2025年7月25日(金)東京・後楽園ホール『RISE 190』の追加対戦カードが発表された。
『RISE 188』よりスタートした「第3代RISE QUEENアトム級王座決定トーナメント」の準決勝に平岡琴がシードで登場し、OISHI GYMの岩永唯伽を降して準決勝に進出した辻井和花と対戦する。
RISE公式YouTubeチャンネルにて公開されたGACHI面接で遺恨が生まれた、田中佑樹とTETSUの対戦も決定。また、ウェルター級1位の實方拓海がミドル級に階級を上げ膝の怪我から半年ぶりに復帰戦を行うことが決まった。
▼第3代RISE QUEENアトム級(-46kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R平岡 琴(TRY HARD GYM/同級2位)辻井和花(BRING IT ON パラエストラAKK/同級7位)
平岡は極真会館の『全日本女子ウェイト制空手道選手権』軽量級優勝の実績を持ち、多彩な蹴り技が持ち味の選手。2020年2月には3連勝でRISE QUEENアトム級王者・紅絹に挑み、ダウン応酬の末に判定で敗れた。2022年12月にはRISE女子初のOFGマッチに臨んだが、小林愛理奈に判定負け。その後は菊地美乃里、小林穂夏に連勝し、2024年3月のK-1でぱんちゃん璃奈と対戦も惜敗。前戦は2024年12月、奥村琉奈に延長戦で勝利している。歯に衣着せぬ発言で話題を呼ぶ“怖いお姉さん”。戦績は16勝(3KO)9敗1分。
辻井は極真空手で20戦17勝、RISEのアマチュア大会RISE NOVAの全日本女子トーナメントで2021年に-47kg級優勝、KNOCK OUTアマチュア大会-47kg級優勝などの成績を収め、2022年10月の『RISE』にて16歳でプロデビュー。2023年10月には松本徐倫を破り僅か4戦目にしてKROSS×OVER GIRLS-KICKアトム級王座に就いたが、2025年4月の初防衛戦で菊地美乃里に敗れ王座を失った。5月の1回戦では岩永唯伽に判定で勝利。戦績は5勝3敗。
▼スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R田中佑樹(フリー/同級10位)TETSU(月心会チーム侍/第6代DEEP☆KICK-65kg王者)
田中はStand Up King of Rookie 2021 -63kg級優勝。RISE、シュートボクシング、DEEP☆KICKなど様々なリングに上がっている。前戦ではRISEで森本現暉に判定負け。戦績は7勝(2KO)3敗。
TETSUはRISE初参戦。2018年8月からK-1 GROUPに参戦すると、佐野天馬、伊澤波人を破って頭角を現し、3連勝でKrushフェザー級王者・江川優生に挑戦したがKO負け。2019年7月のKrushからスーパー・フェザー級に階級を上げた。K-1 GROUPでは8勝5敗の戦績を残し、2023年8月のチャン・ドクジュン戦での勝利を最後に離れた。DEEP☆KICKで-65kg王者になると2025年3月には『BreakingDown』に出場したが、計量オーバーのため勝っても無効試合となるルールでよしきまるに延長戦で敗れた。スピードを活かしたパンチ&キックが持ち味。
▼ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R實方拓海(TSK japan/ウェルター級1位、WMC日本スーパーライト級王者)シンパヤック・ハマジム(タイ/HAMA・GYM/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級2位)
實方は日本タイトルを4冠持つベルトコレクターで、ヒジ有りでの実績は折り紙付き。RISEでは2020年11月の次期挑戦者決定戦でタップロンをダウンさせて判定勝ちし、2021年1月にはRISEスーパーライト級王者・山田洸誓に挑戦したが、判定で敗れた。2023年3月にはRISEのメンバーとしてK-1との対抗戦に出陣し、寧仁太・アリに判定で敗れるも、6月には『KROSS×OVER 』に出場して森本一陽に初回KO勝ち。5連勝で2024年12月の宇佐美 秀 メイソン戦に臨んだが判定で敗れた。これまでのウェルター級からミドル級に階級を上げての再起戦。戦績は27勝(6KO)11敗2分。
シンパヤックは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級2位で、シュートボクシングでは2022年にイモト・ボルケーノ、村田聖明に連勝している。2024年6月にはRISEで憂也に最終RでKO負け。戦績は140勝(49KO)46敗7分。
▼フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R松下竜之助(Team +1/同級22位、Stand Up King of Rookie 2022 -57.5kg優勝)岩永勝亮(OISHI GYM)
松下はStand Up King of Rookie 2022 -57.5kg級優勝。2022年7月のデビューから3連勝を飾っていたが、2023年6月の都筑海杜戦で初黒星。前戦は5月の『STRIKE NEXUS』で初代スーパーバンタム級王座決定トーナメント準決勝に臨んだが堀本祐惺に判定で敗れた。
岩永はカラテドリームフェスティバル2021全国大会高校生男子軽量級優勝など空手で多くのタイトルを獲り、2023年12月にRISEでプロデビュー。2連敗を喫するも2024年7月の崇斗戦から2025年5月の一仁戦まで5連勝(3KO)を飾っている。戦績は5勝(3KO)2敗。
▼バンタム級(-55kg)3分3R延長1R山元剣心(PHOENIX/フェザー級18位)松永 隆(新宿レフティージム)
山本は8勝(4KO)9敗。2024年4月の宮崎就斗戦から2025年1月の指田烈まで3連敗中で、連敗脱出を懸けての戦いとなる。
松永は6勝(1KO)6敗のサウスポー。3連敗を喫していたが、2025年3月のRISE WESTで冨永武聖に判定勝ちして連敗を脱出した。
▼ライト級(-63kg)3分3R雅志(RIKIX)金沢ごりちゅう光輝(AXGYM)
雅志は2024年12月に『Bigbang』でプロデビューし、その試合は引き分けだったが2025年1月からRISEに参戦すると2連勝。戦績は2勝(2KO)無敗1分。
金沢はRISE初参戦。第66回K-1アマチュア K-1チャレンジAクラス -65㎏トーナメント優勝を経て2024年10月にプロデビュー。父は全日本キックボクシング連盟で活躍したWPKCムエタイ世界スーパーライト級王者の金沢久幸。
▼スーパーライト級(-65kg)3分3R武 裕太(誠真会館所沢道場)太陽(KBスポーツジム)
武は3勝(2KO)2敗1分1無効試合。Bigbang、NEXUSなどに出場し、前戦は2024年10月に鳰翼と引き分けている。太陽はRISE初参戦。
▼ヘビー級 3分3Rチャン(MONSTAR GYM)かずややねんけど(猛者連本部/突破-90kg級王者、突破無差別級王者)
チャンは4勝(1KO)5敗。怪我から2022年2月以来の復帰戦となる。かずやは『THE OUTSIDER』『益荒男』などの地下格闘技で50戦以上の経験を持ち、2023年5月には『BreakingDown』に参戦。2024年12月にRISE初参戦で鞠谷貴大にKOで敗れた。
▼バンタム級(-55kg)3分3R延長1R奥村将真(TEAM TEPPEN/同級15位、Stand up King of Rookie 2024 -55kg級優勝)京介(フリー)
奥村は4勝(2KO)1敗1無効試合。第2回東アジアユース競技大会ボクシング男子60kg級優勝の実績を持ち、Stand up King of Rookie 2024 -55kg級優勝。前戦は2025年4月、菊川蓮と1Rの偶発的なバッティングにより無効試合に。
京介は13勝(3KO)17敗2分。空手をバックボーンに持ち、政所仁、大﨑孔稀、有井渚海らと拳を交えてきた。近年は黒星が増え、現在2連敗中。