2025年5月12日(月)、魔裟斗が自身のYouTubeチャンネルを更新。今回は、Krushで活躍する木村萌那(K-1ジム目黒TEAM TIGER)を訪ねた。
木村は2001年4月12日、岐阜県出身の23歳。4歳から14歳まで空手を学び、第3回~第9回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会7連覇を飾る。小学4年生からはオリンピック出場を目指してボクシングも始め、2022年女子ボクシング世界選手権大会出場、第20回全日本ボクシング選手権大会女子バンタム級準優勝、第17回・第18回全日本女子ボクシング選手権大会女子ジュニア・フェザー級優勝など輝かしい戦績を収め、2024年11月にKrushデビュー戦を初回KO勝ちで飾ったサウスポー。
デビュー戦はボクシング仕込みのパンチの技術を見せつけた木村だが、2戦目のYuka☆(SHINE沖縄)戦では空手仕込みの蹴り技を多用。1Rから3Rまで、まるでジャブのようなサイドキックを顔面とボディへ次々と蹴っていき、相手を全く近づけさせないワンサイドゲームでフルマークの判定勝ちを飾った。
この試合動画がYouTubeやTikTokなどで公開されると、木村の足を下ろさずに何発も蹴る動作が『ストリートファイター』シリーズに登場する春麗の必殺技「百裂脚」にそっくりだと話題になり、バズった。この動画は海外でも大きな話題となり、世界的ラッパーのスヌープ・ドッグが8,700万人フォロワーがいるSNSで紹介したことで魔裟斗も興味津々の様子。
初対面の印象は「格闘家と言うよりギャルですね、ギャル」(魔裟斗)。「あれ試合の映像見たけど対戦相手の顔をバンバン蹴ってたじゃない。あれ嫌だよ、足の裏で顔蹴られるのって本当嫌なんだよね」と話す。
まずは木村のマススパーを見た魔裟斗は「K-1も戦い方が進化しているよね。昔で言う須藤元気みたいな感じだもんね。そこからバックブローとかやってみたら?」とアドバイス。
【写真】どうやって蹴りをかわすか、様々な試みをしてみた魔裟斗(C)魔裟斗チャンネル 続いてミットで実際に“もな蹴り”を受けてみると「結構ガツッと来る。顔に入ったら嫌だもんな。伸びるもんな」と、まるでジャブのようだと評する。様々な位置に構えたミットにも命中させ、魔裟斗は「どう入ったらいいんだろうな」と、木村の蹴りを掻い潜る方法を考えるが、サイドに回り込んでも追って来る木村に「蛇だね、まさに蛇。蛇ってああいう動きするよね。こっちに回るとこっちに動くんだね。これやだね」と驚く。
それだけでなくパンチのミットを受け「左ストレートとか凄い強いじゃん。結構あるよ、パンチ力」とアマチュアボクシング仕込みのボクシングテクニックとパワーも高評価。
その後は、魔裟斗にローキックの蹴り方を学んだ木村は「(もな蹴りをやった)2戦目が終わってからアンチコメントが多くて、どうしようか悩んでいる」との相談。魔裟斗の答えは「あの蹴りは絶対にやめちゃダメでしょう。一番の武器だから。でもパンチあるから倒せるよ。変える必要は全くないでしょう」と、今のままで行けというものだった。
また、木村が「スターになるためにはどうしたらいいか」と質問すると、魔裟斗は「このままでいいんじゃない。前蹴りとジャブを磨くことが大事なんじゃないかな。あとはやめない。やり続けることが大事」と、自分を貫けとアドバイスした。