(C)ONE Championship
2025年8月29日(金)タイ・バンコクのルンピニースタジアムにて、『ONE Friday Fights 122』(U-NEXT配信)が開催された。
青柳はMMA6勝4敗。16歳から台湾に留学。ボクシング、キックの試合経験も持ち、カルロス・トヨタ柔術台湾からBMF Space所属でMMAに出場。2018年6月の中国CWMでプロMMAデビュー。日本ではZSTで1勝後、2023年6月の『KROSS×OVER CAGE FIGHT』でJ.セロウ若林に反則のヒザ蹴りDQで敗れるも、以降は台湾WOTDで2連勝。ONE Friday Fightsでは、韓国のチョン・ジュンヒ、イ・ジュンファンをいずれも1R KO・TKOに下すも、2025年3月にチャン・ソンギュに3R KO負けを喫している。27歳。
対するモンゴルのツォルモンは、日本のKROSS OVERでも試合経験があり、今回ONE FFデビュー戦となる24歳。MMA2勝0敗。
▼第1試合 ONEバンタム級MMA 5分3R
〇エルデネバヤル・ツォルモン(モンゴル)
[判定3-0]
×青柳克明(日本)
1R、ともにオーソドックス構え。近い距離で立ち合う両者。中央を取る青柳は右カーフ、右から左を届かせる。ワンツーはツォルモンも打ち合いに。左前蹴りを見せたツォルモンに、青柳は右カーフ。さらに右から左。
ツォルモンは左ジャブ、右カーフの蹴り返し。青柳の右から左にバックステップでかわすが、追う青柳は左を当てて前に。ジャブ、右で押し返して青柳のバランスを崩すツォルモンは右フックをヒット!
左ジャブで中央を取り返したツォルモンに、青柳も左ジャブ、右ボディ、右カーフにツォルモンは一瞬背中を向ける。ともに組みは一切無い初回。
2R、ジャブから右で押し込む青柳は強振。ロープに詰まるツォルモンだが、右を返して中央に。両者慎重で、レフェリーから「フィニュシュに向かうように」と注意。
左ボディストレートから右、左と打つ青柳に、右前蹴りから入るツォルモン。さらに左ミドルもローブローに。青柳は中断。再開、アッパーを突いて右カーフをヒットさせる青柳。効かされたツォルモンだが、ローに右を狙う。
右オーバーハンドの青柳。ツォルモンも右オーバーハンドを返すと、ともにカーフの打ち合い。ツォルモンの右をダックで潜るも、ツォルモンはつかまえて首相撲ヒザを突く。
3R、左ジャブの青柳。左右フックのツォルモン。ここで青柳は低いダブルレッグテイクダウン。両足を束ねようとした青柳にスイープしたツォルモン。下の青柳は背中を見せて立つが、そこにツォルモンはボディロックテイクダウン。しかし、青柳も脇を差して立つ。
そこを詰めるツォルモンは右カーフを当てて左右に青柳はガードを固めながらも頭が下がる姿勢に。右前蹴り、右ミドルに左に回る青柳。手数が減る。
腹を効かされている青柳。ジャブの突き合いから右で前に出るのはツォルモン。パンチを上半身でかわす青柳に、足を蹴るツォルモン。
左ジャブのダブルの青柳は右カーフを返す。サウスポー構えに前足を変えるツォルモンだが、オーソに戻す。最後は青柳が詰めてゴング。
判定は3-0でカーフを効かされながらも持ち直してパンチ、蹴りと散らしてテイクダウンを奪い返したツォルモンが粘り勝ち。MMA3連勝とした。

















