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2024年11月17日(日)愛知県・ポートメッセなごや 第1展示館にて開催される『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』でヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)と対戦する摩嶋一整(毛利道場)が15日、メディアの囲みインタビューを行った。
同じ山口県の仲間と磨いてきた。そこを譲る気はない
──名古屋大会のメインイベントでヴガール・ケラモフ選手と戦う気持ちをお聞かせください。
「練習もしっかりやることやってきたんで、あとはやるだけという感じですね。やはり、僕は地方からサラリーマンとして仕事しながやらやってきて、今回メインイベントやらせていただけることで、同じような環境の人たちにもいい影響というか、自分が見本となって活躍できたらいいと思います」
──2月の佐賀大会で一度対戦が決まっていて無くなってしまったケラモフ戦が実現しました。改めて印象を。
「前チャンピオンですし、フィジカルもパンチも極めもある、本当にすごく強いファイターだと思います」
──今回の試合のテーマは?
「テーマは特にないですけど、極めて勝つということだけです」
──今回はご自身がフィニッシュするイメージがあるということでしょうか。
「そうですね」
──今年3試合目になります。仕事との兼ね合いもあるなか、ペースとしてはいかがですか。
「多いしハードですね(笑)。キツイです。でも、メインにもなりましたしやりがいがあります」
──結果次第で年末も?
「年末はもう無理です(笑)」
──前戦が『超RIZIN.3』という大きな大会でした。反響は大きかったでしょうか。
「前回は今回と違い第1試合で無料放送もあって、たくさんの人が見てくれていたので声かけられる頻度もすごく増えました。嬉しかったです」
──クレベル選手にインタビューしたところ、「摩嶋選手が勝つ」と断言し、「自分も千裕に勝ってタイトルマッチしましょう」ということでした。
「クレベル選手とは、一度対戦して負けて、極めがすごく強くて、僕が憧れる──僕も極めて勝つことが目標で、それをクレベル選手は強い選手に対してやってきて目標にしていて、誕生日も一緒で、お子さんも生まれてお子さんの誕生日も一緒で、すごく縁を感じるというか、僕もすごくリスペクトしていて戦いたいです」
──ケラモフ選手は「グラウンドでも打撃でも自分が勝っている」と自信を見せました。摩嶋選手はどうとらえていますか。
「戦ってみないと分からないところがいっぱいあるけど、自分も組みが得意ですごく磨いてきたので、同じ山口県の仲間と磨いてきてそこを譲る気はないですし、僕の方が勝っていると、試合で極めて、見せたいです。打撃もパワフルなパンチを相手は持っていますし、自分も練習してきたのでそこも見せたいと思います」
──対策にぬかりはないと。ケラモフ戦に向けての戦略、勝ちパターンはどれほどイメージを色々しましたか?
「フィニッシュは自分の得意なマウントからとかバックから、どこからでも極められると思いますが、最後は自分がトップを取って極めることをイメージしています」
──ここまで戦略を練ってくることはあまり無かったでしょうか。
「今回もそんなに戦略ってほどではないです。やってみないと分からないので。いつも通りです」
──どちらかと言うとご自身のパフォーマンス最大限に出して最後に勝つイメージでしょうか。
「そうですね、やりながら考えて、あとはやってきたことを出すだけです」
──試合までの間、LEOSの森戸新士選手がグラップリングで連戦し、毛利昭彦代表のセコンドでも姿を見ました。両コーチの試合への取り組みはどのような刺激になりましたか。
「毛利さんも森戸さんも日頃からよく練習しているので、試合で刺激というより、日々刺激もらってるんですけど、毛利さんも自分より大きな相手と戦いました。森戸さんも連戦して連勝、仲間がいい結果だから自分も、とはなります」
──「極めて勝つ」とのことですが、ともにトップが強い者同士、ケラモフ選手との上の取り合いへの自信をどのように得てきましたか。
「大きな相手とも組む選手をしてきましたし、森戸選手はじめ柔術家と上を取られた展開を練習してきたので大丈夫かと思います」