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【RIZIN】朝倉未来が王者シェイドゥラエフに大晦日に挑戦!6大タイトルマッチ+斎藤裕vs.YA-MANのワンマッチが決定

2025/11/05 18:11
 2025年12月31日のRIZIN大晦日さいたまスーパーアリーナ大会『師走の超強者祭り』で、フェザー級タイトルマッチ(5分3R)王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)vs. 挑戦者・朝倉未来(ジャパントップチーム)が決定した。11月5日18時30分からの会見では下記7カードが発表。6階級のタイトルマッチと斎藤裕vs.YA-MANのワンマッチが行われる。 ▼RIZINフェザー級(66.0kg)選手権試合 5分3Rラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)王者 16勝0敗朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)挑戦者 19勝5敗1NC  シェイドゥラエフは、9月28日の『RIZIN.51』で挑戦者ビクター・コレスニックを1R わずか33秒 TKOで退け、王座初防衛。MMA戦績16勝無敗。5KO・TKOと11の一本勝ちで全試合をフィニッシュ勝利している。  王座に挑戦する朝倉未来は、24年7月にヴガール・ケラモフに一本負け後、平本蓮に1R TKO負けで2連敗を喫するも25年5月に鈴木千裕、25年7月の前戦でクレベル・コイケにスプリット判定で勝利し、2連勝中。  これまで自身のYouTubeで朝倉は「シェイドゥラエフとやる勇気ありますか?」と問われ、「“誰とやると怖い”とかそんなんないですよ、格闘家は。誰とだってやろうと思えば出来るよ。“シェイドゥラエフから逃げんな”みたいな、コメントがたまに来るんだけど、別に全然、逃げるとかはなくて、そもそも俺が(シェイドゥラエフに)勝てると思ってるヤツ、めっちゃ少ないじゃん。だったらやった方が得だよねってのはある」と、無敗の王者と戦い、アンダードッグの評価を覆す可能性のある試合を「得」と表現していた。 [nextpage] 『師走の超強者祭り』決定カード ▼RIZINフェザー級(66.0kg)選手権試合 5分3Rラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)王者朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)挑戦者 ◆ラジャブアリ・シェイドゥラエフRazhabali Shaidulloev2000年10月11日、キルギス共和国出身身長:170cm、リーチ:174cm(69inc)、体重:66.0kgIhlas所属キルギスの高地で広大な自然のなか育まれた脅威のフィジカル、さらに組技・寝技はもちろん立技でも高い技術を持つコンプリートファイター。家族の勧めでレスリングを始める。19年、地元キルギスのBatyr BashyでプロMMAデビュー。ロシアのACA Young Eaglesで3勝後、22年11月、アマチュアルールのGAMMAで4日で3勝しフェザー級王座獲得。23年6月のROAD FC 63kgトーナメント1回戦でヤン・ジヨンに1R一本勝利も、8月の準決勝は体重超過/計量遅刻により失格。10月、UAE Warriorsで一本勝利。24年6月、RIZIN初参戦。武田光司を1R序盤リアネイキドチョークで沈め、その漲る破壊力でRIZINファンを一瞬で虜にした。9月には体重超過のアーチュレッタに対し「全く問題ない」と応じると1R アームバーでタップを奪った。大晦日、立ち技の元世界王者である久保優太を完全ドミネートしてTKO勝利。25年5月、RIZIN4戦目でベルトに挑戦、クレベル・コイケをまさかの1R僅か62秒でTKOし王座奪取した。いつでも挑戦を受けるという強者の流儀を持ち合わせるが、参戦予定の7月は筆頭候補ヴガール・ケラモフの負傷等で防衛戦は実現せず。ファイトIQの高いビクター・コレスニックを挑戦者に迎えた9月、1R右ストレートでダウンを奪い、そのまま僅か33秒でフィニッシュし、初防衛達成。さらにプロ戦績15勝無敗に更新(全て2R以内フィニッシュ)。V2戦の今回、絶対的な長期政権を築くべく、朝倉を早期フィニッシュし、圧倒的な強さを誇示するつもりだ。 ◆朝倉未来Mikuru Asakura1992年7月15日、愛知県出身身長:177cm リーチ:178cm (70inc) 体重:66.0kgJAPAN TOP TEAM所属 12年MMAデビュー。13年から弟の海と共にTHE OUTSIDERへ参戦し、二階級制覇を果たす。ROAD FCを経て18年8月、RIZIN初参戦。19年7月の矢地祐介戦に完勝した頃から人気YouTuberに。7連勝後の20年11月、斎藤裕とのRIZIN初代フェザー級王座決定戦で判定負け。その後21年6月、RIZIN初の東京ドーム大会メインでクレベル・コイケに一本負け。10月、初の配信限定興行RIZIN LANDMARK旗揚げ大会では萩原京平を返り討ちにした。22年9月には日本人で2人目となるメイウェザーとの対戦で世界中にその存在を知らしめた。23年7月、ケラモフとの王座決定戦で一本負けを喫し再びベルトのチャンスを逃すと、11月のFIGHT CLUBでYA-MANにOFGでのキックボクシングマッチでTKO負け。24年7月には平本蓮に1R KOされ事前の公約通りに引退を宣言。しかし結果は陰性ながらも相手にドーピング疑惑が浮上したことで遺恨が残る結果に。その後、平本との再戦として復帰が発表されるも、相手の怪我を受け「男祭り」に名を変えた舞台で鈴木千裕と対戦、フルラウンドコントールし判定勝利、悲願の復活を遂げた。7月、4年の歳月を経て元王者クレベル・コイケと再戦、テイクダウン許さずリベンジを達成した。王座をかけた戦いに2年5ヶ月ぶりに挑む今回、最恐の王者を捩じ伏せ、悲願のベルトをその手に掴みたい。 [nextpage] ▼RIZINライト級(71.0kg)選手権試合 5分3Rホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)王者野村駿太(BRAVE)挑戦者 ◆ホベルト・サトシ・ソウザRoberto Satoshi Souza1989年9月19日、ブラジル サンパウロ出身身長:180cm、リーチ:185cm(73inc)、体重:71.0kgボンサイ柔術所属 06、09、10年とブラジリアン柔術世界選手権を制し、圧倒的かつ芸術的な極めの強さを誇る柔術界の至宝。13年10月、REAL Fight ChampionshipでプロMMAデビュー。5連勝で同団体スーパーライト級王座戴冠。19年4月よりRIZIN参戦。2連続TKO勝利後の10月、ライト級GP1回戦でジョニー・ケース相手に初黒星。再び2連勝を経て21年6月、GP覇者トフィック・ムサエフに1R一本勝利でRIZINライト級初代王者に輝く。22年大晦日、AJ・マッキーに判定負け。23年7月、開催4日前の緊急発表でBellatorライト級GPに出場したがパトリッキー・ピットブルにTKO負けで初戦敗退。再起戦の24年3月、中村K太郎を相手に右ハイからの猛攻で1R TKO勝利、9月には約2年5ヶ月ぶりの防衛戦でルイス・グスタボを1R僅か21秒TKO勝利して会場を驚嘆させ、打撃を不安視する声を払拭。大晦日、階級を上げたフェザー級前王者ケラモフから1R得意の三角絞めでタップを奪う。もはや国内無双状態に入ると海外の強豪を要望。25年5月、MMAデビュー当時以来の韓国にてノンタイトルで日韓二冠王者のキ・ウォンビンと対戦し、1R僅か50秒で失神一本勝利。9月、堀江圭功を挑戦者に迎え1R 1分40秒にタップを奪うと、ベルトの移動が激しいRIZIN戦線で、5度目の防衛成功を果たした。自身に勝利したピットブルを超えて王座挑戦権を掴んだ野村を、絶対王者として返り討ちにする。 ◆野村駿太Shunta Nomura1997年10月11日、愛媛県出身身長:173cm リーチ:177.5cm体重:71.0kgBRAVE所属 DEEPライト級王者。兄の影響で3歳から伝統派空手を習い始める。一時は空手を離れるも、高校時代には全日本空手道選手権大会5位の成績を残す。空手部に所属していた大学時代に伝統派空手出身の堀口恭司がRIZINで活躍する姿を見て衝撃を受ける。大学卒業後、空手を続けるため自衛隊に半年間所属したのち23歳よりMMAを開始。21年9月、GRACHANでプロデビュー。22年7月より主戦場をDEEPへ移すと、泉武志、小金翔、元修斗王者の川名TENCHO雄生らを相手に勝ち星を重ねる。通算4連勝で迎えた23年7月、江藤公洋に判定負けを喫した。その後、再び2連勝を挙げ、24年9月に江藤が持つ王座の初防衛戦に挑戦。レスリングベースの江藤の組みを切り、逆に得意の打撃を効かせてフルマーク判定勝利でDEEP王座戴冠とともにリベンジを果たした。地元の四国で初開催のRIZINに初参戦でいきなりライト級王座挑戦経験者のルイス・グスタボと対戦。激しい打撃戦に組みの強さも発揮。偶発的なバッティングで試合続行不可、3R 2分27秒テクニカル判定勝利、戦前の予想を覆すアップセットを起こした。さらに7月には元Bellator王者のパトリッキー・ピットブル・フレイレを相手に激しい打ち合いを制し判定3-0で再び大金星をあげ、その場で9月にホベルト・サトシ・ソウザへの挑戦が決定したが、自身の負傷欠場となる。大晦日に再びチャンスを手にした今回、スピードで圧倒することはもちろん、これまで積み重ねてきたレスリング、さらにATT修行で磨きをかけた技術でサトシを撃破し、RIZIN王座を手にしたい。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級(61.0kg)選手権試合 5分3R井上直樹(Kill Cliff FC)王者ダニー・サバテロ(アメリカントップチーム)挑戦者 ◆井上直樹Naoki Inoue1997年6月14日、愛知県出身身長:175cm リーチ:177cm(70inc) 体重:61.0kgKill Cliff FC所属 バンタム級屈指のスピードと技術を誇る現王者。地元・愛知県豊橋市の名門・空手道白心会で姉・魅津希と共に格闘技を始める。15年2月のプロデビュー以来10連勝を挙げ、17年、日本人最年少の19歳でUFCと契約。6月のデビュー戦では判定勝利を収めた。18年6月、怪我からの復帰戦でマット・シュネルに僅差で敗れキャリア初黒星を喫し、その後フライ級廃止の余波でUFCを離脱。20年2月RIZIN初参戦。2連勝後の大晦日、元谷友貴に一本勝利。21年はバンタム級GP参戦し優勝候補と目されたが、大晦日に扇久保博正に判定負けを喫しまさかの準決勝敗退。23年5月、堀口恭司が返上した王座を巡る王座戦進出を賭けフアン・アーチュレッタと好勝負を繰り広げるも判定で敗れた。24年3月、佐藤将光とハイレベルな攻防を展開し、判定勝利で再起すると、9月には朝倉海が返上した王座をかけ、激闘派キム・スーチョルを1Rスタンドパンチ連打でマットに沈め、第7代王者に。25年3月、元谷友貴と再戦し、かつて1度も防衛されていないRIZINバンタム級王座の初防衛という快挙を達成。7月、DEEP王者の福田龍彌を挑戦者に迎えると、その類稀なファイトIQと打撃の技術を光らせ、完封勝利を挙げV2成功。今回、精緻なレスリング技術を持つダニー・サバテロを相手に3度目のベルト防衛を果たし、RIZINバンタム級絶対王者として君臨する。 ◆ダニー・サバテロDanny Sabatello1993年3月31日、米国イリノイ州シカゴ出身身長:178cm、リーチ:177cm(70inc)、体重:61.0kアメリカントップチーム所属 幼少期にレスリングを始め、高校時代イリノイ州王者に2度輝く。大学ではNCAAディビジョン1で活躍。18年7月のプロMMAデビュー以来6連勝を飾る。Titan FC では20年6月に王座決定戦で一本勝利を挙げベルトを獲得、21年2月には初防衛に成功した。5月よりBellator参戦。2連勝を挙げバンタム級ワールドグランプリへの出場権を獲得すると22年6月の1回戦を判定勝利で突破、12月、ラフェオン・ストッツが保有する暫定王者のベルトもかかった準決勝ではスプリットで敗れGP敗退。23年4月、マルコス・ブレノに一本勝利で再起を果たすと、7月、超RIZIN.2で初来日し、マゴメド・マゴメドフにギロチンチョークを極められ敗れる。11月、ストッツとの再戦ではユナニマス判定で敗れリベンジならず。24年8月のPFLではマジョリティドローに終わった。試合ではレスラーらしいコントロールを得意とするファイトスタイルだが、所謂Fワード連発のトラッシュトーカーで、その澱みない啖呵が??に向いているとBellatorに勧められアカウントを開設したほどだ。RIZINファイターとして初の舞台となった25年5月、オリンピック金メダリスト太田忍とのレスラー対決では3Rにスラムされた場面で体をひねるテクニックを見せ、太田が顔面から落ちたところにパウンド連打でTKO勝利を飾った。9月には佐藤将光を相手にフルラウンドコントロールし2連勝、勝利のマイクでは日本語で「首を洗って待ってろ」と井上に戦線布告していた。井上のスピードも、ステップも何もかも封じてドミネートし、3戦目の舞台で王座を手にする。 [nextpage] ▼RIZINスーパーアトム級(49.0kg)選手権試合 5分3R伊澤星花(Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)王者RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)挑戦者 ◆伊澤星花Seika Izawa1997年11月1日、栃木県出身身長:160cm、リーチ:162.5cm (64inc)、体重:49.0kgRoys GYM/JAPAN TOP TEAM所属 RIZINスーパーアトム級王者、DEEP JEWELSストロー級&アトム級王者。幼少期より柔道、レスリングを始め、好成績を残す。20年10月、DEEP JEWELSでプロデビュー。21年 6月、本野美樹に勝利しデビューから僅か8ヶ月、プロ3戦目で王座戴冠。大晦日、初参戦のRIZINで王者浜崎朱加を2RTKOの番狂わせを起こすと22年4月の再戦で王座奪取。スーパーアトム級GPでは1、2回戦を一本で飾ると大晦日パク・シウに判定勝利で優勝。23年7月の初防衛戦ではクレア・ロペスに1R一本勝利。23年大晦日、山本美憂の引退試合の相手を務め、2R一本勝利で号泣で見送った。24年3月、大島沙緒里からパク・シユンが奪取したDEEP JEWELSアトム級のベルトを一本勝利で獲得し3冠達成。9月、新旧王者対決となった浅倉カンナの引退試合で、有終の美を飾ろうと奮起する浅倉に苦しめられ、判定勝利後に悔し涙を流した。大晦日、ルシア・アプデルガリムに公開計量時に挑発され怒りを露にすると、1R腕十字でタップを奪った。25年7月、ROAD FCから参戦のシン・ユジンとの防衛戦では相手が大幅体重超過し、再び怒りの大会当日を迎えることに。キャッチウェイト戦で1R肩固めに極め、16戦無敗へと記録を更新した。11月には同年にプロMMAデビュー、女子格闘技を牽引してきた大島沙緒里を相手にそのリーチ差を活かしながら打撃の進化を見せつけ、判定勝利で防衛に成功。試合後ケージインしたRENAに対しては「ノコノコ出てくるな」「ウザい」と怒りを露わにした。その後の宣言通り「速攻組んでテイクダウンして、パウンドでボコボコに」し、かつてのツヨカワ女王に引導を渡す。 ◆RENA1991年6月29日、大阪府出身身長:160cm、リーチ:156cm (61inc)、体重:49.0kgSHOOTBOXING/シーザージム所属 07年にプロデビュー。09年にシュートボクシング女子の祭典、GirlsS-cupに出場し初優勝。翌10年の同大会も制し2連覇を達成。順調に勝利を重ね“絶対女王”の地位を不動のものにする。07年にプロデビュー。09年のシュートボクシング女子の祭典、GirlsS-cupで初優勝以来2連覇を達成、順調に勝利を重ね“絶対女王”の地位を不動のものにする。15年大晦日、RIZINのリングでMMAデビュー戦を一本勝利で飾って以来、怒濤の6連勝を飾る。17年大晦日にはGP決勝戦で浅倉カンナと対戦し、浅倉の総合力の前に屈した。その後18年7月の再戦でもリベンジを退けられる。19年6月にはNYで開催されたBellator222に堀口恭司と共に参戦するもリンジー・ヴァンザント相手に一本負けを喫し、Bellatorデビュー戦は黒星を喫した。しかし年末にそのリンジーと再戦し、パウンド連打でTKO勝利を収めリベンジに成功した。22年7月から開催されたスーパーアトム級ワールドGPに参戦。一回戦はウクライナのアナスタシア・スヴェッキスカを相手に1Rに打撃を効かせ3-0で判定勝利するも、二回戦は怪我で欠場。23年4月、クレア・ロペスを相手に優勢から一転、3Rに膝十字を極められ一本負けを喫し復帰戦は黒星に終わった。約1年ぶりの再起戦ではROAD FCアトム級王者シン・ユリとの接戦を判定で制した。24年7月にはケイト・ロータスを2R終盤にスタンドパンチでTKO。その後、大晦日の伊澤戦を怪我で欠場。1年越しの舞台で実現する王座挑戦を自らの集大成として、絶対女王伊澤に全てをぶつけ、かつて自らの手で生み出した女子格の熱狂を再びリングに沸き起こす。 [nextpage] ▼RIZINヘビー級(120.0kg)王座決定戦 5分3Rアレクサンダー・ソルダトキン(ロシア)ライアン・ベイダー(米国) (C)Bellator ◆アレクサンダー・ソルダトキンSoldatkin Aleksandr1993年6月10日、ドイツ・ロシア出身身長:188cm、リーチ:191cm(75inc)体重:120.0kgSPITFIREGYM in Berlin所属 回転系の打撃を得意とし、爆発力を持ち、その体格から繰り出すサイドキックで逆コーナーまで相手を吹き飛ばすストライカー。幼少期ジャッキー・チェンやジャン=クロード・ヴァン・ダムの映画が好きで、格闘技に興味を持つ。父を5歳で亡くすと、母の勧めでボクシングを始め、8歳の頃からは、徒手格闘技、グラップリング、フリースタイルレスリングなど多彩な格闘技を経験。そのなかで11歳の頃よりMMAの練習も始めた。とくに徒手格闘技では輝かしい戦績を誇り、ロシア国内王者、W杯2度優勝、世界選手権2度優勝。また、軍隊で潜水なども経験。15年8月、ロシアのTaiwaz Productionでプロデビュー。Battle PromotionやOFC等の団体で破竹の11連勝を挙げた。23年9月、UFC契約をかけ出場したDWCSでは反則の膝蹴りで失格に。その後キックボクシング戦を挟み、24年9月ジョージアのGFCで1R僅か19秒TKO勝利。プロMMA17勝中11KO、一本で2勝している戦慄のフィニッシャー。6月のGP1回戦ではヘキサゴンMMA王者アウンアラーを開始早々、怒涛の打撃で追い詰め、後半スタミナを切らすも判定勝利。準決勝では極真王者の上田幹雄を相手に鉄槌TKO勝利を収めた。9月の決勝ではマレク・サモチュクを相手にフルラウンドの打撃戦を制し優勝を果たした。ライアン・ベイダーとのタイトル戦でレジェンドファイターをKOし、RIZINヘビー級で新たな熱を生み出すつもりだ。 ◆ライアン・ベイダーRyan Bader1983年6月7日、米国ネバダ州リノ出身身長:188cm、リーチ:188cm(74inc)体重:120.0kgPower MMA Team所属 元Bellator世界ヘビー級/ライトヘビー級王者で、Bellator史上2人目の二階級制覇王者にして初の同時王者。7歳より始めたレスリングで高校時代ネバダ州王者、全米3位。アメフトでもネバダ州年間最優秀選手選出。大学進学後はNCAA D1で2度オールアメリカン選出。07年よりアリゾナ・コンバットスポーツにてMMAの練習を始め、3月にWFCでデビュー。08年、TUFシーズン8で優勝。UFC では10年9月のアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラに判定勝利し、プロ12勝無敗、UFC5連勝を飾ったが、その後11年2月、ジョン・ジョーンズに一本負けでキャリア初黒星を喫した。12年2月のUFC日本大会ではクイントン・"ランペイジ"・ジャクソンに判定勝ち。UFCでは15勝5敗の戦績を残し、16年11月に離脱。17年6月、初参戦のBellatorで世界ライトヘビー級王座を獲得。19年1月にはBellatorヘビー級ワールドグランプリ決勝戦でエメリヤーエンコ・ヒョードルに1RKO勝利を収めて優勝を果たすと共にBellator世界ヘビー級王座獲得。20年8月にワジム・ネムコフの右ハイキックに沈みライトヘビー級王座から陥落、約4年半ぶりの敗戦に。21年のライトヘビー級WGPは準決勝敗退。22年1月のヘビー級王座統一戦で暫定王者モルダフスキーに5R判定勝利で初防衛。23年2月、引退試合のヒョードルを挑戦者に迎えると右ストレートを当て、1RTKO勝利で防衛成功。BellatorがPFLに買収されると、24年2月に行われた対抗戦でPFL23年ヘビー級年間王者ヘナン・フェレイラに1R開始21秒TKO負けを喫した。25年、ドウェイン・ジョンソン主演の映画"The Smashing Machine"(原題)でマーク・コールマン役で助演。 5月、RIZIN男祭りのリングで大晦日電撃参戦を発表。初代王座戦となる今回、トーナメント覇者のアレクサンダー・ソルダトキンを圧倒的に潰して初代王者となり、RIZINヘビー級を新たに牽引していくつもりだ。 [nextpage] ▼RIZINフライ級(57.0kg)選手権試合(フライ級GP決勝)5分3R扇久保博正(THE BLACKBELT JAPAN)元谷友貴(アメリカントップチーム) ◆扇久保博正Hiromasa Ougikubo1987年4月1日、岩手県出身身長:162cm リーチ:163cm (64.2inc)体重:57.0kgTHE BLACKBELT JAPAN所属 07年プロデビュー。史上2人目の修斗世界王座2階級制覇を達成。RIZINバンタム級戦線を牽引し、21年のGPでは準決勝で優勝候補の井上直樹に総合力の高さを見せつけると、決勝では一度王座決定戦で敗れた朝倉海に根性でリベンジし優勝。その後22年9月にキム・スーチョルに判定で敗れてからは適正階級のフライ級に転向。現RIZINフライ級王者堀口恭司とは13年に一本負けによる修斗王座陥落以来、RIZIN初参戦の 18年7月、5年越しの再戦で判定負けを喫し、トリロジーとなった22年大晦日の対抗戦でもカーフキックを効かされ苦杯を舐めた。23年7月の超RIZIN.2では朝倉海の欠場に伴い急遽アーチュレッタと対戦。フルラウンド闘い抜くも判定負けでバンタム級王座の国外流出を許した。大晦日にはUFCフライ級王座挑戦を経験したジョン・ドッドソンを完封して連敗を脱出した。24年7月、神龍の指名に応じ因縁の師弟対決が実現すると、接戦を制し己の矜持を示した。1年ぶりの試合でもあったGP初戦は自ら「一番強いから」とホセ・トーレスを指名し、接戦を制した。準決勝進出者を決める総選挙では再び最強の外国人選手アリベク・ガジャマトフを指名しトップ当選を果たすと、9月28日、3R完封の判定3-0勝利で決勝進出を決めた。ここまでも存分に発揮してきた打投極+根性を信条とする自身のMMAを貫いて圧倒的にGPを優勝し、堀口恭司の抜けたRIZINフライ級の絶対王者にとなるつもりだ。 ◆元谷友貴 Yuki Motoya1989年9月14日、石川県出身身長:170cm リーチ:173.5cm(68inc)体重:61.0kgアメリカン・トップチーム所属 15年末の旗揚げからRIZINに参戦し、国内外の名だたる強豪と名勝負を繰り広げてきた歴戦の勇士。18年10月、DEEP二階級制覇を達成するとその大晦日ジャスティン・スコッギンスに一本勝ちで5連勝。19年7月、扇久保博正との死闘に僅差で敗れると、大晦日にはBellatorとの対抗戦でパッチー・ミックスのフロントチョークに沈んだ。21年のバンタム級GPは、2回戦で瀧澤謙太にTKO負けで敗退。22年は大晦日にホジェリオ・ボントリンにTKO勝利を収めるなど5連勝をマーク。しかし23年5月、朝倉海との待望の一戦で無念のKO負けを喫すると、大晦日にはヴィンス・モラレスと激闘の末に判定負け。24年5月、再起戦のDEEPで、負傷欠場の福田龍彌の代打で参戦した平松翔に一本勝利で復活した。大晦日の次期挑戦者決定戦で躍進中の秋元強真に完勝を挙げると、25年3月に井上直樹のベルトに挑戦。フルラウンド拮抗した試合を展開し、打撃で押されるも自身はグラウンドで上回ったがスプリット判定負けを喫しベルト獲得ならず、4年3ヶ月越しの井上直樹へのリベンジも果たせなかった。満を持してフライ級に落として臨んだ7月のGP1回戦では自ら指名したヒロヤに組ませずスタンドも制し、判定勝利。8月の総選挙では、スピーチで指名した神龍との対戦が2回目の投票で選ばれ、新旧DEEP対決が実現、9月28日の準決勝でスクランブル合戦を制した。19年にスプリット判定で敗北して以来の再戦となる扇久保を相手に、ATTで研ぎ澄まされた技術を駆使してねじ伏せ、フライ級最強の座に就く。 [nextpage] ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R斎藤 裕(パラエストラ小岩)YA-MAN(TARGET SHIBUYA) ◆斎藤 裕Yutaka Saito1987年10月8日、秋田県出身身長:173cm リーチ:171cm(67inc)体重:66.0kgパラエストラ小岩所属 高校で伝統派空手を習い、大学進学後パラエストラ福島で格闘技を始める。アマチュア修斗を経て11年11月、修斗青森大会でプロデビュー。16年、第10代フェザー級王座獲得。20年8月、RIZINデビュー戦で摩嶋一整にTKO勝利。11月に2戦目で巡ってきたフェザー級王座戦で7連勝中の朝倉未来にフルマーク判定勝ちで初代王者に輝くと21年6月には難敵ヴガール・ケラモフとの激闘を制し判定勝利。10月、DEEP王者牛久絢太郎との初防衛戦がドクターストップで無念の王座陥落を喫すると大晦日の未来との再戦、22年4月の牛久との王座戦でいずれも判定負けを喫し3連敗に。23年4月の再起戦ではフェザー級でも屈指のオールラウンダーとして、勢いに乗る平本蓮に経験の差を見せつけ判定勝利。大晦日、再び頂点を目指しかつて対戦が実現しなかった因縁のあるクレベル・コイケと元王者対決に臨むと1、2Rを制するも勝負の最終Rで自身初の一本負けを喫した。24年7月、キックでは世界王者の久保優太の三日月蹴りを合わされると追撃のヒザで、キャリア初のKO負けを喫し再び2連敗となった。その後はリングを離れ年末よりラーメン店「麺ZINさいとう」をオープン。約1年半のブランクを経て、再びRIZINのリングへと帰還する今回、総合力の高いベテランの金原をKOし勢いに乗るYA-MANを相手に、自身としては平本蓮戦、久保優太戦に続くキックからの転向組を迎えうつ図式となるが、決してゲートキーパーの役割に落ち着くことなく、己の経験と技術に裏打ちされた、自らの信じるMMAで叩き潰し、フェザー級初代王者として、そのキャリアを再構築する。 ◆YA-MAN1996年5月31日、埼玉県出身身長:173cm リーチ:171cm(67inc)体重:66.0kgTARGET SHIBUYA所属正々堂々のド突き合いが信条の硬派ファイター。中・高はストリートファイトに明け暮れ、19歳頃よりキックボクシングを始める。18年、プロデビュー以来RISEを主戦場に、RISING ROOKIES CUPでは準優勝。21年はオープンフィンガーグローブで2連続KO勝利。11月に中村寛、続く大晦日のRIZINデビュー戦で皇治に判定勝利し、死力を尽くして戦う姿が観客の心を掴む。22年6月のTHE MATCH 2022で芦澤竜誠に1RKO勝利後、MMAとの二刀流を宣言。23年5月のMMAデビュー戦では三浦孝太をフック連打で1R TKO勝利した。11月、自ら主催するFIGHT CLUBでは1R僅か77秒、朝倉未来を右ストレートでKO。大晦日のMMA2戦目では予ねてより舌戦を展開した平本蓮にMMA経験の差を見せつけられ完敗。負傷欠場を経て24年7月、鈴木博昭を1R KOし復活。大晦日にはカルシャガ・ダウトベックとのハードパンチャー対決で“石の拳”をグラつかせる場面を見せたが、テイクダウンに苦しめられ判定負け。しかしダウトベックの7連続1R決着を止める奮闘で評価が高まる。25年3月のRISEではミゲール・トリンダーデにOFGで3R TKO負けを喫した。7月、ベテランの金原正徳を相手に組技の進化も見せながら、自身の殴り勝つ土俵に持ち込み、大金星を挙げた。今回、初代王者である斎藤裕をマットに沈め、自らの目指すコンプリートファイターの道を追求するとともに、上位陣を射程距離に収めたい。
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