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2025年7月27日(日)さいたまスーパーアリーナ『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』に出場する選手の個別インタビューが25日(金)、都内にて行われた。
第14試合のセミファイナル・RIZINライト級(71.0kg)5分3Rで、パトリッキー・ピットブル・フレイレ(ブラジル)と対戦する、野村駿太(BRAVE)が出席。試合へ向けての意気込みを語った。
ピットブルが僕に追いつけずに、僕がKOする
──大会まであと2日となりました、現在の心境を教えてください。
「やっとちょっと実感がわいてきました。ああ、俺がピットブル選手とやるんだなという感じです」
──パトリッキー・ピットブル戦に向けて、新たに強化した部分だったり、取り組んできたこともありますか。
「今までの対戦相手はだいたい組み技の選手とかが多かったのですけど、グスタボ選手くらいからやっと自分の伝統派空手の使い方、強さをもっと伸ばす、打撃をもっと伸ばす練習に、やっと当てられた期間になったかなと思ってます」
──あらためて、パトリッキー選手の印象を教えてください。
「ちょっと野生味があって、ハード、パンチ力がかなりあるフィニッシュ率が高い選手だと思っています」
──対国際戦2試合目で何かテーマを持っていますか。
「テーマは、これを超えるか超えないかみたいな、自分に与えられた試練だと思ってるので、これが自分に対する、自分の器量を計られる試合になると思います。それを自分がしっかり超えられたら、自分でも期待できる選手になれると思うので、それを超えられる試合をしたいと思います」
──どんな試合展開をイメージしていますか。
「ピットブル選手が僕に追いつけずに、KOするという感じですね」
──それは、スピード?
「スピードだったり、距離の間合いの駆け引きだったりに合わせられずに、僕が先にKOする感じです」
──DEEP王者としてRIZINデビューでルイス・グスタボと戦い、今回、パトリッキーと対戦することは、何段飛ばしの感覚でしょうか。
「いや、あんまりないですね」
──ご自身の実力からすると、こういう順番で来るのはもう……。
「グスタボ選手とピットブル選手の今の実力差は数年経っているので、今は変わらないかもしれないけれど、僕は実績含めて、いざ戦ったらピットブル選手のほうが強いんじゃないかと思っているので、実力どうこうより、そういう実績ある選手をどう越えられるかが試されると思っています」
──その先のサトシ選手も意識していますか。
「いや、もう今はピットブル選手だけという感じですけど、先を見据えるために、今回の試合は絶対超えなければいけないと思っています」
──ステップアップのひとつでしかないと。
「これから先、もっと強い選手とやるためにピットブル選手は倒しておかなければいけないなと思っています」
──4カ月で大舞台のセミを務め、ファンの期待や知名度の向上などを感じたりしますか。
「多少はあります(笑)、はい。もっと欲しいな、みたいな! ハハハ。今回もセミってことでRIZIN側からの期待もありますし、ファンからも含めてそれを超えたら、みたいのがあるので、当日の自分に全部任せて、頑張ってもらおうかなと思ってます。僕あんまりプレッシャーかからなくて普通にできる感じで、今も感じていないです。グスタボ戦もめっちゃリラックスしていて、かかりすぎず普通にできたので今回もそうできたらと思っています」
──今回の会場はさいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンです。それは逆に燃えてくるところがあるのか、それとも割とプラットなのでしょうか。
「スーパーアリーナだからとかセミだからという気持ちはそんなになくて、ピットブル選手を倒すのがその舞台であるというだけであって、そういう気持ちでいます」
──応援は地元から?
「そうですね」
──BRAVE勢では、木村柊也選手がヴガール・ケラモフ選手に善戦し、刺激も?
「そうですね、やっぱりケラモフ選手強いなというのと、そんなに遠い存在じゃないのかなと感じました」
──自分もいけると。
「そうっすね。
──UFCで、弟のパトリシオ選手がダン・イゲとカウンターとテイクダウンでポイントアウトしました。あの戦い方を見て何か気づきはありましたか。
「すみません、見てないです! ハハハ」
──特に気にせず。
「あの日、メインしか見てないんです。すみません」
──いえいえ。公開練習で対峙して手足の長さや、跳びヒザなども見て、どう感じましたか。
「ずっとイメージしてやってきたし、サイズもだし、パンチの感じも大きく大きく見てきたので、そんなにめちゃくちゃデカいなとか、めちゃくちゃ強そうだなとはそんなに感じなかったですね」
──(テレたまから)埼玉県の印象と、埼玉県民へのメッセージを。
「ヤバ……いちばん難しい……。僕は三郷(BRAVE)でずっと下積みやってきて、あの環境が無かったら今もないので埼玉県のおかげで強くなったと思っています。埼玉県もそうだし、日本全部背負ってブラジル代表として来るピットブル選手をブッ倒すので応援よろしくお願いします」
──試合展開のイメージとして「スピード、間合い」を挙げ、「早めにKOする」と。打ち合うイメージは?
「なかにはそうやってやるべきタイミングもある、それを全部逃げて勝てるような甘い相手じゃないと思っているので。そういうタイミングもあるかなと思います」
──勝負の鍵はどこにあると思われますか。
「距離感と……距離感ですね」
──見る側には、ご自身の距離感をどこまで出せてるかが見どころになる?
「そうですね、はい」







