【DEEP☆KICK】ショッカーvs.堕天使の異色対決で第6代DEEP☆KICK-57.5kg王座決定戦

　2025年9月7日(日)大阪・泉大津市のテクスピア大阪で行われる『DEEP☆KICK 75』の第1弾対戦カードとして、DEEP☆KICK-57.5kg王座決定戦に加えDEEP☆KICK-70kg挑戦者決定トーナメント準決勝など計5試合が発表された。 　6月より始まった「DEEP☆KICK-57.5kg第6代王座決定トーナメント」の決勝戦は、互いに当時ランキング上位の選手を下し決勝進出を決めた戦闘員1号（EX ARES）と荒川ルシファー大夢（NJKF心将塾）がその座を競う。 　戦闘員1号は2勝（1KO）2敗と昨年9月にプロデビューしたばかりのルーキーであり、「仮面ライダーシリーズ」に登場する”ショッカー”の覆面を被りながら計量、入場パフォーマンス、そして試合といつでも会場を沸かし続ける「最強最高のエンターテイナー」を目指す25歳。 　6月の準決勝では当時同級2位であった嘉武士（NJKF健心塾）と対戦、2Rまでは劣勢となるも3Rに圧巻のパンチ連打で嘉武士を追い詰めていくと残り時間10秒でダウンを奪いそのままTKO、涙の逆転勝利で決勝進出を決めた。 　戦闘員1号は決勝戦に向けて「イッー！ (悪魔界言う割には、あんま悪魔感ある見た目してないな。可愛い顔してるからイカつくしてあげるわ。あと可愛い彼女おるん腹立つ。ベルトぐらい俺が貰うわ)」と語っているという。 　対する荒川は7勝2敗、サウスポーからの繰り出される鋭い蹴りが魅力的なキック界に舞い降りた堕天使。悪魔界3丁目出身など、こちらも異端なキャラクターを全開に押し出しているが、決してイロモノではなく昨年7月から現在連勝中と勢いに乗る確かな強者だ。 　6月の準決勝では当時同級3位であり無敗を誇った細濱辰（TEAM MMK）と対戦、3R通してミドルにヒザ・ストレートとサウスポーの強みを存分に生かす圧巻の立ち回りを披露し判定勝利、自身の連勝記録を5に伸ばすとともに決勝進出を掴み取った。 　荒川は「悪魔はショッカーなんかに負けへん。俺が絶対、悪魔界・心将塾にベルト持って帰る」と意気込んでいるという。 　果たして、悪の組織から来た戦闘員と悪魔界から来た堕天使、どちらの”悪”が相手を上回るのか。 　5月にDEEP☆KICK-70kg第5代王者に輝いた本野有哉（照道会）への挑戦権を懸けた、挑戦者決定トーナメント準決勝1ブロックの開催が決定。同級3位の進撃の祐基（京都亀岡キックボクシングジム）と期待のルーキー・榎木友星（ビンチェレあべの）が激突する。 　祐基は7勝7敗、長身から打ち下ろされる威力抜群のパンチと蹴りを武器に進撃する。DEEP☆KICKでは2022年9月、当時-70kg王者である稲井良弥（TARGET）のタイトルに挑戦するが3RKO負け。その後、昨年4月に木戸翔太（テツジム関西）を相手に1RTKO勝利を飾り復活の狼煙を上げた。その後はRISE・NJKF・KPKBと様々な団体に挑むも敗戦が続き現在3連敗中。 　対する榎木は2勝（1KO）1敗1分と昨年7月にプロデビューしたばかりの21歳だ。プロデビュー戦こそKO負けとなったがその後2連勝を飾ると6月には近藤大成（キックボクシングジム3K）の引退試合に挑戦。威力あるパンチにハイキックとアグレッシブな攻めで会場を沸かすも勝ち切ることは出来ず、ドローに終わった。 　互いにパンチ・蹴り共に一撃で終わらすことのできる威力を持つだけに試合は瞬き厳禁。果たして決勝に駒を進めるのは再起を狙う祐基か、勢いのままに突っ走る榎木か。重量級に相応しい迫力満点の打ち合いが期待される。 　他にも3試合が決定。DEEP☆KICK-70kg契約にて5月に同級王座決定戦に挑むも1R TKO負け、今回の勝利で再び王座挑戦を狙う同級1位の龍威地（NJKF ARENA）が元BEASTスーパーライト級王者、第4代PRINCE REVOLUTION-67Kg王者と2本のベルト戴冠歴があり、今回は階級を上げての挑戦となる財津大樹（TEAM BEYOND）と対戦。 　DEEP☆KICK-46kg契約の女子ワンマッチとして、5月に待望のプロ初勝利を飾り勢いのままに2勝目を狙いに行く上田樹那（山口道場）と4月『Krush.176』にてプロデビューを飾るも判定負け、ここで初勝利を狙う辰巳璃央（TeamFreeStyle）も決定。 　DEEP☆KICK-53kg契約にて今回がプロデビュー戦となるKING澪斗（ROYAL KINGS）と6月にプロデビューを果たすも判定負け、次こそはと勝利を狙う井端刻也（NJKF健心塾）の試合が発表された。