【GLORY】GLORYとBETRが米国マイアミで新シリーズを開催。ウェルター級王者クワジとライト級王者ベスタティが再戦！YouTube無料ライブ配信も

　2023年8月に海人に判定勝ちするなどGLORYライト級8連勝後、2024年10月にウェルター級王者チコ・クワジ（44勝5敗1分・23KO）に挑戦し、ドローだったティジャニ・ベスタティ（27勝4敗1分・9KO）が5月1日（日本時間2日）、米国で再びクワシのウェルター級王座に挑戦することが発表された。 　同試合は、大手スポーツゲームおよびメディア企業であるBETRとGLORYが提携して開催される、招待制キックボクシング大会シリーズ『GLORY UNDERGROUND: POWERED BY BETR』第1回大会にて行われる。 　GLORYウェルター級世界王者と同ライト級王者による再戦は、5月1日にフロリダ州マイアミのBetr本社で行われ、YouTubeで世界中に無料でライブストリーミングされる。また、観客としてインフルエンサー、アスリート、有名人など、約100人が招待される。 　すでに、このパートナーシップシリーズの第2弾が「2025年夏の終わりに開催」予定。 　第1回大会の全5試合の対戦カードは、近日中に発表される。 　18歳でGLORYと契約したライト級王者ベスタティ。“ワンダーボーイ”のニックネームを持つ、このオランダ系モロッコ人は2016年からGLORYに参戦し、 ストーヤン・コプリヴレンスキー、シッティチャイ・シッソンピーノン、マラット・グリゴリアンには敗れるも高い勝率で、2021年9月には王座決定戦でエルビス・ガシを破りGLORYライト級王座に就いた。同王座は2022年5月にジョシュ・ジャンシーをKO、同年10月にコプリヴレンスキーにリベンジを果たして2度の防衛に成功。2023年3月には同時二階級制覇を狙ったGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルンの挑戦もKOで退け、3度目の防衛に成功。8月には海人を判定で破り4度目の防衛に成功すると、2024年3月にエンリコ・ケールにも判定勝ちで5度目の王座防衛に成功。 　2024年7月にウェルター級に挑戦し、元GLORYウェルター級チャンピオンのエンディ・セメリアに判定勝ち。2024年10月のGLORY96でウェルター級王者のチコ・クワジに挑戦。ドローとなっていた。25勝（9KO）4敗。27歳。 　ウェルター級王者の“ルフィ”クワジは、アムステルダムのマイクスジムの出身で、ヨーロッパの地域大会で圧倒的な強さを見せた後、2023年にGLORY入り。GLORYデビュー年に3連勝を記録した後、パリで開催されたGLORY 91で、長年チャンピオンだったエンディ・セメリアに挑戦して勝利し、GLORYウェルター級世界王座を獲得した。以降、ベスタティとの引き分けや、2025年2月のテオドール・フリストフに判定勝ちなど、2度ベルトを防衛している。 　3度目の王座防衛を達成すればセドリック・ドゥンベ、ニキー・ホルツケン、セメリアと並んで、ウェルター級タイトル連続防衛記録を更新することになる。 　GLORYのマーシャル・ゼラズニックCEOは、「GLORYはファンが望むものを提供することで格闘技を再定義しています。Betrとそのクリエイターファミリーと提携することで、最も魅力的でエキサイティングな試合をファンに直接お届けします。今日のファンは、従来のネットワーク以外のアウトレットを通じてコンテンツに参加したり発見したりしています。これらのソーシャルでインタラクティブなインフルエンサーコミュニティは、格闘技ファン層の核心に迫ります。このモデルを通じてコア製品を提供する世界的に認知された最初のスポーツブランドであることを誇りに思います。私たちはファンが住んでいる場所でファンに会い、彼らが信頼する声を通じて関わります。 　GLORYほどの大きなブランドがこのような新しい形式のメディアでこのような方法で働くのは初めてであり、Betrのような革新的で先進的なグループと一緒にこの戦略を開始できることを誇りに思います」とコメント。 　また、BetrのCEOであるジョーイ・レヴィ氏は、「GLORYとBetrは、まったく新しいタイプの格闘技体験を提供するために協力します。両社の協力により、従来のスポーツメディアモデルを覆し、格闘技を新たな高みに引き上げる共有可能な瞬間を生み出します。このパートナーシップは、素晴らしい試合を開催するだけではありません。Z世代のファンの共感を呼び、デジタル時代の精神を捉えた新しいタイプのスポーツメディア体験を生み出すことです。米国市場でのGLORYの存在感を高め、当社のクリエイターネットワークを活用し、本物で忘れられないバイラルコンテンツをお届けできることを楽しみにしています」と期待を寄せた。 【写真】6月14日の『GLORY100』ではリコ・ヴァーホーベンの王座戦も決定。