キックボクシング
レポート

【NJKF】日泰国際交流戦三番勝負で森田陸斗と山脇飛翼がKO勝ちも、メインでスーパーフェザー級王者の佐藤亮がファーモンコンにKO負け

2025/10/14 21:10
NJKF 2025 west 4th/NJKF誠至会2025年10月5日(日) 大阪・堺市産業振興センター イベントホール ▼トリプルメインIII 日泰国際交流戦 60kg 契約3分3R ※ヒジあり×佐藤 亮 (NJKF健心塾/NJKFスーパーフェザー級王者)KO 3R 0分51秒〇ファーモンコン・タエンバーンサエ (JOE GYM/タイ/ワンソンチャイ バンタム級王者/元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級2位、元ルンピニ―スタジアム認定同級4位)  1Rの立ち上がり、互いにローキック、カーフキックを交えながら距離を探る展開。ファーモンコンがミドルキックからのハイキックで佐藤を揺さぶるも回避される。佐藤は鋭いボディを差し込み、ファーモンコンは右ヒジで距離を詰めにかかる。佐藤はファーモンコンのストレートにカウンターを合わせるなど攻めていくもお互い決定打に至らなかった。  2R、ファーモンコンがミドルキックを繰り返し放ちリズムを作りにかかるが、佐藤は的確なワンツーやフックで応戦する。中盤、佐藤がファーモンコンのミドルキックをキャッチし、カウンターのストレートを見舞う場面もみられたが、ファーモンコンがポジショニングと体重のかけ方で優位を築き、終盤にかけてその展開を継続。終盤、ファーモンコンが再び首相撲に持ち込むと、佐藤のボディに鋭いヒザ蹴りを2連打。  3R、佐藤がフェイントを交えたヒジ打ちで接近戦を仕掛けるもわずかに空を切る。直後、佐藤が放ったハイキックをファーモンコンが回避、ファーモンコンの右ヒジが佐藤のアゴを完璧に捉える。佐藤はその場に崩れ落ち、レフェリーが即座に試合をストップ。ファーモンコンのKO勝利となった。 [nextpage] ▼トリプルメインII 日泰国際交流戦フェザー級 3分3R ※ヒジあり〇森田陸斗 (NJKF誠至会/NJKFフェザー級8 位)KO 1R 2分21秒×ヨーセンチャイ・ソー.センチャイ (タイ)  1R序盤からヨーセンチャイはミドルキックを主体に攻撃を繰り出し、前蹴りで森田をロープ際まで吹き飛ばすなど完全に流れをつかんだように見えたが、森田が得意のパンチ主体の攻撃に切り替えてからヨーセンチャイに打撃があたるようになり、森田がワンツーでダウンを奪取。  立ち上がったヨーセンチャイに対して圧力をかけ続け、最後は鋭い左フックで仕留め、KO勝利を収めた。序盤の劣勢を跳ね返した森田の勝負強さと打撃精度が際立った一戦となった。 [nextpage] ▼トリプルメインI 日泰国際交流戦バンタム級3分3R ※ヒジあり〇山脇飛翼 (K-1ジム心斎橋チームレパード)TKO 3R 1分39秒×Sengmorakot Sor Chaiyo (タイ)  1R開始早々、山脇が後ろ回し蹴りで流れをつかみ、センモラコットのミドルキックをキャッチしてのストレートやローキックで着実にダメージを与えていく。  2Rは山脇のカーフに対しセンモラコットは首相撲で対抗し、鋭いヒジを繰り出すも決定打にはならず。  3Rに入ると山脇がストレート、ジャブを入れ序盤より攻めの姿勢。ワンツーからのボディを交えたラッシュでセンモラコットをコーナーに追い込みさらにラッシュをかけKO勝利となった。 [nextpage] ▼セミファイナル NJKF スーパーフェザー級王座挑戦者決定戦 3分3R ※ヒジあり×豪 (NJKF GRATINESS/同級5位)延長0-3 ※9-10×3〇坂本直樹 (NJKF 道場 373/同級8位)※本戦の判定は29-29×2、28-29。  1R序盤から豪は力強いミドルキックで攻め、対して坂本はローキック、インローで距離をとる立ち回り。拮抗状態が続いたが、やや豪が優位にみえる。  2R、両者打ち合いからの首相撲にもつれこみヒザ蹴りの応酬となる。豪は縦ヒジを交え攻め続けるも、1Rより動きの良くなった坂本には当たらず。  3R、坂本がワンツーからのコンビネーションでテンポよく攻める。対して豪は疲れが見え始め足がとまり防戦にまわる場面も見られたが、隙を突きワンツーからのアッパーを入れ応戦する。本戦判定はドローとなり、延長戦が行われた。  延長戦は坂本がボディを3連打。豪が大振りのフックでよろめく場面もあり疲れを隠せない。坂本も疲れを見せるがパンチで攻め続ける。お互いギリギリの体力での打ち合いを制した坂本が判定勝利となった。 [nextpage] ▼第6試合 NJKFフライ級 3分3R ※ヒジあり〇高木雅己 (NJKF 誠至会/同級3位)判定3-0 ※30-29×2、29-28×大久保貴宏 (NJKF 京都野口ジム/同級8位)  お互いにカーフとジャブで距離を測るというスロースタートで始まる。序盤は、打ち合いからの首相撲という展開が多くみられた。  2R以降は大久保のカーフもカットされ、髙木が試合を支配しはじめる。髙木のヒジの有効打判定を獲得し、髙木の判定勝利となる。 [nextpage] ▼第5試合 NJKFバンタム級 3分3R ※ヒジあり〇中島隆徳 (NJKF GET OVER/同級5位)判定3-0 ※30-29×2、29-28×天 (NJKF誠至会)  1R目は両者とも相手の出方を見た動きの少ないラウンドとなったが、2R目以降は序盤から打ち合いからの首相撲の展開が多く見受けられた。首相撲は概ね互角だが、天はミドルやハイキック単発攻撃なのに対し、中島は蹴りからのコンビネーションが徐々に入り始めていた。決定打こそなかったものの手数の多さと試合運びの上手さが垣間見えた中島が判定勝利となった。 [nextpage] ▼第4試合 交流戦 スーパーバンタム級 3分3R×優雅 (NJKF道場)判定0-3 ※29-30×2、28-30○辻岡怜恩 (直心会) ▼第3試合 NJKFフライ級 3分3R○越野廉成 (NJKF 誠至会)判定3-0 ※30-27、29-28、30-29×泰生 (NJKF 誠輪ジム) ▼第2試合 NJKFスーパーバンタム級 3分3R×糀佑大 (NJKF 理心塾)TKO 1R 0分41秒○西川佳汰 (NJKF 誠至会) ▼第1試合 NJKFスーパーフェザー級 3分3R○希祈 (NJKF 京都野口ジム)判定3-0 ※30-28×2、30-29×野村亮之 (NJKF TOP GUN GYM) オープニングファイトII ▼第2試合 49kg契約 1分3R○土居順子 (NJKF 誠至会)判定2-1 ※30-29、29-28、29-30×三谷麻里菜 (NJKF 健心塾 HIRANO) ▼第1試合 46kg契約 1分3R○筒井莉愛 (Team FIST)判定 3-0 ※30-28×3×尾方李音 (NJKF TOP GUN GYM) オープニングファイトINEXT☆LEVEL 日本統一王座決定戦 NEXT☆LEVEL 提供試合 ▼第7試合 NEXT☆LEVEL 日本統一55kg級王座決定戦 1分30秒3R○小福田丈虎 (team scramble)判定3-0 ※30-29、30-28、30-27×梶谷斗真(team Bonds)※小福田が55kg級日本統一王者に決定。 ▼第6試合 NEXT☆LEVEL 日本統一50kg級王座決定戦 1分30秒3R○二若璃斗 (TEAM S-joint)判定3-0 ※30-29×3×篠原愛生 (テツジム滑飛一家)※二若が50kg級日本統一王者に決定。 ▼第5試合 NEXT☆LEVEL 日本統一45kg級王座決定戦 1分30秒3R×小寺愛斗 (TEPPENGYM 大阪)判定2-1 ※29-30×2、30-29○下田然之丞 (誠剛館総本部)※下田然が45kg級日本統一王者に決定。 ▼第4試合 NEXT☆LEVEL 日本統一40kg級王座決定戦 1分30秒3R×北川大翔 (ROYAL KINGS)判定0-3 ※28-30×2、29-30○藤澤雄大 (テツジム滑飛一家)※藤澤が40kg級日本統一王者に決定。 ▼第3試合 NEXT☆LEVEL 日本統一35kg級王座決定戦 1分30秒3R○矢野翔斗 (昇龍會)判定2-1 ※29-28、30-29、28-29×永瀬榮翔 (NJKF TRASH)※矢野が35kg級日本統一王者に決定。 ▼第2試合 NEXT☆LEVEL 日本統一30kg級王座決定戦 1分30秒3R×山本大地 (寝屋川ジム Team Badass)延長判定0-3 ※9-10×3○川端大心 (team Bonds)※川端が30kg級日本統一王者に決定。本戦の判定は29-29、29-28、28-30。 ▼第1試合 NEXT☆LEVEL 日本統一25kg級王座決定戦 1分30秒3R×石原 光 (TEAM FIST)判定0-3 ※28-30×2、29-30○三宅力矢 (テツジム滑飛一家)※三宅が25kg級日本統一王者に決定。 ※NEXT☆LEVEL 日本統一60kg級王座決定戦は関西王者空位により、清水龍翔 (NJKF TRASH)が60kg級日本統一王者に決定。
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