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インタビュー

【Krush】空手からさらにアジャストした大石昌輝「パワーもテクニックも自分の方がある。しっかしKOして決勝を迎えたい」

2025/10/23 17:10
 2025年10月25日(土)東京・後楽園ホール『Krush.181』にて、「第11代Krushウェルター級王座決定トーナメント」準決勝で山際和希(谷山ジム)と対戦する大石昌輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)のインタビューが主催者を通じて届いた。  フルコンタクト空手界で活躍した大石は4歳で空手を始めジュニア時代から頭角を表し、中学・高校と数々の大会で優勝。2015年から2017年までJKJO全日本一般重量級では3連覇を達成。フルコンタクト空手の統一大会であるJFKO全日本選手権大会でも上位に進出している。空手時代は内廻し蹴りを得意に。  2023年3月のKrushでデビューし、1Rわずか52秒でKO勝ちすると、6月のK-1では夜叉猿も1R1分17秒でKOした。3戦目でブハリ亜輝留に判定負けで初黒星。2025年4月、“DARUMA” 健太に判定2-0で勝利して再起を飾ったのもつかの間、7月に齋藤紘也にTKO負け。3勝(2KO)2敗。 試合では俺が主役 ──今回、王座決定トーナメントへのオファーが来た時はどう思いましたか? 「やっと来たか、と思いましたね。やっぱりベルトは欲しかったので、うれしかったです」 ──ただ、タイミングとしては7月の齋藤紘也戦で敗れた後となりました。 「負けた後なのにベルトに絡めるのは思いがけなかったですし、チャンスが巡ってきてよかったなと思いましたね」 ──その齋藤戦ですが、今振り返ると? 「前半は手応えがあったし、2Rにダウンを取って気分が緩んでた部分もあったなと思います。次の試合でも、ダウンを取ったりしてもしっかりガードして、落ち着いて試合を進められたらと思います」 ──ミドル級からウェルター級に下げて2試合目でした。大幅な階級ダウンですが、実際、ミドルでやっていた時と比べてどうですか? 「自分的にはパワーは落ちちゃうんですけど、体重が軽くなった分、スタミナとかでは余裕あるなという感じがしました」 ――今回、以前に負けた齋藤選手と、勝った“DARUMA”健太選手が逆ブロックにいます。うまくいけば決勝でリベンジのチャンスにもなりますね。 「そうですね。リベンジになるか、どっちにしても再戦なので、一回やっていてイメージしやすい試合になるとは思います。相手が大きく変わることはたぶんないんじゃないかと思ってますけど、自分の方はいろんな戦い方ができるので、相手は対策しづらいかなと」 ──今回の準決勝について、改めて山際和希選手の印象はいかがですか? 「試合運びがうまい感じですね。詰めても距離を取って戦って、うまく自分のペースにしながら勝つのがうまいのかなと思います。まあでも正直、強みはないかなとは思っちゃいますね」 ──ご自分としては、どういう試合にしてどう勝ちたいと思っていますか? 「パワーもテクニックも自分の方があると思っているので、うまい試合はさせずに、しっかりKOして決勝を迎えたいなと思っています」 ──少し前ですが、カード発表記者会見では山際選手が主役みたいな感じになってましたが、あの時はどう思いましたか? 「みんながイジってくれたから主役になったんじゃないかという感じがするので、試合では俺が主役だというところをしっかり見せたいですよね」 ──空手からキックボクシングに転向して、次が7戦目になりますが、まだもう一つ勝ちが安定しない部分があると思います。K-1ルールでの戦い方について、今の手応えはどうですか? 「前までも手応えはあるつもりだったんですけど、最近はまたレベルアップできて、さらに手応えを感じてきています。それでもまだ100%ではないと思うし、ここからもだんだんアップしていけるかなと。現時点でも一段階、レベルアップできているなとは思っています」 ──今、特に手応えを感じてる部分は? 「スパーリングとかでも、相手のいいパンチを被弾しなくなったり、あとは空手の時と同じような意識で動けるようになった感じがします。前まではパンチを意識しすぎていた部分もあったんですけど、今はあまり意識せずにガードできたり、逆に自分のパンチを当てにいったりできるようになってきました」 ──空手で長年培ってきたものが、自然と生かせるようになってきたと。 「そうですね。レベルアップしているし、普通にチャンピオンになれるんじゃないかと思ってますね」 ──では最後に、改めて今回の試合への“決意”をいただけますか? 「決勝に向けて…準決勝もしっかり本気で見てるんですけど、KOで決勝につなげていかないといい流れを作れないと思っています。蹴りとパンチ、どちらでも倒せる準備をしているので、しっかりKOしたいなと思っています」
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