【ONE FF】吉成名高の“ライバル”はあのチャンプア・ゲッソンリットの後輩、8・29に揃って出場、名高はタイへ出発

　2025年8月29日（金）タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 122』（U-NEXT配信）に、ONE Championshipでの3連勝を狙うラジャダムナンスタジアム3階級制覇・吉成名高（エイワスポーツジム）が出場する。 　2025年3月のONE日本大会に初参戦し、オープンフィンガーグローブ着用ムエタイで元ルンピニー王者ラック・エラワンを左ストレートで3RにKO。6月には『ONE Friday Fights』に初参戦し、難敵だと思われていたバンルーロックに圧勝してONEで連勝を飾った名高は、現在驚異の38連勝中。 　今回は6月の「RISE WORLD SERIES 2025」に初来日し、那須川龍心（TEAM TEPPEN）とISKA K-1ルール 世界ストロー級（-51.5kg）王座決定戦を争ったISKA K-1ルール世界フェザー級王者ハマダ・アズマニ（モロッコ/アルティメットファイトスクール）とアトム級（-52.2kg）ムエタイ3分3Rで対戦する。 　その名高が26日（火）午前、バンコクへ向けて旅立った。同門の品川朝陽との空港でのツーショットと共に、「これからタイに向かいます。あとは体調と体重を整えるだけです。金曜日の試合は21:30からU-NEXTで生配信がございますので、ぜひライブでの応援よろしくお願いいたします。魅せる試合をします！」と意気込みを綴った。 　今大会のコー・メイン（第11試合）には、名高のONEでのライバルと目されているソンチャイノーイ・ゲッソンリット（タイ）も出場。ONEムエタイ53.07kg契約3分3Rでヌンスリン（タイ）と対戦する。 　ソンチャイノーイはS1ジュニアバンタム級王者の肩書きを引っ提げて2022年9月のNJKFに初来日すると、塚本望夢を1RでKO。2023年4月には『BOM OUROBOROS 2023』で名高に3RでKO負けを喫したが、強烈な攻撃の数々で名高を苦しめた。2023年7月の『BOM』にも来日し、重い左右ローキックで場内をどよめかせ、5Rには首相撲からのヒザ蹴りでジュライ・ウォーワンチャイ（＝石井寿来）に判定2-0で勝利している。 　ONEには2023年1月の『ONE Friday Fights 2』から出場し、9戦全勝（4KO）の快進撃。前戦は2025年3月にティーヤイ・ワンコンオームMBKに判定勝ち。所属するゲッソンリットジムは、K-1など日本で大活躍したチャンプアを輩出したジムだ（※チャンプアは現在同ジムのトレーナー）。 　チャトリ代表が新設することを明言しているONEアトム級（-52.2kg）ムエタイ王座は、名高とソンチャイノーイが争うのではないかという予想もあり、両者が勝利を飾れば11月16日（日）東京・有明アリーナで開催される『ONE 173』へ向けて何かしらの発表があるかもしれない。