【RIZIN】クレベル・コイケ「厳しい試合にはなると思うが、最終的には自分の腕の中に彼が収まる」シェイドゥラエフの2R決着宣言には「それは絶対にない」

　2025年5月4日(日)東京ドーム『RIZIN男祭り』に出場する全選手の個別インタビューが、2日（金）都内にて行われた。 　メインイベント（第16試合）のRIZINフェザー級タイトルマッチ5分3Rで、ラジャブアリ・シェイドゥラエフ（キルギス）の挑戦を受ける王者クレベル・コイケ（ボンサイ柔術）が出席。試合への意気込みを語った。 どんどん進化しているのであと5年は戦える ――現在の心境は？ 「非常に落ち着いていますし、平和な気持ちでいます。東京ドームでメインイベントという機会をいただいて、すごく嬉しく思っています」 ――対戦相手の印象は？ 「若い選手。凄く勝ちたい気持ちもあって、フィジカルが強いのも分かるけれども、自分としてはまた一人倒すだけの選手だと思っています」 ――どんな試合の展開になるとイメージしている？ 「厳しい試合にはなると思います。自分の年齢もありますし。彼の凄く勝ちたいという気持ちも強いでしょうし、長い試合にはなると思うんですが、最終的には自分の腕の中に彼が収まると思っています」 ――この試合に向けて、ATTでどんなメニューを重点的にやって来た？ 「アメリカではレスリングとグラップリングを中心に練習してきました。それが自分の強みだと思いますし、自分の強みをさらに強化することに重点を置きました。相手ももちろんそれが得意なところだというのは分かっているけれども、自分の強いところを強化することが一番いいと思っています。よくあることで、ボクシングとかムエタイを練習しようと思う人もいるんですけれども、自分は自分ができる一番のいいところを強めようと思います。そういう意味で自分のMMAを強化してきました。以前、千裕選手と戦った時もそうでしたし、他の選手と戦った時もそうなんですけれども、自分のMMAのレベルを上げてきました」 ――先日の配信番組では36歳でいつ引退するか分からないという発言もあったが、これまでも引退を意識したことはあった？ 「それについてはサトシとも妻ともよく話すことなんですけれど、自分はこの年齢ですし、続けるよりも辞める方に近い方だと思うんですね。ですが、今回のキャンプで試合のために準備している中で、自分の息子が生まれたのもありますし、今とても自分がいい状態にあるんですよ。千裕選手戦った後もどんどん進化していると自分で感じています。 　なので昔はもうちょっと早く引退することも考えてたんですけれども、今はもう少し続けられると思っています。神様を信じる道も進んでいますし、全てにおいていいコンディションにあります。なので、あと5年は戦えると思っています」 ――ATTではシェイドゥラエフ選手の動きを研究してくれるコーチはいた？ 「もちろんそういった助言をしてくれるコーチがATTにはたくさんいました。あと、とてもよかったのは、今ATTでロシア人がたくさん練習してるんです。なので、彼と似たようなスタイルですとか、彼のスタイルを研究するのにとても役立ちました」 ――シェイドゥラエフ選手は自分も三角絞めが得意だと言っていた。もし彼が三角絞めを仕掛けてきたら、それはクレベル選手にとっては望む展開？ 「それは絶対に起こらないことです。彼の一番素晴らしい夢だとしても、絶対に現実には起こりません」 ――シェイドゥラエフ選手は序盤に関節技で勝つとも言っていたが？ 「それは、言ってみただけでしょう。もちろん彼にグラップリングの技術があるのも分かるんですが、その技術っていうよりもA、B、Cという段階というものがあるんです。自分は柔術でアジアのチャンピオンでもありますし、RIZINでチャンピオンで名前があって、どうして自分がこういう選手なのかというのを試合で見せたいと思います。ぜひ自分と柔術で戦ってほしいですね」 ――シェイドゥラエフ選手の打撃をクレベル選手はどの程度の警戒をしている？ 「もちろん危険だとは思いますが、あまり彼は打撃では仕掛けてこないと思います。もししてきたとしても、それは他のポジションに移行するためにパンチとかを出してくる感じでしょうね。もしそういう展開になっても、自分は冷静でいられます。そこから試合を自分の展開に持って行くことができるからです」 ――いま着ているTシャツに「I am samurai」と書いてあるのはなぜ？ 「自分がそう感じるからです。もし皆さんが認めなくても、自分は自分のライフスタイルですとか、信念が侍に通ずるところがあると思いますし、自分のことを侍だと思っています。ラストサムライだという精神を持って戦っています」 ――声に元気がないが、体重調整は大丈夫？ 「全然、大丈夫。みんなも心配しなくていいです。全然大丈夫なので本当に気にしないでいいです。ありがとうございます」