2026年第一弾大会となる1月28日(日)東京・後楽園ホール『RISE 195』の対戦カード発表記者会見が、12月11日(木)都内にて行われた。
10月に開幕した「第7代RISEスーパーフェザー級(-60kg)王座決定トーナメント」の決勝戦=王座決定戦3分5R延長1R、同級1位パヌワット・TGT(タイ/TARGET)vs.同級2位・常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA)が今大会にて行われる。
これまでRISEのタイトルマッチは3分5R無制限延長Rで行われてきたが、2026年より選手の安全を考慮して延長戦は1Rのマスト判定で行われることに改正となった。
常陸はテコンドーをバックボーンに持ち、2016・2017年全日本学生キックボクシング連盟フェザー級王者の実績を持つ。2019年7月に清水将海にKO勝ちしたのを皮切りに8連勝を飾り、2023年1月にはRISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リーに挑戦したが、延長Rで敗れタイトル奪取ならず。
「RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kgトーナメント」では1回戦でシャクリヨール・ユラエフを新必殺技の二段飛び蹴りで三日月蹴りを入れる“スーパーひたちキック”でKOしたが、6月の準決勝で1月に判定勝ちしたエン・ペンジェーにリベンジを許して敗退。10月の「第7代RISEスーパーフェザー級(-60kg)王座決定トーナメント」1回戦ではGUMPに判定勝ちしている。YA-MANと同門の強打の持ち主。戦績は14勝(9KO)6敗1分。
パヌワットは11歳でムエタイの試合を始め、来日後はトレーナーと選手を兼任。タイ人特有のミドルキックとテンカオを得意とする。2019年の直樹戦以来約5年ぶりのRISE参戦となった2024年4月、「漢気トーナメント」の準決勝で高橋亮を左フックで初回KOすると、決勝では岩郷泰成を右ハイキックで2RにKOして優勝。
12月にはチャンヒョン・リーに延長判定2-1の僅差で勝利と快進撃を続けていたが、3月の「RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kgトーナメント」1回戦で笠原友希にKO負け。10月の「第7代RISEスーパーフェザー級(-60kg)王座決定トーナメント」1回戦では細越竜之介に判定勝ちで再起した。戦績は51勝(8KO)8敗2分。
スーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1Rでは、同級1位・那須川龍心(TEAM TEPPEN)vs.第6代DEEP☆KICK -53kg王者・上村雄音(BK GYM)、同級3位・長谷川海翔(誠剛館)vs.同級4位・星憂雅(IDEAL GYM)の2試合が組まれた。
この4試合は挑戦者決定トーナメントとは謳っていないが、それぞれの勝者が次回に対戦し、王者・花岡竜への挑戦権を争うこととなる(※挑戦へは試合内容が考慮される)。
フライ級(-51.5kg)3分3Rで小池空(IDEAL GYM)vs.中澤風希(戦ジム)、バンタム級(-55kg)3分3RでKiana(Team Michiyo/2025年RISE Nova全日本女子トーナメント-57kg級優勝)vs.渋谷茜(INHERIT ONENESS×剛毅會/Queen's Fight-58kg優勝)の2試合も決定した。
また、2026年の年間スケジュールも発表。後楽園ホールのナンバーシリーズが9大会、ビッグマッチの『ELDORADO』は3月28日(日)東京・両国国技館、『WORLD SERIES』は6月6日(土)と9月19日(土)に東京・大田区総合体育館、12月20日(土)に東京・Kanadevia Hall(TDCホール)で開催。2月23日(土)の『RISE 196』は23周年記念大会、7月12日(日)にはナンバーシリーズ200回記念大会が行われる。
「GLORY×RISE Last Featherweight Standing tournament」のベスト8は3月の両国、準決勝・決勝は6月の大田区で行われる予定。9月の大田区からは55kgトーナメントのWORLD SERIES開催も企画されている。
それ以外にも、伊藤隆RISE代表は「GLORY、RWS、ONEにも選手を出して強い選手を育成していきたいと思います」と、選手たちを世界に派遣したいとも話した。
また、2026年よりライト級のリミットが-62.5kgに変更されることも改めて発表された。