池内は初防衛戦で、ギリシャで注目を集めるツォラキドゥの挑戦を受ける
2025年8月23日(土)東京・後楽園ホール『Krush.179』の公開計量と記者会見が、22日（金）都内にて13:30より行われた。
メインイベント（第9試合）のKrush女子フライ級（-52.0kg）タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・池内紀子（POWER OF DREAM）と挑戦者ソフィア・ツォラキドゥ（ギリシャ/PANTHERS SPORTS ACADEMY）は共に51.9kgで計量パス。
続いての会見でツォラキドゥは「試合を前にして準備しすぎるくらい準備してきました。子供の頃からの夢が叶ったという感じです。明日の試合が待ち遠しくてたまりません」、池内は「まずソフィア選手、遠いところからありがとうございます。KOでしっかり勝って大会を締めくくります」と、それぞれコメント。
計量で初めて顔を合わせた印象を聞かれると、ツォラキドゥは「池内選手のことはとても尊敬しています。経験豊かな強い選手だと思いますが、私は何も恐れていません。準備万端で戦うことを心待ちにしています。明日は良い戦いを見せたいと思います」と言い、池内は「凄くいい目をしていたので。明日はガンガン来ると思うけれど自分が勝ちます」と答えた。
今回が初防衛戦となる池内は、その緊張感やプレッシャーの有無について聞かれると「防衛戦ですけれど挑戦する気持ちでいるので、挑戦の気持ちを忘れずに全力で守りに行きます」と、自分が挑戦する気持ちでいると話す。。
ツォラキドゥは日本の印象について「初来日になりますが、残念ながら観光などはしていません。日本のキックボクシングのレベルは非常に高いと思っています。そしてKrushは世界でもトップレベルの戦いですし、ギリシャでもK-1とKrushはとても有名です。そのような大きな団体に出られるのを嬉しく思いますし、光栄に思っています」とした。
日本のファンにどこを見てもらいたいかとの問いには「日本のファンの皆様に明日は面白い試合になることを約束します。パワフルな戦いになると思います。そして私が勝者になると思っています」と、いい試合と自分が勝つ姿を見せたいとする。
初の長い時間をかけての移動を伴う海外遠征で、疲れや不安はないかとの質問には「長いフライトで17時間かけて日本へ来ました。けれども計量をクリアして食べたり飲んだりしたので、今はもうパーフェクトな仕上がりです」と、問題はないという。
今後は「日本のキックボクシングはとてもレベルが高いので、出来れば日本で戦い続けたいと思います。今回の目的はタイトルを獲ることだし、K-1にも参加して戦い続けることが出来ればと思っています」と、継続参戦を目指したいとした。
一方、王者の池内は初来日でまだ19歳とは思えない堂々とした態度でハキハキとコメントするツォラキドゥに「勢いがありそうだなって印象」だとしたが、「今回はしっかりKOで“ファイヤー！”したいと思っているので、ファイヤーします」と宣言。どんな技で仕留めるつもりかと聞かれると「決めているものはないですけれど、それは試合で楽しみにしていて欲しいです」とする。
イメチェンした理由は「王者になったら髪の毛を染めていいって会長に言われていたので、染めちゃおうかなって(笑)。明るくしたかったのでハイトーンで」と説明。
この後に食べる勝負メシは何かとの質問に、池内は「自分は石川県出身なんですけれど、石川県の鳥野菜味噌っていう鍋の元があるんですけれど、それは必ず試合前に食べています。それとうなぎですね」、ツォラキドゥは「特に決めてないんですけれど、計量の後はプロテインを多めに、ライスやスパゲティなどを多く摂るようにしています。減量があって日本食を何も食べていないので、うなぎもすき焼きも食べたいです。いいお店があったら教えてください(笑)」とした。
最後にツォラキドゥは「皆さんの応援を聞くことで元気が出るし、よいパワーをもらえるので明日は頑張ります。絶対に勝ちます」、池内は「いつも応援ありがとうございます。明日はしっかりファイヤーするので応援よろしくお願いします」と、それぞれファンへメッセージを送った。
