【Krush】6勝（4KO）無敗のホープ関口功誠が世代交代宣言「勝ってK-1を引っ張っていく選手になれたら」、迎え撃つ新美貴士「相手が誰でも倒しに行くだけ」

　2025年4月29日(火)東京・後楽園ホール『Krush.173』の前日計量が、28日（月）都内にて正午より行われた。 　セミファイナルのフェザー級3分3R延長1Rで対戦する、新美貴士（名古屋JKファクトリー/第5代Krushフェザー級王者）は57.5kg、関口功誠（ALONZA ABLAZE）は57.45kgでそれぞれ計量をパス。 　計量を終えて会見に出席した関口は「ホッとしています。明日は調子もいいので勝つだけだと思っています」、新美は「前回の試合よりレベルアップした姿を明日、試合で見せたい。楽しみにしていてください」とそれぞれコメント。 　向かい合った印象を聞かれると、関口は「修羅場を潜ってきた感じがした」と、自身の6勝（4KO）無敗に対して18勝（8KO）11敗1分と5倍の戦績を持つ新美から感じ取ったという。対する新美は「特に何も感じることはなかったです」とあっさり。 　無敗の若手ホープを迎え撃つ心境を聞かれた新美は「関口選手はいい選手だと思っているし、映像で見ても強い選手だと思っているけれど、僕は自分のやるべきことをやって、相手が誰でも倒しに行くだけなので倒しに行きたい」と、相手のことは関係ないとする。 　一方の関口は7戦目にして元王者と戦うことに「ここで勝ったらおいしいなと思っていたので、決まった時はモチベ―ションも高くなりましたし、Krushタイトルマッチが見えてくると思う。さらに、新美選手を倒して勝ったらK-1のタイトルマッチも見えてくる。だから倒して勝ちたいなと思います」と、一気に道が開けるとやる気十分。 　キャリアも実績も差がある両者のマッチメイクにどんな意味があると思うか、との問いに関口は「世代交代なのかなと思っていますね。新美選手は僕がデビューする前からKrushもK-1も盛り上げてきてくれた選手なので、自分はここで勝ってK-1を引っ張っていく選手になれたらと思っています」と、世代交代を期待されて組まれた試合だと認識しているという。 　対する新美は「どんな意図であろうが、用意された相手を倒すだけです。何も気にすることなくしっかり倒します」と仕事人ぶりが伝わる返答。 　では、世代交代すると言われたことについてどう思うかと聞かれると「僕は全盛期がまだというか、一試合一試合レベルアップしている実感があるので、全然世代交代にならない。試合を見ていただきたいと思います」と、まだまだ自分が全盛期に達していないので世代交代にはならないとした。 　また、ヒップホップ系のファッションで会見に出席した意図を聞かれると「僕はいいスーツを持っていないので、スタイリストに選んでもらいました」と、スタイリストがいると笑った。 　最後に関口は「明日は絶対に勝って、自分が次のK-1を引っ張って行く選手になる」、新美は「明日は絶対に勝つ。最後は倒して勝ちたい」と、それぞれ宣言した。