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【RISE】小林愛三がテッサ・デ・コムと2度目のリベンジマッチ、タイトル戦で決定。松本天志の再起戦も

2025/05/23 18:05
 2025年6月29日(日)東京・後楽園ホール『RISE 189』の対戦カードが発表された。  RISE QUEENフライ級(-52kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長Rとして、王者テッサ・デ・コム(オランダ/Fight team Vlaardingen)が同級1位・小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)の挑戦を受けて2度目の防衛戦。  コムは2022年9月にEnfusionストロー級(-52kg)王座に就き、12月に初来日して小林愛三から右フックでダウンを奪って判定勝ち。2023年1月のGLORYメキシコ大会ではジュリアナ・コスナルドに判定で敗れたが、5月の再来日では小林との再戦で返り討ちにし、RISE QUEENフライ級王座に就いた。  12月の3度目の来日では一階級上のRISE QUEENバンタム級王者・聖愛に判定で敗れている。2024年は5月にドイツの大会でギリシャ人選手に判定勝ちしてIFP世界ストロー級(-52kg)王座に就き、12月には小林愛理奈の挑戦を退けて初防衛に成功。2025年4月にはEnfusion王座の防衛にも成功している。戦績は17勝(1KO)3敗。  小林は2015年2月にプロデビューすると、2018年7月にシュートボクシングの試合で敗れるまで13戦無敗を誇った。同年12月には伊藤紗弥を判定で下し、2019年11月にはWPMF世界女子フライ級王座を奪取。2021年4月にRISE QUEENフライ級王者となった。2022年3月にはベルギーでGLORY女子スーパーバンタム級王者ティファニー・ヴァン・スーストに挑戦するもKO負け。  7月にはイ・ドギョンに圧勝するも、12月にGLORYのテッサ・デ・コムと対戦してダウンを奪われての判定負け。2023年5月、コムを挑戦者に迎えて行った初防衛戦でも判定で敗れ、王座を失った。2023年8月にMelty輝を破り再起を果たしたが2024年5月、小林愛理奈にOFGマッチで敗れた。2025年2月、KOKOZに判定勝ちで再起を飾った。戦績は19勝(3KO)8敗4分。  3度目の対戦となる両者だが、過去2戦を見ると大きな実力差があるわけではなく、小林のミスや手数の差でポイントが付いた。コムのラウンドマストの戦い方が身に付いたスタイルに対し、各ラウンドでいかに上回るかを小林が戦略的に考えて戦えるかどうかが勝敗のカギを握る。  コムは「こんにちは! 日本でまた試合が出来る事にワクワクしています。私はタイトルを防衛するために試合をします。防衛戦の相手は3回目になる愛三選手です。愛三選手はとても強く、ハードな対戦相手ですが私が彼女より優れている事を証明します。このタイトルは誰にも渡さない。コンディションは良く、これからハードなトレーニングをして良い試合をします。押忍」とコメント。  小林は「カードを組んでいただいたRISE関係者の皆様、所属ジムの皆様、ありがとうございます。今、不思議なくらい、気持ちが落ち着いています。この静かな気持ちを、前回の時のように爆発させたいと思います。テッサ選手が有利だという人が多いと思いますけど、私のこの数カ月やってきた内容を当日は、楽しんでもらいたいです。是非会場で応援とご声援を宜しくお願い致します!」と、意気込みを寄せた。  フライ級(-51.5kg)3分3R延長1Rでは、同級2位・松本天志(TARGET SHIBUYA)が同級6位・平山裕翔(TEAM TEPPEN/同級6位、King of Rookie 2023 -51.5kg級優勝)と対戦。  松本はJAPAN CUP2021 -55kg準優勝で、2021年8月にRISEでプロデビュー。3戦目で初黒星を喫するが、2023年2月に行われた「RISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント」で大方の予想を覆し、空龍と塚本望夢の優勝候補2人を下し下剋上を果たして優勝。7月には弾丸風太も初回KOに沈め、6連勝と勢いに乗っていたが10月の第2代RISEフライ級王座決定戦で数島大陸に敗れて連勝がストップ。拠点を東京に移して臨んだ2024年3月の那須川龍心戦で判定負けと連敗を喫したが6月の寛人戦、8月のJIN戦と連続初回KO勝ち。12月には麗也に判定勝ちで3連勝となったが、2025年2月に再び数島に敗れた。戦績は11勝(6KO)4敗。  平山は2023年9月に『Stand up』でプロデビュー、King of Rookie 2023 -51.5kg級で優勝して2024年5月からRISEに参戦。末國龍汰には初黒星を喫したが、2025年3月の前戦では弾丸風太に1Rで反則勝ち。戦績は4勝(1KO)1敗のサウスポー。 ▼スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R細越竜之介(team AKATSUKI/同級5位)近藤大晟(及川道場/同級12位、Stand Up King of Rookie 2023 -60kg級優勝)  細越は2021年RISE Nova全日本大会 -65kg級トーナメント優勝・大会MVPを引っ提げて2022年4月にプロデビュー。3戦目で塩川琉斗に敗れるが、その後は4連続KO勝ち。2025年3月、GUMPに判定で敗れ連勝がストップした。戦績は6勝(4KO)2敗。  近藤は2023年2月にプロデビュー。Stand up King of Rookie 2023 -60kg級優勝を果たし、2023年12月からRISE参戦。その時は山科直史にKO負けを喫したが、以後は4連勝(2KO)を飾っている。戦績は8勝(3KO)1敗。 ▼フライ級(-51.5kg)3分3R延長1R麗也(team AKATSUKI/同級5位)伊藤琉之助(EX ARES/同級11位、CKC 2024 -51.5kgトーナメント優勝)  麗也はISKAインターコンチネンタルフライ級王者、第7代新日本キックボクシング協会フライ級王者で、戦績は18勝(6KO)7敗6分。前戦では松本天志に判定負け。  伊藤は空手をバックボーンに持ち、JAPAN CUP 2022 -55kg準優勝。戦績は4勝2敗で、前戦では水野夢斗に判定勝ちしている。 ▼フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R寺山遼冴(ARK FIGHT GYM/同級15位、第3代DEEP☆KICK-53kg王者)吉田晄成(TEAM TEPPEN/スーパーフェザー級15位)  寺山はRISE QUEENとして活躍した寺山日葵の弟で、第3代王者DEEP☆KICK -53kg王者、CKC2021 -54kgトーナメント優勝。前戦は礼司にまさかの判定負けを喫し、今回が再起戦となる。戦績は11勝(2KO)3敗4分。  吉田はTEPPENの新鋭で、2022年4月にプロデビューして以来4戦全勝(1KO)無敗。  寺山は元々TEPPENに所属しており、古巣からのさらに若い選手の挑戦を受ける形となる。 ▼フライ級(-52kg)3分3R延長1RMelty輝(team AKATSUKI/同級2位)YAYAウィラサクレック(WSRフェアテックス幕張/同級4位)  両者は2023年5月に対戦。RISE初出場となるMeltyが、YAYAに番狂わせの勝利を収めた。その後、Meltyは4戦全敗。YAYAは1勝2敗となっており、生き残りを懸けての再戦となる。 ▼フェザー級(-57.5kg)3分3R藤井海人(EX ARES)羅 粋(TARGET)
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