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【RISE】上位の秀樹・野辺広大・前口太尊に川島史也・石月祐作・氏原文男が噛みつく、番狂わせは起こるのか

2019/11/03 16:11
2019年11月4日(月・祝)東京・後楽園ホール『RISE 135』の前日計量&記者会見が、3日(日)都内にて14:00より行われた。計量は全選手が一度目でパスしている。  会見は3部制で行われ、最後の第3部にはメインイベント、第6試合、第5試合に出場する選手が登壇。  メイン(第9試合)で対戦するRISEライト級1位・秀樹(新宿レフティージム)と同級9位・川島史也(BattleNation)は共に63.95kgで計量をパス。  秀樹は「2月のタイトルマッチでは、アクシデントで試合ができなくてチャンスはもうないだろうと思って、11月に照準を合わせていました。でもチャンピオン(白鳥大珠)が他団体の試合で出ないと聞いて、嫌われちゃったのかなって思いました」と、11月にタイトルマッチの再戦があるものとして準備していたという。  川島については「全力で倒しに来ると思うし、対策も練っていると思うのでどんな試合ができるか楽しみです。タイトルマッチだと思って練習してきたのでハイレベルな試合をしたいです」と、どのように戦ってくるか楽しみだとした。  対する川島は「秀樹選手は自分よりも実力も実績もある優秀な選手で、人としても大卒で結婚もしていて子供もいて、自分とは正反対。噛ませ犬役で呼ばれた感は否めませんが、明日はしっかり逆に噛みついて噛み殺すまで噛みついていきたいと思います」と、下剋上を誓う。  第6試合で対戦する前RISEスーパーフェザー級王者・野辺広大(BRING IT ONパラエストラAKK)は61.8kg、2018年RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級優勝・石月祐作(KAGAYAKI)は61.7kgで計量をパス。  これが1年5か月ぶりの復帰戦となる野辺は「明日は凄い久々の試合になりますが、大きな舞台に立たせていただいてありがとうございます。自分の動きを出せるか分かりませんが、できるだけ練習してきたことを出せるように全力で戦います。相手の印象は真っ直ぐ打ち合ってくれるいい選手だと思います。いい戦いができると思うので期待していてください」と挨拶。  石月は「トップ選手と戦えることで、マッチメイクしてくれた人と野辺選手に感謝しています。張り切って練習してきたので、引っ繰り返すので楽しみにしていてください。野辺選手のことはトップすぎて全然チェックしていなくて、何年か前の映像を見たら凄い強かったので、自分はガチャガチャにして飲み込めたらと思います」と喰う気満々。  第5試合で対戦する元J-NETWORKライト級王者・前口太尊(TEAM TEPPEN)は61.0kg、初代WBCムエタイ日本統一フェザー級王者・氏原文男(フリー)は60.4kgで計量をパス。  ジムを移籍して7月にRISE初参戦するも初回KO負けを喫した前口は、「前回直樹選手に何もさせてもらえずKO負けして悔しい思いをしました。仕切り直しで、移籍して半年経ってそろそろ練習の成果が出てもいい時期なので悔しさをエネルギーに変えて爆発します。氏原選手は自分が9年前にデビューして、その頃にちょうどムエタイで伝説のアヌワットと壮絶な打ち合いをして引退した選手。その選手とやれるのはレジェンドだなって、戦えて誇りに思っています。9年前の映像しか見てませんが、ガツガツ前へ出る選手なので自分と噛み合うと思うので、明日はそれに応えて打ち合って勝てるようにします」と、RISE初勝利を目指す。  対する氏原はボクシングに転向してA級まで駆け上がったが、今回キックボクシングにカムバックしての第一戦。「9年ぶりの試合でRISEに出させていただきます。9年ぶりでヒジなし首相撲なしなので、どこまで対応できるか分かりませんが練習はしてきました。3月までボクシングをやっていたので大丈夫だと思っています。前口選手は僕が引退してからは映像を見ていませんでしたが、いろいろな関係者から連絡が来て強い選手だと伺っています。パンチのある選手でキックにも対応してくるので、相手としては打倒アヌワットと変わらないと思っています。当たれば倒されると思います。僕もボクシングでしっかりパンチを磨いてきたので、キックにも対応して、未知数ですが明日は全力でやるだけです」と、アヌワットと戦うのと同じ気持ちで臨むとした。  赤コーナーの選手はいずれもタイトル獲得歴があり、名前もある上位選手。迎え撃つ立場として次のようにコメントした。 前口「自分が格上だとは思っていないので全力で倒すだけです」 野辺「僕も同じく裸一貫でやり直すつもりなので全力で戦うだけですね」 秀樹「僕も格上という認識はない。相手は上位ランカーとも互角にやり合っていますし、場面によっては押している状況もあったくらいなので、たまたま僕がランキングが上だというだけなので実力があると思っています。勝つのが当たり前だと思ってもらえて期待されているのなら、それに応えたい」  と、3選手とも自分の方が格上だという油断は全くないと答えた。一方、挑む側の3選手は次のように話す。 氏原「僕自身も昔の選手で格下だと思っているので、胸を借りる気もあります。勝てばランキングに入れると思うので、勝ってランカーになってタイトルマッチもあると思います。ムエタイのタイトルを10年前に獲っているので、今度はRISEで王者を狙っています。上京した時から60kgで最強になるとずっと思っているので、RISEの舞台で60kgなので王者を目指します。もちろんKOをプロとして考えていますが、判定だろうが何だろうが全力で戦って勝つことにこだわっていきたいと思います」 石月「野辺選手と戦えるのが楽しみすぎて先のことは考えられないんですが、強いヤツとやりたくて格闘技を始めたので、戦えるように勝ちたいですね。地方から来る人間として1回でも負けたら終わりだと思っているので、しっかりインパクトを残して勝ちたいです」 川島「秀樹選手に勝てばワールドシリーズだったり、大きな大会に出させてもらえると思うし、強い相手ともやらせてもらえるので楽しみです。明日の勝ち方は、1Rで俺のパンチが当たって勝っちゃうと事故だと言われるので、1~2Rを戦って実力を示して3RでKOできたらと思います」  と、いずれも上位の3人を喰って上に行くと宣言。追う側と追われる側の図式がハッキリと見えるマッチメイクの3試合。番狂わせは起きるのか。
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