ツーショット撮影でも嵐(左)は山脇をにらんだままだった
2025年4月27日(日)東京・後楽園ホール『アイピック株式会社PRESENTS NJKF×CHALLENGER 8』の前日計量が、26日(土)都内にて正午より行われた。

今大会では、武田幸三CHALLENGERプロデューサーが「念願であった」というWBCムエタイ日本統一バンタム級王座決定トーナメントとNJKFスーパーバンタム級王座決定トーナメントの1回戦がそれぞれ行われる。

メインイベントのWBCムエタイ日本統一バンタム級王座決定トーナメント1回戦3分3R延長1Rで対戦する、NJKFバンタム級王者・嵐(KING gym)は53.52kg、RKSバンタム級王者・山脇飛翼(K-1ジム心斎橋チームレパード)は53.10kgでそれぞれ計量をパス。

嵐は現NJKFバンタム級王者。今年4月にはNJKFとスックワンキントーンとの対抗戦として、スックワンキントーンバンタム級王者・桂英慈と対戦するもドロー。昨年11月のJAPAN CUP 55kgトーナメント一回戦では壱・センチャイジムと激闘を繰り広げた。
山脇はK-1甲子園2019 -55kg王者&RKSバンタム級王者。昨年4戦4勝1KOと無敗の戦績を残し、前回は昨年10月に行われたNJKF大阪大会では志賀将大をヒジ打ちで切り裂き、TKO勝利を飾った。

会見で山脇は「僕は、このWBCベルトに思い入れがあって、アマチュアの時に獲らせていただきました。その時からプロのベルトが欲しかったので、やっとあと2回勝ったらもらえるなと楽しみです。明日はK-1ファイターでもムエタイが出来ることを見てほしいです。山脇飛翼をしっかり見てほしいです」と、K-1ファイターでありながらヒジありルールでも勝てるところを見せたいと意気込む。これに嵐は「お前ね、WBCに愛があるとか簡単に獲れるベルトじゃねえんだよ」と、ベルトは渡さないと言い放つ。

(C)NJKF
嵐が「向こうはSNSで頑張っているらしいけど、相手にならない。1R3分で仕留めます」と1RでKO宣言すると、山脇は「1Rで仕留められなかったらどうするのか聞きたい。僕は倒さないです。倒せないじゃない、倒さない!」と3Rフルに使っていたぶりたいと挑発。
これに嵐が「お前な、煽り映像見たら3R漬けると言っておいて、ボディで倒すとかどっちだよ。ハッキリしろよ」と声を荒げ、「何でもいいよ、言って見ろ」と言うと、山脇はKO出来なかったらNJKFのベルトを返上しろと要求。嵐は「いいよ。その代わり、お前が俺に勝たなかったら丸刈りな」と負けたら坊主にしろと要求した。

(C)NJKF
嵐は、進化したことは何か、壱戦から変わったことは、気持ちの立て直しは出来たか、との質問全てに「全部です」と答え、別人になったということかと聞かれると「そうじゃないですか。前回試合を見た人は、そう思うと思います」と大きな進化を遂げてきたとする。
山脇は、ツーショットでも目を離さなかった嵐について聞かれると「べつに。減量してちょっと顔が細くなったくらい」と気にならないと答え、「ムエタイはヒジ、首相撲が好きで。相手がどうこうではなく、自分が進化している姿を楽しみにしてください」と自分に注目してくれと語った。

▼第 8 試合WBCムエタイ日本統一バンタム級王座決定トーナメント3分3R(EX1)
JIN(楠誠会館/MA 日本バンタム級王者/JAPAN CUP KICK バンタム級王者)→53.15kg
星拓海(IDEALGYM/スックワンキントーン バンタム級王者)→53.20kg

髙木三兄弟・長男JINはMA日本バンタム級王者でJAPAN CUP KICKバンタム級王者。キック、ムエタイ、空手をバックボーンに持ち、昨年8月はRISEで松本天志にKO負けも11月の『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』ではブレイキングダウンのとしぞうを判定で下した。
星は、スックワンキントーンバンタム級王者。昨年11月にスックワンキントーンでバンタム級王者の桂英慈を判定で下して、同王座を獲得した。今年2月はRISEで上村雄音から判定勝利を収めている。

JIN
「(意気込み)明日のために、しっかり仕上げてきて、今大会一持ち上げていきたいと思います。(面白い試合とは)チョコチョコ逃げるゴキブリみたいな戦法ではなくて、真正面から打ち合う、俺見たいな試合です。まあ、明日、楽しみにしてください。(相手がテクニックを見せたいと発言したことについて)正直ダサいなと。俺は真正面から打ち合いたい」

星
「(意気込み)今日まで仕上げてきたので、明日がとても楽しみです。明日は必ず勝つので応援をお願いします。(逃げずに打ち合えと)自分の戦い方的に、当てさせずに当てることをやっているので。自分のテクニックを存分に見せて勝ちたい。(打ち合わないのがダサい?)その上で、倒して勝ちたい」



