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【K-1】「-70kg世界最強決定トーナメント」開幕戦でオウヤン・フェンとカスペル・ムシンスキがいきなり激突、前王者コプリヴレンスキーはモルドバのBURGER KINGと

2025/08/19 12:08
 2025年9月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2025』で開幕する「-70kg世界最強決定トーナメント」は、参加16選手が開幕戦を行い、勝ち上がった8選手が11月15日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館大会のワンデートーナメントで優勝を争う。  その開幕戦8カードのうち6カードが発表となった。  最注目は、現K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者のオウヤン・フェン(中国)と、“執念のラストマン”カスペル・ムシンスキ(ポーランド)の激突。  オウヤンは昨年の同トーナメントは開幕戦で勝利するも、決勝トーナメントは負傷欠場。今年5月の横浜大会でダリル・フェルドンク(オランダ)とのダウン応酬の激戦を制して王座初防衛に成功し、今年は王者として堂々のエントリー。かねてから執拗に対戦をアピールしていたムシンスキの挑戦を真っ向から受ける形で、いきなり開幕戦での対戦が決まった。  昨年の-70kgトーナメントでブアカーオら強豪をことごとく撃破して優勝、2連覇を目指すストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア)は、“BURGER KING”として話題を集めるジャンク系ハードパンチャーのデニス・タプ(モルドバ)と対戦。  昨年ベスト8の実力者ゾーラ・アカピャン(アルメニア)の相手は、サモアから初参戦のジョナサン・アイウルに決まった。  5月にKrush王座を獲得して待望のトーナメント初出場を果たすアビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール)の初戦は、191cmの長身を誇るアイメリック・ラジジ(フランス)との長身対決が実現。  初来日勢では、“18戦無敗の19歳”アルビオン・モリーナ(ドイツ)が“サバット世界王者”アルフォセヌー・カマラ(セネガル)と、南米予選覇者のジョナス・サルシチャ(ブラジル)は“ダゲスタンの狼”サリムカーン・イブラギモフ(ロシア)と激突する。 <決定対戦カード> ▼K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1Rオウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP) カスペル・ムシンスキ(ポーランド/Armia Polkowice) ▼K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1Rストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym) デニス・タプ(モルドバ/MSGYM FIGHT CLUB) ▼K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1Rゾーラ・アカピャン(アルメニア/Gridin Gym) ジョナサン・アイウル(サモア/Allstyles Gym) ▼K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1Rアビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場) アイメリック・ラジジ(フランス/MARSEILLE BOXE PIEDS POINGS) ▼K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1Rアルビオン・モリーナ(ドイツ/Gladiators Gym)アルフォセヌー・カマラ(セネガル/Emergence Le Havre) ▼K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1Rジョナス・サルシチャ(ブラジル/TF Team/CT Allan Popeye)サリムカーン・イブラギモフ(ロシア/ARCHANGEL MICHAEL FIGHT CLUB) [nextpage] ▼K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1Rオウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP) カスペル・ムシンスキ(ポーランド/Armia Polkowice)  フェンは2023年12月に和島大海のK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルに挑戦し、2RKOで第5代王者に。2024年3月のK-1 WORLD MAX世界最強決定トーナメント開幕戦では、パスカル・シュロスを判定で下すも決勝ラウンドは怪我で欠場となった。2025年1月の「WLF MAX-70kg級王座決定トーナメント」決勝ラウンドでは、ルオ・チャオ、 ハン・ウェンバオを破り頂点に立っている。5月にはダリル・フェルドンクとダウン応酬の末に判定勝ちでK-1王座の初防衛に成功。戦績は28勝(8KO)2敗。  ムシンスキは“執念のラストマン”と呼ばれるポーランドの強豪。MFC世界タイトルをはじめ、ポーランド国内王座を総なめにしてきた覇王。2024年3月にK-1 WORLD MAX世界最強決定トーナメント開幕戦でストーヤン・コプリヴレンスキーからダウンを奪い勝利。準々決勝はゾーラ・アカピャンから勝利するも、準決勝はケガで欠場。その後はバレンティン・マヴロディン、チェン・ヨンホイにKO勝ち。戦績は26勝(12KO) 1敗1分。 ▼K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1Rストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym) デニス・タプ(モルドバ/MSGYM FIGHT CLUB)  コプリヴレンスキーは元GLORYライト級(-70kg)2位の強豪で、2017年には現GLORY世界ライト級王者のティジャニ・ベスタティに勝利している。2022年12月に初来日、RISEで海人と対戦し接戦となった。2024年3月のK-1 WORLD MAX世界最強決定トーナメント開幕戦でカスペル・ムシンスキと対戦し判定負けも、代役で準々決勝に出場するとブアカーオ・バンチャメークからダウンを奪い判定勝ち。準決勝はデング・シルバを下し、決勝はヴィクトル・アキモフをKOして世界一に輝いた。10月の小田尋久戦ではダウンを奪われるも判定2-1で辛勝、12月は和島大海に判定負け。戦績は23勝(8KO)9敗。  タプは16勝(7KO)3敗の26歳。2022年MAX FIGHTライト級(-71kg)GP優勝の実績を持つ。計量にハンバーガーを持って現れ、パスするとかぶりつくパフォーマンスから“BURGER KING”のニックネームが付いた。 ▼K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1Rゾーラ・アカピャン(アルメニア/Gridin Gym) ジョナサン・アイウル(サモア/Allstyles Gym)  アカピャンは、ロシアの格闘技イベント『RCC』で活躍する“悩殺の貴公子”。2024年3月にK-1 WORLD MAX世界最強決定トーナメント開幕戦へ初出場すると、タラス・ナチュックから判定勝ち。続く7月の準々決勝はカスペル・ムシンスキに判定負けを喫した。10月はダリル・フェルドンクに延長判定負けも12月はロシアのRCCで勝利して再起。2025年7月のK-1で璃久を右フックで初回KOに仕留めた。戦績は31勝(10KO) 6敗。  マーク・ハント、マイティ・モーらに続きたいサモアンのアイウルは30歳で175cm。WBCムエタイNKTスーパーウェルター級(-69.85kg)王座、WKBF世界スーパーウェルター級(-69.5kg)王座、WKBF豪州スーパーウェルター級(-69.5kg)王座、DESTINYムエタイ・スーパーウェルター級(-69.85kg)王座などのタイトル歴を持ち、戦績は33勝(15KO)7敗1分。 ▼K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1Rアビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場) アイメリック・ラジジ(フランス/MARSEILLE BOXE PIEDS POINGS)  アビラルは2016年1月に来日。2020年1月にHEATキックルールミドル級王座を獲得し、12月にK-1初参戦を果たすと1Rに木村“フィリップ”ミノルから打ち下ろしの右でダウンを奪い、2Rに逆転TKO負けを喫したものの大きなインパクトを残した。その後は勝っても負けてもKOがK-1では全試合続き、2025年2月の白須康仁戦でのTKO勝ちで3連敗から脱出。2024年10月にはホームリングの『HEAT』でISKAインターコンチネンタル スーパー・ウェルター級王座を獲得。2025年5月、小田尋久を右ストレートでKOしてKrushスーパー・ウェルター級王座に就いた。戦績は19勝(18KO)6敗。  ラジジは191cmというこの階級では破格の長身を誇る26歳。NDCスーパーウェルター級(-70kg)王座、WAKO-PRO世界スーパーウェルター級(-69kg)暫定王座、WAKO-PRO欧州スーパーウェルター級(-69kg)王座などのタイトル歴を持ち、22勝(3KO)1敗1分の好戦績を持つ。 ▼K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1Rアルビオン・モリーナ(ドイツ/Gladiators Gym)アルフォセヌー・カマラ(セネガル/Emergence Le Havre)  モリーナは身長183cmと長身の19歳。戦績は18勝(11KO)無敗を誇り、WKU欧州ミドル級(-72.5kg)王座、WKUドイツ ミドル級(-72.5kg)王座、GBAドイツ-75kg級王座などのタイトル歴を持つ。  カマラは身長174cmの25歳で、戦績は33勝(18KO)5敗。サバット世界選手権-75kg優勝、サバット欧州選手権-75kg優勝、サバット・フランス選手権-75kg優勝7回と、フランスの格闘技サバットで数々の優勝歴を持っている。 ▼K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1Rジョナス・サルシチャ(ブラジル/TF Team/CT Allan Popeye)サリムカーン・イブラギモフ(ロシア/ARCHANGEL MICHAEL FIGHT CLUB)  サルシチャは元WGP Kickboxingスーパーミドル級(-78.1kg)王者で、191cmの長身を誇る。2025年6月にブラジルで行われた南米予選トーナメントでスピードのあるコンビネーション、力強い左ボディ、バックスピンキックを駆使して優勝。デング・シルバを超える逸材として関係者からの票かも高い。  イブラギモフは185cmの長身を持つ28歳。サウスポーで戦績は33勝(13KO)7敗1分。元WBCムエタイ世界ミドル級(-72.57kg)王座、WMC I-1世界-70kg王座、2014年ロシア・ムエタイ選手権-67kg優勝などのタイトル歴がある。
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