2025年8月30日(土)東京・後楽園ホール『RISE 191』にて行われる「200万総取りトーナメント GACHI!!」に出場するJIN(楠誠会館)のインタビューが主催者を通じて届いた。
JINは元ICOライト級王者の元氣が代表を務める楠誠会館所属の18歳で、DEEP☆KICKなど関西を中心に活躍中。2023年11月にジャパンカップバンタム級王座、2024年7月23日にはMA日本バンタム級王座を獲得した二冠王。2023年8月にRISE初参戦を果たしたが那須川龍心に判定で敗れ、2024年2月には塚本望夢に判定負け、8月に松本天志にKO負け。2024年11月のRIZINでとしぞうに判定勝ちも、2025年4月のNJKFで星拓海に判定負け。前戦はRISE WESTでクレイジーハスキー尚吾に判定勝ち。戦績は11勝(3KO)7敗。
1日で僕の試合を2試合見れる、これ以上お得なことはない
――今回『RUF presents 200万総取りトーナメント“GACHI!!”』の出場が決まって、会見やYoutubeなどに出て露出が増えてきましたが、反響とかはありましたか?
「結構調子良いですね」
――連絡やDMなどが送られてきたりしましたか?「『映像を見たよ』とか『頑張ってください』とか送られてきました」
――今までも色々な所で試合に出ていますが、その辺りは“今までと違うな”と感じる部分だったりしますか?
「期待してくれているなって感じま」
――色んな方の声が後押ししてくれているんですね。
「そうですね。試合が楽しみです」
――という事はズバリ、モテるようにもなってきたんですか?
「まあ、まあ、まあ、まあ」
――ノってる感じが出ていますね。
「正直マジでノってます(笑)」
――そんな中で元々対戦予定だった綺斗選手が怪我で欠場という形になって、麗也選手が本戦に上がって対戦することになりましたけど、その事について何か思う事や感じる事はありますか?
「あのエンタメのヘタレが抜けて、麗也君が入って4人とも全員ガチになったと思うので、両方潰し合って決勝に上がるじゃないですか。そのボコボコの状態で決勝をやれるのがバリ楽しみですね」
――逆にバチバチにやり合った上で決勝に行くことが楽しみなんですね。
「賞金とかっていうより、ボコボコになった状態でもう1試合挑むわけじゃないですか。そこが初めてなので楽しみですね」
――どこまでできるのかという事も含めて楽しみですか?
「そうですね。結構ワクワクしています」
――無名というか分からない存在だった綺斗選手から、しっかりキャリアのある麗也選手に対戦相手が変わって、やりづらさや警戒心などで身が引き締まる部分はありましたか?
「めちゃめちゃあったし『あ、麗也か』みたいになって、これなら本当にボコボコの状態で楽しめるなって思いました。酒寄選手と棚澤選手も両方ボコボコになってくるじゃないですか。決勝は両方ボコボコの状態で潰し合うので本当に楽しみです」
――後先は考えず、まずは1回戦という感じですか?
「まずはしっかり1回戦を見ています」
――麗也選手とはどんな試合になると思いますか?
「麗也選手は堅い選手なので、タフファイトになるかなと思っています」
――前回の麗也選手の試合もバチバチにやり合う試合をしていましたけど、そういう試合を想定していますか?
「ボコボコの良い試合ができるかなと思っています」
――逆に麗也選手よりJIN選手の方が勝っている部分はどういう所だと思いますか?
「気合いちゃうっすか。気合いと楽しみ具合です。向こうは金に貪欲じゃないですか。僕は別に金が欲しいわけではなくてこのトーナメントを優勝したいって気持ちの方が大きいので、気持ちの面でも僕の方が勝っているのかなと思います」
――4選手それぞれにこのトーナメントに参戦する思いがあって。その中でもJIN選手は楽しんでいるなという印象がすごくあります。
「その通りです」
――今回出場する他の3人のメンバーについては、印象やキャラクター的な部分などをどのように見ていますか?
「みんな良いキャラしているなと思うし、麗也君も奥さんと仲良さそうな感じで200万をしっかり取りに来るなっていう印象です。みんな取りに来るなって感じなので、全部でぶつかり合えるので本当に楽しみですね」
――特に気になる選手はいますか?
「1番気になるとかはないですけど、誰が来てもやってやります」
――決勝でどちらと戦いたいとかもないですか?
「別にないですけど、棚澤大空選手との方がおもろい試合をできるかなと思っています」
――今回は-53kgの試合でトーナメントに出る形ですけど、今後は狙っている階級などはありますか?
「狙っている階級で言うと本当は60kgに行きたいんですけど、まだまだ体が追いついていないので、とりあえずまだ無敗の55kgでやっていきたいですね」
――そうすると弟の礼司選手と階級が被りませんか?
「礼司は57.5kgでやっていくと思うので大丈夫です。若干被るかもしれないですけど」
――体も変わってきて、最終的には60kgの階級を目指していきたいという思いがあるんですね。
「ごっつい鬼バキバキの感じでいきたいですね」
――どちらかというと、ファイターとしては身長も高くてリーチも長くてシュッとしているタイプだと思うんですけど、本当はバキバキになりたいんですか?
「なんか今の自分ヒョロくないですか(笑)。ガチってしている方がファイターっぽいですし。あと世界で戦っていきたいので、ゴツくしていきたいです」
――そういう部分でもフィジカルを作っていって、海外の選手とぶつかり合えるような選手になりたいという事ですね。
「そうです」
――将来的には海外でやっていきたいという思いもあるんですか?
「海外でMMAとかオープンフィンガーとかもやっていきたいですね」
――元々MMAなどもやってみたいという思いがあったんですか?
「MMAは自分と同じジムの人がやっていて、めっちゃおもろそうだなって思っていたのと、ONEでオープンフィンガーでやっている試合を見てめっちゃおもろそうだなと思ったんですよ。最近の大田区大会で戦っていた花岡竜vs.塚本望夢の試合を見て“やばいな”って感じたんですよ。オープンフィンガーだったら絶対倒せるわって」
――自分のファイトスタイルに合った戦いだなと感じたんですか?
「グローブは重いので邪魔です(笑)」
――なければない方がいいという事ですか?
「そうですね。パンパーンといけるんで」
――じゃあ今は色んなことに挑戦したいという思いがあるんですね。
「向上心しかないですね」
――それは強くなりたいからですか?
「そうですね。強くなりたいです」
――その先には“モテたい”という思いもあるわけですね。
「ほぼそれですね(笑)」
――話はそれますが、先日8月2日の大田区大会にも会場へ来られていましたけど、蝶野正洋さんのサイン会に並んでましたよね?
「並んでました(笑)」
――写真も撮られていましたが、元々好きだったんですか?
「元々は僕のお母さんが好きで、天才てれびくんとかガキ使で見させてもらっていて、それで好きだったので撮ってもらいました」
――プロレスも見られたりするんですか?
「プロレスは1回しかないんですけど、テレビで見ている『ガッテム』って叫んでいる印象がありました」
――蝶野さんにはこの夏、RISEのアンバサダーを務めていただいていて、もちろん8月30日の後楽園大会もそうですが、その辺りでアピールしたい思いはありますか?
「この試合を見てもらって(蝶野さんの)印象に残ったら繋がれるかもしれないので、一緒にご飯行きましょうって感じです(笑)」
――最後にいつも応援してくれるファンの皆さんと、後楽園ホールに来てくださるお客様に向けてメッセージをお願いします。
「みんなのお陰で今回も200万トーナメントに出ることができたので、そのチャンスを無駄にしないように必ず200万を取りに行くので応援をお願いします。あと1日で僕の試合を2試合見れるっていうこれ以上お得なことはないので、見に来て損はさせないので会場に来てください。押忍」