自分がキックを始めるきっかけとなった相手と拳を交える前田
2025年4月27日(日)東京・後楽園ホール『アイピック株式会社PRESENTS NJKF×CHALLENGER 8』の前日計量が、26日(土)都内にて正午より行われた。

これが通算101戦目、自身がこだわり続けたフェザー級(-57.15kg)での100戦目メモリアルマッチとなる第11・第13・第15代全日本フェザー級王者の“平成キックボクシングのカリスマ”立嶋篤史 (ASSHI-PROJECT)は、1度目の計量を57.50kgで350グラムオーバーし、14:30までのクリアを目指す。
対戦相手のNJKFスーパーバンタム級4位・前田浩喜 (CORE) は56.85kgでパス。一人で会見に出席し、「立嶋選手は計量オーバーでいないけれど、試合はやってくれると思うので自分と立嶋選手が作り上げる空間を楽しんでいただければと思います」とコメント。

体重がかなりアンダーであったことについては「自分も一時期フェザー級でやっていたので大丈夫です。フェザー級3分5Rは立嶋選手のこだわりなので、それはやる時点で決めたので問題ありません」とする。
改めて相手の印象を聞かれると「自分がキックボクシングを始めるきっかけになったのが立嶋選手と前田憲作選手の試合でした。強い選手がいるんだ、雰囲気ある選手がいるなと影響を受けて始めたので、まさか戦えるとは思わなかったので、決まった時は嬉しかったのでその気持ちをぶつけたいと思います」と、自分がキックボクシングを始めるきっかけを作ってくれた選手だと打ち明けた。
「自分が52戦やってきて、一番ビッグネームの選手なので、90年代に活躍してきた有名な選手と戦えるのは価値があること。テンションが上がってやってやるって気持ちになりました」と、オファーが来た時はテンションが上がったとの話も。

この試合が立嶋にとって最後の試合になる可能性もあるが、と聞かれた前田は「引退するかしないかは本人が決めること。でも、自分と試合することで、もういいかなと思わせるくらい圧倒したいと思います」と、もし最後の試合になっても悔いが残らないような試合にしたいと話した。
また、武田幸三プロデューサーはこの試合について「3分5Rはリスペクトをこめて。立嶋選手は私がデビューした時はすでに大スターでした。年齢は1個しか変わらないけれど、現役の時からずっと見ていて、特例ということでレジェンドということでやらせていただきます。本人もフェザー級にこだわる、ヒジありキックボクシング3分5Rで続けたいとのことでした。普通ならやらないです」と、フェザー級100戦目に到達した立嶋に敬意を払っての今回のみの特例だと説明した。



