数島（左）と松本（右）のフライ級対決がメイン
2025年2月23日（日）東京・後楽園ホール『RISE 186-RISE 22th Memorial event-』の前日計量＆記者会見が、22日（土）都内にて14：00より行われた。
メインイベント（第11試合）のフライ級（-51.5kg）3分3R延長1Rで対戦する、同級1位・数島大陸（及川道場）は51.35kg、同級2位・松本天志（TARGET SHIBUYA）は51.45kgでそれぞれ計量をパス。
会見で松本は「明日は22周年の記念大会のメインイベントを務めさせていただくので、試合内容でもしっかりメインを勝ち取りたいと思っています。あと1年半ぶりのリベンジということで、今までやってきたことをしっかり結果で証明したいと思います」と、メインの大役を果たすこととリベンジを誓う。
迎え撃つ数島は「明日は前回負けて一発目というのもあって自分の中で第2章の始まりかなと思う。対戦相手も松本選手でめちゃめちゃ強い選手なのでしっかり勝って、フライ級には数島大陸がおるなっていうのを改めて皆さんに分かってもらおうと思うのでよろしくお願いします。あと、花言葉（※数島がSNSでほぼ毎日つぶやいている）を期待していると思いますが、これは勝ってからということで。勝ってしっかり花言葉をぶちかますので期待していてください。キックボクサーは泣かないぜ！」と、第2章の始まりにするとした。
RISEの22周年記念大会ということで、RISEで最も記憶に残っていることは何かとの質問があり、松本は「僕は（数島との）タイトルマッチですかね。あの時の悔しさはもう味わいたくないので、ここから勝ちまくってベルトを獲りたいと思います」、数島は「僕も松本選手とやったタイトルマッチで、その時は僕が勝たせてもらったんですけれど、明日は松本選手は僕に勝つように仕上げてきていると思うので、そこの勢いに負けずに明日も僕がしっかり勝とうと思います」と、両者とも前回の対戦をあげた。
11月のスーパーフライ級王座の初防衛戦で那須川龍心に初回KOで敗れ、どう立ち直ったのかを聞かれた数島は「勝負の世界は勝ちと負けがあって、負けて凄く悔しかったけれど一番大きかったのはジムの仲間が他の大会で勝ったりして凄い元気をもらったし、ここで落ち込んでいてもしょうがないと思って。仲間が勝っている姿を見て、自分ももう1回勝ってみんなに逆に元気を与える立場にならないとあかんなと思ったので、そこが一番もう1回頑張ろうと思えた一番大きいところです」と答える。
前回から短いスパンでの再起戦となったが、どう変わったのかとの問いには「気持ち面がむちゃむちゃ変わったかなと思っていて。技術面も変わったけれど、それは試合でしか見せられないと思うけれど、気持ち面で1回王者になってああいう負け方していいことも悪いことも経験出来て。この経験は凄く大きいなと思って。その経験を活かした試合に対する気持ちとか、試合の動きにも出ると思うので自分自身も楽しみです」と、気持ちの面で大きな変化があったとする。
松本にも、前回数島に敗れてからどう変わったかとの質問があり、「あの試合は自分のエンジンがかかるのが遅くて終始数島選手のペースっていう試合だったので、そこから1から自分のペースで戦っていけるようにってことを意識しています」と、戦い方が変わったと答えた。
まだ会場に行くか迷っているファンへ向けて、との質問に松本は「観に行こうか迷っている人たちは、22周年に出ている全選手、自分が一番見られたいって想いが強い選手が1試合目から並んでいると思うので、一人一人の今までやってきたことはリングでしか証明できないので、そこは見る価値は絶対にある。現地でしか味わえない空気感や臨場感を感じ取ってほしいですね。迷っている方はぜひ来てください」と呼びかけ。
数島は「これは全選手に言えると思うんですけれど、明日のために命削って減量もして、やりたいこともある中で仕上げてきて全選手が戦うと思う。それって非日常なことだと思うので、それをテレビで見るのと現地で見るのとでは全然違うと思うし、迷っている人は必ず来て損はないと思うので来てほしいです。今はSNSがある時代なので、いろいろな選手のことを事前に調べて見に来てもらえると、さらに面白くなると思うので迷っていたら必ず来てください。絶対に後悔はさせないです」とメッセージを送った。
