ONE Friday Fights 1332025年11月14日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTでLIVE配信
▼第3試合 ONEアトム級(-52.2kg)キックボクシング 3分3R×キリル・チジク(ロシア/Team Mehdi Zatout)[判定0-3]〇黒田斗真(フリー) 黒田は2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」で必殺の左ストレートを武器に圧倒的な強さで優勝。2022年6月の『THE MATCH 2022』ではRISEの風音に延長戦の末に判定負けしたが、12月の「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」で優勝し、初代王座に就いた。2023年6月には現在ONEで活躍中のラマダン・オンダッシュに判定勝ち。12月に石井一成の挑戦を判定3-0で退け、初防衛に成功。 その後は試合から離れていたが、2025年5月の『SPACE ONE×BOM』にて復帰、シワラットを1Rわずか55秒でKOした。9月の『ONE Friday Fights 126』にて初参戦を果たすも、アダム・ソー・デチャパンに判定負けで黒星スタートとなっている。戦績は14勝(5KO)4敗1分。 チジクは4勝2敗1分とプロキャリアは浅いが、アマチュアで80戦を超える経験があるという。ONE FF初戦はムエタイルールでKO負け。黒田と同じく今回が2戦目となる。
1R、いきなり左ストレートを合わせに行く黒田。チジクは右インロー、右ミドルハイ。左ミドルには黒田が左ストレートを合わせに行く。黒田はセオリーとは逆に左へ回り込んでいき左インローを蹴る。チジクは右ミドルを多用し、右インロー&左ローで黒田の前足を潰しに行く。
2Rも右ミドルを蹴っていくチジクに、黒田も左ミドルを蹴っていく。右カーフ、左インローも。チジクのワンツーをかわし、左ミドルを当てる黒田。チジクが入ってくるところにヒザも合わせる。このラウンドはセオリー通りに右へ回り込む黒田。
チジクが入ってくるタイミングで左インローを蹴る。左ボディストレートも打つ黒田。二段蹴りの左ミドルも当てていく。黒田のバックハンドブローにチジクがジャブを合わせ、黒田が倒れるがこれはスリップ判定。前に詰めて打ち合いに来るチジクに黒田は蹴りで応戦した。
3R、黒田は左ミドル、左インロー、左ボディストレートを当てに行く。チジクのジャブをかわして左ボディ。ヒザ蹴りからの左ストレートではチジクをのけ反らせた。黒田は一気に前へ出てワンツーの連打でチジクを下がらせる。さらに左ストレートをクリーンヒット。
完全に距離をつかんだかに見える黒田。飛び二段蹴りの左ミドルから左ストレート、さらにワンツーで詰めていく。チジクは前へ出て右フックを狙うが、黒田が左ストレートや左ミドルで先手を取る。左インロー連打からの左ストレート、最後は前蹴りでチジクを転倒させて試合を終えた。
判定は3-0で黒田が勝利。2Rから戦い方を蹴り中心に変え、3Rは完全にとった黒田がONE初勝利をあげた。
▼ONEフライ級(※61.2kg)MMA 5分3R○ヴィエット・アイン・ドー(ベトナム)[1R 2分46秒 TKO]※左ボディ×平山 諒(X-TREME EBINA)