タイからの推薦で初来日するポズドニアコフ、その実力は(C)KNOCK OUT
2025年4月6日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2025 vol.2』(U-NEXT配信)にて、メインイベント(第8試合)のスーパーファイトKNOCK OUT-BLACKウェルター級3分3R延長1Rで中島玲(ハイブリッドアカデミー)と対戦する初来日のユリアン・ポズドニアコフ(ウクライナ)のインタビューが主催者を通じて届いた。
ポズドニアコフは身長176cm(中島は167cm)、戦績14勝(6KO)4敗の22歳。ウクライナIFMA王座、Europe WKU K1 -70kg王座、ウクライナK1 WAKO王座を獲得。シッソンピーノンジムに寝泊まりしてシッティチャイと一緒に練習してムエタイの腕を磨き、タイで行われたKARATE COMBAT、カンボジアのクンクメール大会でも勝利している。
私は魂と心で戦うファイター
──今回が初来日だと思いますが、日本の格闘技、またKNOCK OUTというイベントについてどんな認識がありますか?
「多くの友人からKNOCK OUTというプロモーションについて聞きました。日本で自分の戦う姿を見せるチャンスを得られて、夢のようです」
──今回対戦する中島玲選手の印象と、特に警戒すべきと思う点は?
「彼はKNOCK OUTのチャンピオンで、とても強い選手です。まさに、殺すか殺されるかですね」
──中島選手は元プロボクシング王者です。そこについて思うことは?
「地球上のどのファイターと戦うよりも、激しく心臓が鼓動します」
──自分としてはどんな試合をしてどう勝ちたいと思っていますか?
「私は魂と心で戦うファイターなので、自分の持っているあらゆる武器を皆さんにお見せして勝ちたいと思います」
──格闘技、キックボクシング歴を教えてください。また始めた理由は?
「私は小さな村で産まれた小さな子供でした。私は自分の出身地で初めてウクライナを代表して世界で戦うファイターになりたくて、キックボクシングを始めました。次は日本です。家族はまだ私が日本で戦うことに驚いています。私は大きな歴史を作るために、一人で1万3千キロもの距離を越えてアジアまで来ました」
【写真】KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者・中島玲と対戦する
──今の練習環境について教えてください。
「今はタイで練習しています。毎日、自分自身と向き合って鍛練を重ねています」
──オーストリア、ハンガリー、タイでの試合記録を確認できていますが、他にこれまで試合をした国はどこがありますか?
「イタリア、ウクライナ、トルコ、ドイツ、チェコ共和国……私は人々に私の名前を覚えてもらうために色々な国で戦っています。私は故郷を離れ、名前を残す戦士としてすべてを犠牲にしました。そして今、私の人生はこれから変わります」
──昨年11月にはタイで「KARATE COMBAT」大会に出場して勝利しています。オープンフィンガーグローブで、倒れた相手への打撃も認められるルールですが、その戦いで得たものは?
「戦いが自分のライフスタイルそのものなので、どんなルールの戦いでも構いません。そして『KARATE COMBAT』のような戦いは本当の自分を試す機会にもなります。自分が勝てると誰も信じてくれないときに、すべての痛みに耐えて勝つための大きな心を持っているかどうか、そして勝つかどうかを試します」
──今回はヒジなしのBLACKルールですが、これまでヒジあり、ヒジなしの試合数はどれぐらいですか? またどちらが得意ですか?
「自分としてはヒジありの方が好きですが、私は一生を格闘技に捧げています。だからいつも自分のスタイルを変えているので、どのルールでも問題ないです」
──今後の目標を教えてください。
「白い灰のように燃え尽きるまで戦い、そして必ずKNOCK OUTのチャンピオンになります」
──中島選手にメッセージをお願いします。※ポズドニアコフも中島も『NARUTO』の大ファン
「もうすぐ第四次忍界大戦でお会いしますが、運命は変わり、世界は永遠の無限月読(『NARUTO -ナルト-』の、うちはマダラが使う幻術)に吸収されます。永遠の無限月読は平和への真の鍵です。私はレイと握手します。私はあなたを尊敬しています。最高の戦いをしましょう」