挑発する田中を煙に巻いた木村（左）
2025年11月9日(日)東京・後楽園ホール『RISE 193』の前日計量＆記者会見が、8日（土）都内にて14：00より行われた。
セミファイナル（第11試合）のスーパーライト級（-65kg）3分3R延長1Rで対戦する、木村“ケルベロス”颯太（心将塾/同級7位）は64.85kg、田中佑樹（TARGET SHIBUYA/同級12位）は64.95kgで計量パス。
今回からTARGET SHIBUYAに正式に所属となった田中は「TARGET SHIBUYAで(松本)天志くんと(常陸）飛雄馬さんがベルトに王手をかけているので、ここをしっかり勝って白鳥選手をしっかり倒しにいきたいと思います」と、自分もタイトル挑戦に近付きたいと意気込み。
木村は「明日はこの勘違い野郎をぶっ飛ばして、分からせたいなと思います」と、ケルベロスらしいコメント。
改めて対戦相手の印象とどう倒したいかを聞かれると、田中は「上手い印象はある。だけど、明日は全部で上回ってぶっ倒してやりたいなと思っています。ケルベロスなんだから打ち合って来いよと思います」と挑発。
これに木村は「明日は打ち合いません」と断言。田中から「それで試合盛り上がるの？ セミだよ？」と問われると、「盛り上がりはしますね。僕が倒すんで。打ち合ったら面白いって思ってる？ 打ち合いなんか誰でもできるで。打ち合いたかったらお願いしてよ」と上から目線。
田中が素直に「お願いします」と言うと、木村は「打ち合いません。僕の戦いします」とスカして笑いを取った。
記者からなぜ打ち合わないのか、と聞かれた木村は「打ち合いは強くないんですよ。そんなギャンブルしない。僕は面白い試合の前にまず勝たないとダメなんで」と、打ち合いには向いてないと弱気な発言をしたかと思うと、「とか言って打ち合いに行きますけどね。僕はおもろいヤツなんで期待しといて下さい」と、煙に巻くような発言。
どの発言を信用すればいいのかと突っ込まれると「全部信用してくださいよ。3つ顔があるので（※ギリシャ神話に登場するケルベロスは三つ首の怪物）。3R全部別の戦いをしましょうか」と、自分には三つの顔があるとする。
「顔が変わるので。1R目から行くかもしれないし楽しみにしていて欲しいですね」と、どの自分で行くか分からないと言うと、田中は「僕も変えようかなって思います。そして最終的には捕まえてぶっ倒そうかなと思っています」と、負けじと自分も変化して対応していくと答えた。
