2019年11月8日(金)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.107』の前日計量&記者会見が、7日(木)都内にて13:00より行われた。
第6試合のフェザー級3分3R・延長1Rで対戦する、新美貴士(名古屋JKファクトリー)は57.5kgで計量をパス。Bigbangフェザー級王者・佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は58.7kgで再計量でも900グラムオーバーとなった(会見は欠席)。
新美は「今からはしっかりリカバリーして明日は100%の力を出せるように休んで明日に備えます。(佐野は)体調が心配ですが、どうなるかですね。相手の出してきた攻撃に対して何で決めるかは決めていません。流れの中で倒せたらいいなと思っています。完全復活を見せます」とコメント。
第5試合の同じくフェザー級3分3R・延長1Rで対戦する、WMC世界スーパー・バンタム級王者の鷹大(WSRフェアテックス西川口)は57.3kg、森坂陸(エスジム)は57.4kgで計量をパス。
この試合に引退を懸けて臨むという鷹大は「計量が終わってホッとしています。明日はやるだけです。勝たないといけないが、つまらない試合をして勝ってもこの前の試合みたいじゃないかと言われるので倒して勝たないといけない。僕の覚悟を見てください」との決意を語る。
森坂は「無事終えてほっとしています。減量が上手くいってリカバリーも上手くいっている感じなので、いいパフォーマンスができると思います。今年は階級を上げてから倒そうと思って今までの自分を見失っていたので、今回は楽しむことがテーマ。倒すことを考えず、いつも通りのスタイルで倒せたらいいなと。フィジカルトレーニングを中心にやってきて、この1~2カ月で一発一発力が入る実感がある。明日はそれを出せるかどうかが課題ですね。自分のスタイルに戻って倒せたらいいなと思いますし、もちろんKOしたい。派手なKO。今までのスタイルでやることによってKOは2回しかないですが、自分なりの動きでやればKOできるのかなって。バックハンドブローでKO出来れば盛り上がりますよね」と、バックハンドブローでのKOを予告した。
それを聞いた鷹大は「(教えてくれて)ありがたいです。気を付けます」とニヤリ。しかし、引退を懸けた大事な一戦にも関わらずウィラサクレック会長はタイへ行ってしまったという。「会長にはこの試合に向けて2回教わるはずだったんですけど、来週も来いと言われて行ったら会長はいなくて、他のトレーナーに教わりました(苦笑)。でも、会長は僕を信じているので大丈夫だと思います」と、気にしないとした。
この2試合はフェザー級サバイバルマッチとなるが、そのことを聞くと森坂は「そこは意識していなかったですが、どっちもフェザーですね。勝って目立った人が上に行くみたいなスタイルなのかなと思ったので派手に勝ってやろうかなと思っています」とさらに気合いが入った様子。
鷹大は「負けたら終わりだと言っているのでそれは関係なく、勝たないといけないので勝ちます」と、とにかく勝つとする。新美は「同じ階級の選手はみんなライバル。しっかり勝って一番目立ちたいと思います」と、ここから一歩抜き出ると話した。