【RIZIN】榊原CEOが青木真也のRIZIN復帰に「興味がある。毒されそうで怖いけど」

　2025年5月5月4日に5月4日・東京ドームで開催される『RIZIN男祭り』の追加対戦カード発表会見が3月26日、都内にて行われ、会見後の囲み取材で榊原信行CEOが、23日のONE日本大会でグローブを置いた青木真也について「興味がある。最終フィニッシュをしてキャリアを終えていく上で、お互いみんなに届くことができるんであれば、話してみたい」と語った。 　青木は、23日のONE Championshipさいたまスーパーアリーナ大会で、エドゥアルド・フォラヤン（フィリピン）と4度目の対戦に臨み、1Rわずか53秒、腕十字で一本勝ち後、リングにグローブを置いて“引退”を示唆。 　試合後のインタビューでは「ONEを辞めるのか、選手を辞めるのか考えたい。チャトリ（CEO）が僕の（引退の）道を作れるなら、ONEで辞めてやる。作れねえんだったら、ONEで辞めねえよ。ボーナスが出ないのも忖度だろ」と、MMAファイターの最終章に向けて、不満を語っていた。 　26日の『RIZIN男祭り』会見後の囲み取材でRIZINの榊原CEOは、青木のRIZINカムバックへの興味について問われ、「あります。2015年12月29日に『SARABAの宴』で桜庭和志と戦って、それ以来、RIZINに関わることは無いんですけど、一つの格闘技の歴史を紡いでいる中で、青木真也という、世界を向こうに回して戦った選手ではあるので。青木とも1回しっかり話をして、お互い意義のあること──単純にお金だけ（の話）ではないと思うんで、そのちゃんとテーマがあって、彼が本当に最終フィニッシュをしてキャリアを終えていく上で、お互いの身になること、みんなに届くことができるんであれば、話してみたいなと思います」と語った。 　RIZINなら青木の“死に場所”を用意できるか、と問われると、「できると思います。青木は死ぬ気はないと思いますけどね（笑）。“食ってやろう”っていう。ここまで貯めた十年の貯金を全部、俺が持って帰って最後引き出して、あのしゃがれ声でザマーミロと。ただ、毒されそうで怖いですよね。本当に」と、復帰を決めれば、青木がRIZINの10年を持って行く気概で来るだろうと語った。