2つの挑戦者決定戦、フライ級初代王座決定トーナメントなどが行われ、城戸康裕もエキシビションで登場(C)Bigbang
2025年8月31日(日)東京・後楽園ホール『ビッグバン・統一への道 其の53』の前日計量が、30日(土)都内にて実施された。コミッショナーの澤井一真氏が立ち合いのもと、ダブルメインイベントを含む全14試合の計27名が計量を行った(1名欠場=1試合不戦勝)。

ヒジ打ち&首相撲ありの“純”キックボクシングルールで長く活躍する駿太(谷山ジム/前Bigbangスーパーフェザー級王者)と前田浩喜(KickBoxing Team CORE/NJKF3階級制覇王者)の超ベテラン対決のほか、Krushの王座決定トーナメントに出場が決まった山際和希(谷山ジム/初代Bigbangウェルター級王者/第7代Krushウェルター級王者)と関龍之亮(team MIYABI)の一戦、フライ級初代王座決定トーナメント準決勝2試合などが行われる。
以下、記者会見での主要選手コメントと計量結果。

【写真】駿太(左)72戦、前田53戦の超ベテラン対決
▼第11試合 フェザー級 3分3R ※ヒジ打ち有り
駿太(谷山ジム/前Bigbangスーパーフェザー級王者)
前田浩喜(KickBoxing Team CORE/NJKF3階級制覇王者)
駿太
「(意気込み)昔は階級が違ったので前田選手と戦うことは考えていなかったんですけど、今は戦える感じになりました。今回はメンタルを鍛えてきたので発動させるために鍛えてきました。(相手の印象)テクニシャンなので自分との噛み合い的には、ガンガン来たら嫌だと思っているはずです。でも崩せないこともあるので、そこのせめぎ合いになるかなと。そこが今回の課題です。(ヒジ打ち有りルールの拘り)自分がやってきた時はヒジ有りが普通だったので、それ以外が普通じゃない感覚です。当たり前でやっています。
(髪の毛を赤い色にしたがテーマは)ないです。たまたま売っていた染料を買っただけです。すみません。(メンタルを鍛えたとは?)自分は最近歳のことばっか気にしていて、疲れたとか言っていました。それを言い過ぎていているだけだなと気づいて。おっさんでもメンタルを発動して、キツイところまで持っていけばメンタルが育つなと。ぐちゃぐちゃになってもやりたいなと思っています。(気をつける点は?)前田選手が綺麗に戦うと言っているので、自分が汚く戦えるかですね。沼に引きずり込んでぐちゃぐちゃにして、デビュー戦のようにしたい」
前田浩喜
「(意気込み)駿太選手と戦えるということでオファーを受けました。(相手の印象)自分がランキングに入るか入らないかの時に、MAキックのメインで試合をしていたので凄い選手だなと。試合は激闘派ですね。今も昔も変わらずです。(ヒジ打ち有りルールの拘り)自分がキックを始めた時は、ヒジ有りが普通だったので。その感覚でやっているだけです。
(ベテラン対決で見せたいものは)自分は綺麗な試合をしたいと拘ってやってきました。それは変わらないです。疲れが取りにくいのはあるけど、経験値も上がっているし、20代の自分と戦っても勝てるなと思います。総合的な強さを見せたいです。(気をつける点は?)ヒジがうまいイメージですけど、全体的に気をつけます。やることは決まっているので、それが当たるかです」

▼第10試合 66kg契約 3分3R延長1R
山際和希(谷山ジム/初代Bigbangウェルター級王者/第7代Krushウェルター級王者)
関龍之亮(team MIYABI)
山際
「(意気込み)だいぶベテランになってきましたが、今回、関選手という若くて強い選手、好青年と戦えること嬉しく思っています。あとは谷山俊樹会長が、素晴らしい環境を整えてらっしゃるので、35歳で引退しようと思っていましたが、今は37歳なんですけどモチベーションを高く頑張れています。まだ強くなれている実感があるので、続けることができています。(相手の印象)スーパービッグバンで試合を見て、圧力のかけ方がうまいなと思いました。キックの経験は浅いと思いますが、空手をやってきたアドバンテージがあるのかなと。若手なんですけど、若手とは見ていないです。うまい選手と見ています。
(すでに次戦のKrushが決まっていることについて)発表が試合の前になったのは申し訳ないなと。僕はトーナメントに3回出て2回優勝しているんですけど、連戦を戦うコツは目の前の試合に集中すること。それで結果を出すことができました。今はKrushのことは考えていなくて、関選手といかに戦うか、どう出てくるのかを考えています(何を見せたい?)強さを見せたいですね。離れて蹴るイメージかもしれませんが、前回の松下戦は圧力をかけて戦いましたし、パンチでダメージを与えることができた。コンプリートファイターに進化しているので、多彩さを見てほしいです」
関
「(意気込み)ベテランを若手が食う図式といいますか、それを体現したいなと思っています。胸を借りるつもりで自分のテクニックを出していけば、勝てるかなと思っています。(相手の印象)右ミドルとか蹴りが上手な選手で、それに飲まれて相手が負けている印象です。(相手がKrushの試合が決まっていることについて)今、僕との試合に集中してくれているので、ありがとうございますということだけです。自分の動きに専念するだけです」
▼第9試合 スーパーウェルター級 3分3R
山崎陽一(MOUNT CAPE Sports Fighting Club/元Bigbangスーパーウェルター級王者)
緒方 惇(チーム緒方/激突ウェルター級・ミドル級王者)
山崎
「(意気込み)昨年12月のスーパービッグバンでプロ50戦目、春に自分のジムをオープンしたこともあって一区切りかなと思っていたんですけど、その後にオファーをいただいて迷い、ジムの名前で出場したい思いもあって出場を決めました。持っているものをすべて出し尽くして試合をするだけです。(相手の印象)緒方選手のことを知っていたんですけど階級が下だったので、そこまで気にすることはなかったです。今回試合を見てサウスポーで上手な選手のイメージです。
(現役は続行?)今回決めて、やり切るまでやろうかなと。(ジムオープン刺激になる部分は)全部自分でやっているので大変なんですけど、地元でジムを始めたので会員さんと交流しながら、今回応援にも来ていただくことになりまして、しっかり勝たなければいけないなと思っています。あと3月まで働いていた福島市の方も応援に駆け付けてくれます」
緒方
「(意気込み)山崎選手を知っていまして尊敬する先輩なので、その気持ちを届ける試合をしたいです。(相手の印象)僕の先輩が山崎選手と試合をして、その時にセコンドから見てヤバイなと強いな、いつかやりたいと思っていました。でも自分はその時に63kgの選手だったので、ないかなと。重ねているうちにミドル級のベルトを獲ったりして、ああここだなとオファーをこちらから出させていただきました。
(強いと思ったのに試合オファーした理由は)僕は試合と体重は関係ないと思っているので、ミドル級からライト級まで僕からオファー出してやってきて。今回、山崎選手の名前が出て僕からお願いしました。(何を見せたいか)僕のパンチ力を見せたいです。僕のパンチで倒れないことはない。試合でハズレはないので、みなさんに見てほしいです」
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▼第8試合 フライ級初代王座決定トーナメント準決勝(51.5kg契約)3分3R延長1R
空龍(ホライズンキックボクシングジム)
永野翔空(M-BLOW)
空龍
「(意気込み)次期フライ級チャンピオンの空龍です。明日、後楽園ホールで試合をするのが6年ぶりなんですけど、その時にKNOCKOUTで試合をした心直がセコンドについてくれるんですけど、気合いが入っています。(相手の印象)なんかテクニックはあるが、まだ成長段階でしたっけ? 明日の敗戦を無駄にせずに、また頑張ってください。
(トーナメントへかける思い)出場選手を見た感じ、俺が一番、ベルトが似合うかなと。ベルトを獲ってビッグバンを盛り上げたい。(かつて戦った心直と接近した理由は?)一緒に練習したし、終わってからオカマバーで潰れるまで飲んだりしているので。明日の祝勝会で心直を潰してやろうかなと思っています」
永野
「(意気込み)空龍選手が一番戦績が積み重ねていて、僕が一番浅い。僕が一番若いので、それを武器に明日は全力で戦いたいと思います。(相手の印象)蹴りが結構速くて重いイメージ。パンチはそんなにかなという感じです。パンチで攻めたい。(空龍の挑発について)明日、負けるのはどっちや!(トーナメントへかける思い)ベルトはまだ獲ったことないんで、今回、必ず勝ちます。(心直がセコンドにつくようだが)別に何も思わないです」
▼第7試合 フライ級初代王座決定トーナメント準決勝(51.5kg契約)3分3R延長1R
元太郎(IDEAL GYM)
ブラックシーサー颯太朗(TEAM TEPPEN)
元太郎
「(意気込み)4人の中で自分がトーナメントを勝った方がビッグバンが盛り上がっていくし、盛り上げる自信があるので気合いが入っています。試合前の下馬評で、自分は中距離の選手で遠い距離が好きだと思われているかもしれませんが、今回近距離の練習をしてきたので、そこで殴り倒そうかなと思っています。
(相手の印象)ムエタイの構えだけど近距離に入ってくる感じで、近距離が得意なのかな。そこで上回れるようにします。(ベルトへの思いは)写真よりも実物で見たら、気合いが入ってきますね。自分が一番似合うと思います。明日は絶対に勝ちます。(空龍vs.永野の予想は)多分、空龍選手なのかなと。経験があるので。(何を見せたいか?)遠い距離も近い距離でも、どちらでも勝ちたい」
颯太朗
「(意気込み)明日は久々のビッグバンでめちゃくちゃ気合いが入っています。ボコボコにします。(相手の印象)蹴りの選手で、近い距離は苦手な感じ。明日はどれだけできるのか楽しみです。(ベルトへの思いは)ビッグバンはデビュー戦で出させてもらっているので思い入れがあります。ベルトよりも明日のことしか考えていない。

(空龍vs.永野の予想は)あんま分かんないけど、空龍は腹立つんで、勝ってもらってボコボコにしたい。(空龍の何を気にいらない?)なんか、言うことうざい。(空龍が「どこが?」と詰め寄るシーンも)そういうところだよ。ムカつくな。(何を見せたいか?)近い距離も遠い距離も、どっちも圧倒します」
<計量結果>
▼第13試合 メインイベント第2試合フェザー級挑戦者決定戦 3分3R延長1R
竹添翔太(インスパイヤードモーション/前Bigbangフェザー級王者)→56.80kg
倉田永輝(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)→56.90kg
▼第12試合 メインイベント第1試合 スーパーライト級挑戦者決定戦 3分3R延長1R
昇也(士魂村上塾/MA日本キックボクシング連盟スーパーライト級王者/元BigbangSライト級王者)→63.50kg
ポッシブルK(K’growth ジム/SB日本スーパーフェザー級1位)→63.40kg
▼第11試合 フェザー級3分3R ※ヒジ打ち有り
駿太(谷山ジム/前Bigbangスーパーフェザー級王者)→57.00kg
前田浩喜(KickBoxing Team CORE/NJKF3階級制覇王者)→57.00kg
▼第10試合 66kg契約3分3R 延長1R
山際和希(谷山ジム/初代Bigbangウェルター級王者、第7代Krush同級王者)→66.00kg
関龍之亮(team MIYABI)→65.80kg
▼第9試合 スーパーウェルター級 3分3R
山崎陽一(MOUNT CAPE Sports Fighting Club/元Bigbangスーパーウェルター級王者)→69.70kg
緒方 惇(チーム緒方/激突ウェルター級・ミドル級王者)→69.00kg
▼第8試合 フライ級初代王座決定トーナメント準決勝(51.5kg契約)3分3R延長1R
空龍(ホライズンキックボクシングジム)→51.40kg
永野翔空(M-BLOW)→51.00kg
▼第7試合 フライ級初代王座決定トーナメント準決勝(51.5kg契約)3分3R延長1R
元太郎(IDEAL GYM)→51.40kg
ブラックシーサー颯太朗(TEAM TEPPEN)→51.40kg
▼第6試合 スーパーフェザー級 3分3R
田中 聡(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)→58.80kg
蘭丸(team AKATSUKI)→58.80kg
▼第5試合 バンタム級 3分3R
小寺雄太 (谷山ジム)→53.20kg
秦悠歩人 (インスパイヤードモーション)→53.30kg
▼第4試合 スーパーバンタム級 3分3R
寛心(士魂村上塾)→55.00kg
グリコ (ポゴナクラブジム)→55.10kg
▼第3試合 スーパーフェザー級 3分3R
藤平琉矢(K-1GYM三軒茶屋シルバーウルフ)→58.50kg
ゼンギン・ウムト(ポゴナクラブジム)→58.50kg
▼第2試合 スーパーフェザー級 3分3R
井上銀太(谷山ジム)→計量に不参加で失格
田勢 ジャイル(TOP LEAD GYM)→58.50kg
※計量パスした田勢の不戦勝
▼第1試合 スーパーバンタム級 3分3R
深谷 匠(T.G.Y)→55.00kg
塚田 翔(TOP LEAD GYM)→55.00kg
▼オープニングファイト 58kg契約 3分3R
水上裕斗(ポゴナクラブジム)→57.80kg
伊藤大雅(拳伸ジム)→57.00kg



