14勝10KOの攻撃力を誇るBLACKフェザー級王者・古木がついにチュームーシーフーと防衛戦
2025年2月15日（日）東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT.61』の対戦カード発表記者会見が、12月16日（火）都内にて行われた。
KNOCK OUT-BLACKフェザー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者・古木誠也（REX GYM）vs.チュームーシーフー（中国/郭強ファイトクラブ/CFP）が決定。
古木はフルコンタクト空手で多数の優勝・入賞歴があり、持ち前の破壊力で2022年12月に工藤“red”玲央を初回KOしてKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座に就いた。2023年8月、小倉尚也を初回KOで破り王座初防衛に成功。しかし、2024年12月のドスティン・オルティス戦で体重超過、王座を返上した。2025年4月に階級をフェザー級に上げると9月にはSBの内藤凌太に判定勝ちしてKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者に。11月、SBのS-cupに参戦も1回戦でサタントンに敗れた。戦績は14勝（10KO）4敗。
チュームーシーフーは中国の少数民族であり戦闘民族として知られる「イ族」の出身。2023年6月に初来日、龍聖から右フックでダウンを奪い、延長戦で判定負けも龍聖を苦しめて一躍注目を集めた。2024年2月の再来日では久井大夢と対戦し、激闘の末にチュームーシーフーが左フックでダウンを奪って勝利している。10月には栗秋祥梧とKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦を争ったが、延長戦で判定2-1の惜敗。2025年4月、内藤凌太に判定勝ちで戦績は28勝（10KO）6敗。また、1月にはMMAデビューも果たし、1RでKO勝利している。
両者は9月にKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦で戦うことが決まっていたが、チュームーシーフーが怪我により欠場。変わって古木と内藤が王座決定戦を争う古木が王座に就いた。
会見に出席した古木は「自分が倒して盛り上げたいと思います」と、いつも通りシンプルな意気込み。
チュームーシーフー対策については「自分と9月にやる予定だったので、いつかやると思っていたので研究はもしています。（対策は）全部できています。どう来ても勝てるようにはしてあります」と、研究・対策はバッチリだとし、「倒します」と宣言。
相手はかなり気合いが入っているのでは、と聞かれると「怖さはないです。自分も気合い入っているので大丈夫です」とした。
チュームーシーフーに勝たなければ真の王者だと言えないとの想いはあったか、と聞かれると「もちろん、凄く活躍している選手なので、自分がやって文句なしのチャンピオンになります」とする。
この試合で古木は「真正面から行きます」とチュームーシーフー選手と真っ向勝負を挑むつもりだとし、「打ち合っても勝てる自信はあります」と断言。打たれ強い、頑丈なチュームーシーフー選手にも自分の攻撃力が「通用すると思います」という。
そのためにパワーアップをしていくつもりかと聞かれると「それは誰が相手でもやっています」と、常にバージョンアップしていると話した。
また、シュートボクシングの試合をして学んだことは何かとの質問には「慣れないので緊張しました。攻撃が読まれちゃうのがあるので、パターンとかコンビネーションを増やしています」とし、SBへのリベンジについては「個人的にはKNOCK OUTで戦っていきたいですが、言われたらやります」と答えた。
＜決定対戦カード＞
▼KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級 3分3R延長1R
壱・センチャイジム（センチャイムエタイジム）
石川直樹（KICKFUL GYM）
▼WBCムエタイ日本フライ級王座決定戦 3分5R
コウシ・ノーナクシン（ウォーワンチャイプロモーション）
渡部 蕾（KNOCK OUT クロスポイント大泉）
＜出場決定選手＞
大沢文也（ザウルスプロモーション）
