【ジャパンキック】馬渡亮太がWMO世界王座に挑戦、ONEから凱旋の睦雅はジットムアンノン現役ランカーと対戦、瀧澤博人とHIROYUKIもタイと国際戦、吏亜夢vs.キヨソンセンも

　2025年7月13日（日）東京・後楽園ホールで開催されるジャパンキックボクシング協会主催『KICK Insist 23』の全対戦カードが発表された。 　スペシャルメインイベントでは、WMOインターナショナル スーパーバンタム級王者で同級世界11位の馬渡亮太（治政館ジム）が、WMO世界スーパーフェザー級王者オーウェン・ギリス（イギリス）に挑む世界タイトルマッチが組まれた。 　馬渡はジャパンキックボクシング協会のエースで長身から繰り出すしなやかなミドルキック、切るだけでなく倒すヒジ、首相撲からのヒザと、ジャパンキック屈指のテクニックを有する。2020年8月4日の旗揚げ戦でジャパンキックバンタム級初代王座に就く。2021年1月大会ではWMOインターナショナル・スーパーバンタム級王座決定戦で勝利。 　2023年4月の「ROAD TO ONE ムエタイ フェザー級トーナメント」では決勝へ進出するも士門・PKセンチャイに惜敗。『RWS JAPAN』やランシットスタジアム興行にも出場するなど積極的にジャパンキック以外でも試合を行い、3月にはラジャダムナンスタジアムにて勝利を収めている。戦績は31勝（16KO）11敗2分。 “ワンダーキッド”の異名を持つギリスは『RWS』や『Extreme Fighters』などで戦い、K-1に2度来日して6月8日にはNJKFで大田拓真とWBCムエタイ世界フェザー級タイトルマッチを戦ったアントニオ・オルデンを2025年3月にダウン応酬の末に判定で破り、WMO王座を獲得。戦績は12勝2敗。 　ジャパンキックの2024年度MVPを受賞し、5月の『ONE Friday Fights 110』で勝利したWMOインターナショナル スーパーライト級王者・睦雅（ビクトリージム）も凱旋出場。メインイベント3で、タイ国ジットムアンノンスタジアム認定ライト級4位の現役ランカーであるペットムアンデット・コルヴッティチャイ（タイ）と対戦する。 　睦雅こと瀬戸睦雅は2023年3月にジャパンキックボクシング協会のライト級王者に。2024年3月のジャパンキックでパランラックにKO勝ち後、5月の『ONE Friday Fights 61』でONE初参戦。カビラン・ジェレバンを2R 左フックからの右フック4連打でKO。初陣を飾っている。7月にはホームのジャパンキックでケンクーンに判定勝ち、WMOインターナショナル・スーパーライト級王座を手にすると、9月のONEでアルベウ・コヘイア・ダ・シウバを左フックでKOしてONEで2連続KO勝ち。 【写真】ONE FFでは毎回激闘を展開、3勝（2KO）1敗のONE戦績を誇る睦雅（右）がホームリングに凱旋（C）ONE Championship　11連勝で勢いに乗っていたが、2025年1月の『ONE Friday Fights 95』でエー・ミウから1Rに2度のダウンを奪うも、2R開始早々にダブルノックダウンから立ち上がれず、逆転KO負けとなった。3月にホームのジャパンキックでポムロップを左フックで初回KOして再起を果たすと、5月の『ONE Friday Fights 110』ではスーパー・ヤイ・チャンとの激闘を制した。戦績は21勝（13KO）5敗2分。 　メインイベント2では、3月大会で2R KO勝利したWMOインターナショナル フェザー級王者の瀧澤博人（ビクトリージム）が、元BBTVバンタム級5位ヌンプーシン・コルヴッティチャイ（タイ）と対戦。 　メインイベント1には『RISE』や『ONE Friday Fights』など様々なリングに上がる元新日本キックボクシング協会フライ級＆バンタム級王者のHIROYUKI（RIKIX）が、ジャパンキックに2度目の参戦。元泰国ジットムアンノンスタジアム認定フライ級3位アカラデット・クェイバンコーレーム（タイ）と対戦する。 　さらに、キヨソンセン・ビクトリージム（ビクトリージム・タイ）と6月15日に『Road to RWS』でダウサコンに初回KO勝ちしたばかりのWMC日本現役王者・吏亜夢（ZERO）の一戦も決定。3月大会で紹介KO負けを喫し再起を賭ける元スックワンキントーン認定フライ級王者・細田昇吾（ビクトリージム）が元泰国True4Uランカーのゴリム・クェイバンコーレーム（タイ）と対戦するなど、本戦全13試合+オープニングファイト1試合（アマチュア）の合計14試合で行われる。