多くの人がそれを望んでいたけど、ジョーンズならレスリングを仕掛けたでしょう。先週のBMF(オリヴェイラvs.ホロウェイ)のように。ガヌ対ペレイラなら、4オンスのグローブでのワールドクラスのキックボクシングマッチが見られる。不吉な予言はしたくないけど、これはとんでもない試合になると保証します」と、ジョーンズ参戦よりもエキサイティングな試合になるとした。  その言葉にダナ代表は、「昔は『この試合が面白くないわけがない』とよく保証していたけど、先週のBMFタイトルのようなことも起こるからね。ペレイラとシリル・ガヌは非常に興味深い。ペレイラのヘビー級転向はそれほど好きではなかったが、本人が強く望んでいる。彼は常に戦いたがっているんだ。ガヌはミドル級のように動くし、前回のトム・アスピナル戦のアイポークまでのパフォーマンスを考えると、楽しみだ」と、史上初の三階級制覇を狙うペレイラと、2連勝中のガヌの戦いに期待を寄せた。 「メインのジャスティン・ゲイジー対イリア・トプリアは非常に理に適っている。暫定王者対正規王者。トプリアは他の相手にしたように彼を倒せるか。これまでマックス・ホロウェイ、アレクサンダー・ ヴォルカノフスキー、そしてチャールズ・オリベイラをノックアウトしてきた。もしゲイジーまでもノックアウトすれば、4つのクレイジーなノックアウトになる」と紹介するビスピンに、ダナ代表は、「トプリアは元々サブミッションの選手として来たけど、今やノックアウトアーティストだ」と、アグレッシブなゲイジーとの相性を語っている。  そして、気になる大会会場と観戦方法について、司会から「ホワイトハウスの芝生でのチケット状況について多く語られていますが、チケットは販売されないのですね。でもファンがDCに集まって楽しむことはできる」と、問われたダナ代表は、その詳細を明かした。  試合会場の観客は5000人未満に制限される同大会は、近隣のエリプス公園に8万5000人規模のパブリックビューイングが設置される予定で、その料金は無料だという。  ダナ代表は、「UFCファンがどれくらいDCに行ったことがあるか分かりませんが、素晴らしい街です。その週はあらゆるアクティベーションを用意します。記者会見はリンカーン記念館で行います。ホワイトハウスの配置は、建物があり、サウスローンがあり、道路があって、その先にエリプスという公園があります。そのエリプスに85,000人を収容し、チケットは無料です。配布方法は近日中に発表しますが、このイベントのためにDCへ行く計画を立てるべきです。公園では音楽バンドの演奏などもあり、スクリーンで試合を観られます。公園でも試合は見られますが、セット全体が実際に目の前で試合が行われているように見えます。ファンにとってユニークでクールな体験になるでしょう。私がいつも言うように、これは『一生に一度』の出来事です。ワシントンDCはやるべきことがたくさんある素晴らしい街です」と、参加を呼び掛けた。  約6000万ドル(約94億円)ともいわれる開催費用は、UFCが全額負担すると報道されているが、スポンサーシップなどでどれだけ回収できるか。  ビスピンからあらためて「85,000枚のチケット、1枚も売らない?」と聞かれ、「1枚も売らない。全て無料です。申請方法はすぐに発表します」と語ったダナ代表。警備・安全面なども含め、多額の費用が投じられるUFCホワイトハウス大会まで、3カ月を切った。 [nextpage] ダナ代表「ケイラは緊急の首の手術が必要だった」 (『UFC 326』終了後に行われた記者会見から) ──『UFC 326』のメインでは、チャールズ・オリベイラが圧倒的な強さを見せましたが、観客が期待していた展開とは少し違ったかもしれません。メインイベントの試合運びについてどう思いましたか? 「あんな展開を予想していた人がいたかな。私は思っていなかった。ボディロックからのテイクダウンがあれほど簡単で、グラウンドで完全に圧倒するとはね。もっとスタンドでの攻防があると思っていたし、マックス(ホロウェイ)がもっとテイクダウンを防ぐか、倒されても立ち上がれると思っていたが、完全な支配だった」 ──格闘技の目的は勝つことですが、BMFタイトルの試合となると、スタンドのウォーズ(激戦)にすべきだという「暗黙のルール」があるように感じます。グラップリング主体の戦い方については? 「そういう考えの選手もいるだろうが、結局のところ、すべての試合の目的は勝つことだ。彼は勝つために必要なことを正確にやった。マックスに聞くべきだが、キャンプでは当然チャールズが打ち合ってくることも想定していただろう。チャールズは打ち合いを恐れない男だが、今夜はグラウンドに連れて行けば勝てると確信していたんだろう」 ──『UFC 326』はCBSでも放送されました。地上波放送に戻ったことは、UFCにとって重要なマイルストーン(節目)ですか? 「ああ、巨大なことだ。我々は今、2つのペイウォール(有料の壁)から解放されている。CBSでの放送は大きいし、Paramount(パラマウント)との提携もそうだ。以前のPPV1回分の料金で、1年間すべてのUFCが見られるんだからね。ビジネスへの影響はすでに感じているし、Paramountも満足している。彼らの期待を上回る数の視聴者が流入しているよ。ホワイトハウスでの大会は、それをさらに凌駕するだろう」 ──ホワイトハウス大会のメインイベントとして、イリア・トプリア対ジャスティン・ゲイジーを発表しましたが、どのように決めたのですか? 「マッチメーカーたちが動いて、あらゆる可能性のある試合をリストアップした。彼らが私のところへ持ってきて、私がこのカードを選んだんだ」 ──「ヘビー級暫定王座決定戦」としてアレックス・ペレイラ対シリル・ガヌが決まりましたが、トム・アスピナルについては何かアップデートがありますか? 「トムはホワイトハウス大会には間に合わない。だから暫定王座戦なんだ」 ──消滅した(組めなかった)試合が何だったのか、教えてもらえますか? 「重要じゃない。教えないよ」 ──またもやマイケル・ジョンソンとドリュー・ドーバーの試合で賭博の不正疑惑が報じられましたが、信憑性はありますか? 「ゼロだ。ゼロ、ゼロ、ゼロ。子供が誘拐されただのクレイジーな投稿があったようだが、すべてデタラメだ」 ──消滅した試合について、世間では「ジョン・ジョーンズではないか」と推測されていますが。 「違う。10万回言ったが、ジョン・ジョーンズをホワイトハウスで戦わせることなんて、私の頭の中に1ミリもなかった。絶対にない」 ──ジョン・ジョーンズはもう引退したのでしょうか? 股関節の状態が悪いという噂もありますが。 「彼は股関節に問題を抱えているようだ。メタ・グラス(Meta glasses)をかけた男が、ジョーンズが『股関節がボロボロだ』と話しているのを撮影していたが、見たか? フラッグフットボールの試合でも、彼はまともに走れていなかった。医師からは股関節置換術が必要だと言われているらしい。だから、私が彼を試合に出さない理由に加えて、物理的にも無理なんだ。彼が『ホワイトハウス大会の交渉中だ』と言っていたのはクレイジーだ。私はすでに彼の弁護士に『絶対にありえない』とメールを送っていたんだからね。ジョン・ジョーンズは引退したと言っていい。彼の時代は終わった」 ──ホワイトハウス大会の放送形態はどうなりますか? 「物流面(ロジスティクス)の多くは完了した。大統領とそのチームにプレゼンも済ませたよ。詳細はこれから詰めるが、制作責任者のクレイグ・ボサリオは今、その仕事しかしていないよ」 ──ジョー・ローガンとの会話で「このカードを作るのは思っていたより簡単ではなかった」と言っていましたが。 「このビジネスでカードを作るのは毎日が大変だ。まるで昼メロ(Soap opera)のように毎日何かが起きる。でも、今回のカード作りは楽しかったよ」 ──ボクシングの話ですが、ジャー・パターがIBFタイトルを剥奪されたという報道について。 「それはボクシングの会見で話す。だが、君たちはメディアだ、どう思う? 4年間タイトルを守り、承認料も払ってきた。それなのに承認団体のスーパーバイザーがやってきて「演台はどこだ?」と言い、無ければそのまま飛行機で帰ってプレスリリースを出す。彼らが全力を尽くした結果がこれか? 承認料は返金するのか? 明日また話そう。今夜はUFCの話をしよう」 ──コナー・マクレガーが「チャールズ(オリベイラ)を叩きのめす」とツイートしていましたが、彼の復帰時期について進展は? 「コナーとは話しているが、スケジュールは決まっていない。近くもない」 ──ホワイトハウス大会の週にワシントンDCでファン向けのイベントを計画しているそうですが。 「ホワイトハウス内の試合にチケットは無いが、向かいのエリプス広場に8万5千人を収容できるスペースを作る。巨大スクリーンを設置し、ファンのためのアクティベーション(体験ブース)も用意する。RAM(ラム)がトラックをプレゼントしたり、クールなことがたくさん起きる。チケットが無くてもDCに来るべきだ。記者会見はリンカーン記念堂でやる。楽しみだよ」 ──Paramountでの放送によって、新規ファンは増えていますか? 「正確な数字はまだだが、Paramountの期待は大幅に上回っている。2つのペイウォールの外に出たことは大きい。『UFC 326』のCBS放送も素晴らしかった」 ──ライト級について、チャールズがBMFを獲り、ホワイトハウスでトプリアとゲイジーが戦います。アルマン・ツァルキヤンについてはどう見ていますか? 「彼の先週末の騒動(RAFでの乱闘など)は好きじゃない。あの夜、それは誰か他の人の問題であって私の問題ではなかったが、好ましくはないね。ライト級は盛り上がっているし、組みたい試合はたくさんある。アルマンについてもこれから考えるよ」 ──ブノワ・サン・ドニはホワイトハウス大会でマイケル・チャンドラーと戦う予定だったのですか? フランス語圏の選手が3人入る予定だったのは意図的ですか? 「最高の選手、最高の試合を組もうとした結果だ。フランス語を話すから入れたわけじゃない。サン・ドニは怪我をしたんだと思う」 ──アルマン・ツァルキャンがトプリアやゲイジー、あるいはBMFの勝者(オリベイラ)と戦うという話については? 「今のところ、アルマンにはあまり感心していない。公になっていないことも含めて、いろいろな理由がある。これ以上は言わない」 ──アルマンの騒動によって、グラップラー(レスラー)を試合に出すのを躊躇したりしますか? 「いや、それはない。レスラーでも礼儀正しい奴はたくさんいる。火のないところに煙は立たない。アルマンは最近、煙を出しすぎだ」 ──エディ・ハーン(プロモーター)とボクシングをするという話は本気ですか? 「本気半分、ジョーク半分だ。私は56歳だぞ、ボクシングなんてするべきじゃない。最後に出ようとしたのはティト(・オーティズ)戦で、38歳の時だったが、あれは悪夢だった。それにエディ・ハーンは意気地なし(Pussy)だ、誰ともボクシングなんてできないよ」 ──エディ・ハーンは「お前をKOする」と言っていますが。 「ならここへ飛んでこい。Apexへ行こうじゃないか。カラム・ウォルシュ(アイルランドのWBCコンチネンタルアメリカスーパーウェルター級王者)が『パワー・スラップに出るべきだ、俺がアンダーカードで戦う』なんて言っていたが、我々のような下手くそが出るならプレリムの第1試合だ。本物の格闘家に失礼だからな。恥ずかしいよ」 ──今夜、会場の照明が一瞬消えるトラブルがあったようですが。 「ダライティング・グリッド(照明機材)の故障か。昨日のパワー・スラップでも停電があったんだ。誰かが呪われているのかもな。散々な週末だよ」 ──ホワイトハウス大会のメインをトプリア対ゲイジーにしたのは、最初からの希望でしたか? 「15から20くらいの候補があった。最初は7試合組んでいたが、一つ流れて6試合になった。いろいろな組み合わせを検討した結果、このカードを選んだんだ」 ──RDR(ライン・デ・リダー)が2敗目を喫しましたが、階級変更などのプランは? 「今夜の彼は戦いたいように見えなかった。以前の彼とは別人だ。キャンプが悪かったのか何なのか、私にはわからない。彼がここに来たら聞いてみてくれ」 ──ホワイトハウス大会は「インターナショナル・ファイト・ウィーク」の一部ですか? 「違う。インターナショナル・ファイト・ウィークは7月に別で開催する」 ──ケイラ・ハリソンがカードに入ると予想されていましたが、緊急の手術を受けたと聞きました。 「ああ、24時間か48時間以内に緊急の首の手術が必要だと分かったんだ。今は回復しているようだが、首の手術をした直後にアマンダ・ヌネスに顔を殴られたり、首を絞められたりしたい奴はいないだろう。彼女が癒えるまで十分な時間を与えるよ」 ──アレックス・ペレイラのヘビー級転向について、なぜ今が適切だと判断したのですか? 「ペレイラは毎週でも戦いたいと言う非常にユニークな男だ。彼が望むなら、その価値がある。三階級制覇という前人未到の挑戦は、この試合の大きな見どころになる。シリル・ガヌは他のヘビー級とは動きが違うので、非常に面白い試合になるだろう」
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