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【RISE】寺山日葵「伝説の選手と呼ばれるような選手になりたい」、挑戦受ける紅絹は「現役生活の中で今が一番強い」

2019/10/18 23:10
2019年11月8日(金)東京・新宿FACEにてRISE初となる女子だけの大会『RISE GIRLS POWER』の開催が発表され、10月18日(金)都内にて記者会見が行われた。会見は3部制で行われ、第3部には“王者対決”が決定したRISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵(TEAM TEPPEN)と同アトム級王者・紅絹(NEXT LEVEL渋谷)が出席。  伊藤隆RISE代表は「日葵は前回の試合(王座決定戦)で急成長しました。この間は本当に女性版ペトロシアンじゃないかと思うくらいでした。私は高評価しています。この試合はRISE GIRLS POWERを象徴する試合になるので、両者が勝者になるような内容で終わりにして欲しい。RISEの女子大会を体現して欲しい」と、この試合への期待感を口にした。  寺山は「先日チャンピオンにならせていただいて、紅絹選手とやりたいとお願いしたらすぐに叶って嬉しいです。受けてくださった紅絹選手、RISE関係者の皆様に感謝したいです。紅絹選手は大好きな憧れの先輩で、デビュー前から追いかけてきた存在でもあります。強くて上手くて面白くて完璧な選手ですが、私もRISEのベルトを獲ったので超えられるように、RISE女子の象徴になれるように頑張ります」と、堂々と挨拶。  挑戦を受ける形となった紅絹は「いろいろと持ち上げてくださっていますが、そこで直接倒そうとする恐ろしい女ですよね、寺山は(笑)。日葵ちゃんは私からチケットを買って何回も応援に来てくれて、私も彼女のデビュー戦から見ているし、成長して凄い選手になったのも分かっています。せっかくチャンピオンになったのに早々とこんな私を潰しに来ますか。データもバッチリでしょうね。尊敬されているのでこのままではいけないと思っています。一度負けているので。その尊敬を寺山選手自身にも見せたいと思っています」と、ジョークを交えながら尊敬に値する試合をして勝つと話した。  なぜ上の階級の王者である寺山の対戦指名を受けたのか。紅絹は「単純に一度負けているからです。これは言い訳になってしまうのですが…その頃は自分の能力、キックボクサーとして行き詰っていたところがあって辞め時を考えていて、迷いもありました。だから、その試合をした時に100%の私を伝えきれていないと思ったんです。チャンピオン対決として実現することになってチャンスだと思う。12~13年間の現役生活の中で、今が一番強いと思っているので、対決ができるのは嬉しい。話をもらって即答でした。即、やりたいと思いました」と、前回の対決では悔いが残ったからだと説明。  2018年2月にJ-NETWORKで対戦した際には、寺山が紅絹を完封した形となっている。紅絹は「寺山選手とやってからも10数試合やっています。その時よりは試合の流れ全体を考えるようになりました。ただ行くだけの時代もありましたが、今は流れとか、力の使い方を学んできたつもりなので」と、以前の自分とは違うという。  寺山も「紅絹さんがおっしゃる通り、(同門の那須川)梨々との試合を間近で見て、全く動きが違くて、紅絹さんがもっと強くなっていて。憧れていた紅絹さんよりさらに強くなっていて尊敬の想いが増したと同時に、この紅絹さんとお互いにベルトを巻いた状態で試合をしたい、と思いました。いい試合ができると思います」と、最高の状態にある紅絹と戦いたいと思ったと話す。 今大会にはTEAM TEPPENから那須川梨々、寺山、村上悠佳の3名が出場 寺山からは“RISE女子の象徴になれるように”との言葉が出たが、それはどういうものなのかと聞かれると「自分の持ち味を活かして、神村エリカさんのような倒す力が足りないと思うので、持ち味に加えて倒す力を加えて上に行き、伝説の選手と呼ばれるような選手になりたいと思います」と力強く語った。  また、女子キックボクシング界の大ベテランである紅絹は「私はタイミングよくデビューして、私のデビュー戦も女子キック大会の旗揚げ戦でした。だから最初は注目されるのは分かっています。その盛り上がった状態を維持するためには、つまらない戦いをしていたらすぐに飽きられる。どうせ女子だろうといつでも言われます。旗揚げ戦のメインで使っていただけるので、そこは目立っていこう、派手にやっていきたいと思う。常に危機感を持ってやっていこうと思います」と、歴史を見てきた証人として若い選手たちに警告を発した。<関連ニュース>初の女子のみの大会を開催、寺山日葵vs紅絹の王者対決、那須川梨々は百花と再戦那須川梨々「全てにおいて上回りたい」とリベンジ宣言、受けて立つ百花は「女子高生に負けないくらいパワフルな戦いをします」10代と対戦する平岡琴「まだまだ超えさせない」、後藤まき「折れない気持ちは人生経験を重ねた私たちの方がある」松谷綺vs宮崎小雪の16歳対決、神村エリカの愛弟子AKARIは宮崎若菜と2戦目、村上悠佳も出場初の女子大会アンバサダーに神村エリカが就任、2020年も継続で2~3大会、後楽園ホール進出も寺山日葵が完勝で新女王に紅絹が“根性”で那須川梨々を振り切り王座に就く
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