ONE Friday Fights 1302025年10月24日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信中
▼第4試合 55.33kg契約キックボクシング 3分3R〇ペットシアム(タイ)判定3-0×松田龍聖(大原道場)
松田がついにONE初参戦を果たす。松田は2024年4月の『RWS JAPAN』に初参戦すると、初のムエタイルールにも関わらず石井一成を苦しめドロー。7月に41戦負け無し(1引き分けを含む)という快進撃を続け、ムエタイのトップを走っていたラジャダムナンスタジアム認定バンタム級(53.5kg)王者クンスックレックに挑戦し、2RでKOするという大番狂わせを起こした。
ムエタイルールわずか2戦目にしてムエタイのトップ中のトップファイターをKOし、ラジャダムナン王座に就いた快挙を達成したことで吉成名高は「人類最速のラジャ王者」と称した。9月にはタイ・ラジャダムナンスタジアムに乗り込みクンスックレックとのダイレクトリマッチで初防衛戦に臨んだが、判定で敗れ初黒星を喫した。2024年12月のRWS JAPANでは強敵ゴッダオに判定勝ち。2025年5月には『SPACE ONE×BOM』にて盛一倬を大差の判定で破り、戦績を14勝(5KO)1敗1分とした。
ONE初陣はペットシアム(ペットサイアム)を相手に、55.33kg契約3分3Rのキックボクシングルールで戦う。ペットシアムは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王者で、クンスックレックのライバルだった選手。戦績は50勝19敗1分。
1R、サウスポーから放ったペットシアムの左ハイをバックステップでかわした松田は前蹴りを放って行く。松田は癖なのかペットシアムのミドルをキャッチしてしまい2度の注意を受ける。ペットシアムの蹴りに右フック、右ストレートを合わせに行く松田。左ミドルに右ストレートを合わせてヒットさせる。
右ミドルには右フックをすかさず返す松田。鋭い踏み込みからパンチを放つ松田は、打ち終わりにペットシアムが蹴ってくるとバックステップでかわす。踏み込んできたところにペットシアムが右フックを合わせる場面も。ペットシアムの左右の蹴りをステップでかわす松田は、飛びヒザ蹴りを放つがペットシアムはかわす。
2R、前に出てくるペットシアムに松田は左ロー。蹴り合いになるとペットシアムが軽くながらも当てる。松田の左右フックに左フックを返すペットシアム。前に出て左ボディを打った松田は右ヒザも。松田が入ってきての打ち終わりにペットシアムは左ストレートや右フックを当てに来る。
前蹴りで転倒させられる松田。左カーフを蹴るとペットシアムが身体をひねり、次の右カーフでは転倒。右ストレートで飛び込んで左フックにつなぐ松田が、右フックからの左フック。
3R、ミドルの蹴り合い、ローの蹴り合いから松田が入ってくるところに左ストレートを合わせるペットシアム。右ボディから打ち合いをする松田だが、打ち終わりにペットシアムの左ストレートをもらってしまう。さらに入り際に右フックももらう。左ストレートも当てられる松田。打ち合いに行く松田だがペットシアムの右フックでのけ反ってしまう。
終了のゴングが鳴ると、勝利を確信したペットシアムはロープに乗ってアピール。判定3-0でペットシアムの勝利となった。
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▼第1試合 ONEストロー級キックボクシング 3分3R×アルフィー・リンチ(イギリス)TKO 1R 2分50秒 ※3ノックダウン〇奥村将真(TEAM TEPPEN)
RISEで活躍する奥村が初出場。奥村は第2回東アジアユース競技大会ボクシング男子60kg級優勝の実績を持ち、2024年1月のキックボクシングプロデビュー後はStand up King of Rookie 2024 -55kg級で優勝。2025年8月のRISEで山田貴紀に判定で敗れ、戦績を5勝(3KO)2敗1無効試合としている。
6勝1敗のリンチとONEストロー級キックボクシング3分3Rで対戦。TEAM TEPPENは8月8日に水野夢斗、8月15日にGUMP、9月5日に吉田晄成、10月10日に山﨑一央がONE FFで勝利を飾っており、奥村も続きたいところだ。
1R、奥村が右ミドルで先制すると、リンチもサウスポーから左ミドルで応戦。両者蹴りを多用し、奥村がガードを密着させて左フックからの右アッパー。奥村はジャブを突きながら左フック、左ボディ、右ハイ。右へ動いていく奥村にリンチは左回りを余儀なくされる。
奥村は左ボディを狙い撃ちして追いかけていき、左ボディからの右ストレート、左ボディでダウンを奪う。ガードを固めて身体を丸めるリンチに奥村は左ボディから右アッパーをフォローしてダウンを追加。最後は飛びヒザ蹴りからの左ボディでリンチを仕留めた。
「サワディーカップ! 応援ありがとうございました。今回は倒しに行くっていうプラン、1Rからぐいぐい行くプランで行きました」と勝利者インタビューに答える奥村には35万バーツのボーナス。「最高です!」と奥村は歓喜のジャンプ。