2025年9月26日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 126』(U-NEXT配信)にて、ONEフェザー級ムエタイ世界王者タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)の復帰戦が決まった。
タワンチャイは地方で試合経験を積んだ後、14歳でルンピニースタジアムに上がった。2018年にはクラップダムを3度破り、同年のルンピニースタジアム・オブ・ザ・イヤーとタイ国スポーツ局ファイター・オブ・ザ・イヤーなど4つの年間MVPを受賞。2021年5月にONE初参戦。2022年9月、ONEでの5戦目でペットモラコットを破りONEムエタイ世界フェザー級王座を奪取した。
【写真】3月の野杁戦、圧倒的有利の予想だったが野杁にKO負け、ONEでの初黒星を喫した 同王座はスーパーボンらを破り4度の防衛に成功。ONEで11戦負け無しだったが、2025年3月のONE日本大会におけるONEフェザー級(70.3kg)キックボクシング暫定世界王者決定戦で野杁正明(team VASILEUS)に3RでTKO負け。長身を利したサウスポーのフィームー(テクニシャン)。戦績は134勝32敗2分。
タワンチャイは野杁へのリベンジを宣言しており、再起戦は本来のムエタイではなくフェザー級キックボクシングルール3分3Rでの試合に。しかも、対戦相手はリウ・メンヤン(中国)に決定。タワンチャイは野杁戦の前に「キックボクシングでの経験が少ないためルールに不安がある」と話していた。
【写真】2024年12月、ONEで2戦目の野杁と対戦し、ダウンを奪って勝利したメンヤン メンヤンは2024年12月のONEで野杁と対戦し、1Rに右ストレートでダウンを奪って勝利。前に出て相手を押し、距離を詰めてショートのパンチのコンビネーション、前蹴りが得意。ONEでの2戦目でモハメド・シアサラニ(5月にONEで海人に判定勝ち)にスプリット判定で敗れた時も、野杁戦でも終盤にスローダウンする傾向があった。戦績は33勝7敗。MMAでも2勝。
キックボクシングルールでも世界王座を狙うタワンチャイに、メンヤンは野杁のような番狂わせを起こすことが出来るか。